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県警対組織暴力 [カ行の映画]



県警対組織暴力(けんけいたいそしきぼうりょく)を観た。新文芸坐にて。狐狼の血との二本立てで本作だけ。
昭和38年、西日本のある地。かねてから因縁のある二つの暴力団の抗争が激化。地元警察は暴力団と癒着していたが県警が本格的な捜査に乗り込みその関係は終わりを告げる。

1975年東映製作。深作欣二監督。東映実録路線の1本だけど実話なのかは分からない。
終戦が昭和20年で、戦後の混乱の中で台頭する暴力組織とそれに擦り寄る警察関係者という関係が約20年のちに改められる時が来て。
暴力組織と警察の関係がよろしくないものだとしても密接な付き合いをしていればお互いの個人と個人の間には友情だったり信頼だったりも生まれているわけで。それが為す術無く終わらせられるという哀しみもあるけど、やっぱり社会的によろしくないものは改められないとよろしくないし。
辰っちゃん演じる県警のエリート刑事はアンタッチャブルでのエリオット・ネスだなあと思った。しかし本作においてはヒーローとしては扱われず。最後はちゃっかりとより高給が望めそうな所に行ってしまうというのがこの映画らしいし現実でも起こっていた事なのだろう。

映画の中では「西日本のある地」と、どことは限定されていないが広島弁を喋っている。成田三樹夫さんと川谷拓三さんは関西弁。
広島弁のやり取りが面白い。ののしり合いとか悪態とか聞いてるとつい笑ってしまう。
本作は暴力的というか暴力そのものの映画だけどもっと穏やかで平和な内容で広島弁でのやり取りが聞ける映画を観てみたい。
がんばっていきまっしょいが思い浮かんだけど愛媛が舞台だった。

追記
青春デンデケデケデケがあるじゃん。と思ったけど香川が舞台だった。青春デンデケデケデケにはヤング・ホーガン浅野さんが出演している。
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500ページと累 [映画]

500ページの夢の束を観た。
スタートレック脚本コンテストに大作を書き上げたウェンディ。自ら届けにハリウッドのユニバーサルスタジオへと向かう。

他人とのコミュニケーションが上手く取れないウェンディ。初めての一人(と一匹)旅で様々な経験をする。そうそうウェンディにとって都合のいい事は起こらず試練の旅。世知辛いなと思うがとかく世間はそういうもので。
だけども外の世界に飛び出していく事でウェンディの世界は広がっていって。そこら辺が宇宙探索を続け常に新しい世界へと踏み出していくスタートレックとつながっているのだろうと思う。



累かさねを観た。
その口紅をさしキッスをすれば相手と容姿が入れ替われる。

シムソンズ、キサラギの佐藤祐市監督という事だけで観た。
伝説の女優である親から受け継いだ演技力を持ちながら顔に傷を持つため人目に付かない生き方をしてきた女性と、誰もがうらやむ絶世の美貌ながら演技力が今イチな女優がホーガン浅野の企てによりキッスで容姿が入れ替わる。
一人は美貌と演技力を兼ね備えた女優として一躍注目を浴び、一人はその華やかな人生を陰から眺めるだけ。一方は優越感の塊、一方は劣等感の塊。そのエゴとエゴが最終的にぶつかり合う。
優越感=悪、劣等感=善という見方になってしまうが芸能界という特殊な社会では一概にそうとも言い切れない。どんな不道徳な手段を使っても誰よりも秀でたものを持つ者が勝者であり称賛を受け伝説にもなり得る。
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きょうのポストカード(プレデターとロッキー)

ザ・プレデター公開記念(特別出演S・スタローン)


プレデター.JPG

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伝説と凱旋とプレデター [映画]

バーフバリ伝説誕生、バーフバリ王の凱旋を観た。
古代インドで栄えたマヒシュマティ王国の豪華絢爛お家騒動。

新文芸坐での2本立て。
2本とも国際版での上映。なので完全版と較べるとちょっと短い。と言っても2本で4時間40分くらい。
その長さに反比例して王の凱旋のエンドクレジットが一瞬で終わったのが良かった。



ザ・プレデターを観た。
犬を連れたプレデターが地球に飛来。後を追ってもう1体のプレデターも現れる。

プレデターに出演していたシェーン・ブラックが監督、脚本。あと、プレデター2に出てたゲイリー・ビジーの息子ジェイク・ビジーが出てた。

真剣さの中に笑える要素も入れるというのはアクションエンターテインメントとしてとても重要だと思う。本作の場合あまり上手くいってない様に思えたけど。

珍しく日本も世界公開に合わせての公開。世界的に大ヒットすれば続編が出来るのだろう。そんなに有名な人が出ていないのでそれほど大ヒットしなくても出来そう。
続きも観てみたい気もするがあの感じからするとプレデターと人間の全面戦争というリブート版の猿の惑星みたいになってしまいそうで、それはあんまり観たくない気もする。
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きょうのポストカード(パルプ・フィクション その2) [映画のポストカード]

KT、KT、QTと続いてOT








民生さんは今のはソフトアフロ? もっとハードになっていくのだろうか。
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きょうのポストカード(パルプ・フィクション) [映画のポストカード]

KT、KT(KITANO TAKESHI)と続いたのでQTのパルプ・フィクション
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パルプ・フィクション (2).JPG
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きょうのポストカード(3-4x10月) [映画のポストカード]

なんだかんだでもうほぼ10月。
3-4x10月 さんたいよんえっくすじゅうがつ
3-4x10月.JPG
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きょうのポストカード(KT) [映画のポストカード]

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2002年の日韓合作映画。阪本順治監督。1973年、東京で起きた金大中事件を描く。
骨太な映画で良かった印象だけど韓国では興行的には失敗だったとか。


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泣き虫と1987 [映画]

泣き虫しょったんの奇跡を観た。
年齢制限によりプロ棋士になる資格を失った男の再挑戦。

この映画を観て将棋自体が面白いと思う人はどれほどいるんだろうか。なんかよく分からないうちに勝敗が決まってしまう。
将棋を分かり易く尚且つ面白く見せるのは難しいのだろう。最近の他の将棋映画はどうだったのかは知らない。
阪本順治監督、赤井英和主演の王手(1991年)は面白かった印象。赤井さんのキャラクターが面白かったというのも大きいが。王手の原作、脚本は本作の豊田利晃監督(脚本も)のデビュー作。

映画との相性がいいのはポーカー。麻雀もいいと思う。
チェスもルールはよく分からないけど相性はいい気がする。そうなるとやっぱり見せ方という事になるのか。



1987、ある闘いの真実を観た。
1987年、韓国。軍事政権下での権力者の横暴に立ち向かおうとする人々。

民衆が立ち上がり犠牲者を出しながら民主化へと向かってゆく。そして韓国は今では誰もが幸せに暮らせる素晴らしい国になったのかというとなかなかそうもいかない。
国や社会は常に現在進行形で続いてゆくのだからハッピーエンドというのは永遠に迎えられないものなのだろう。
その中で生きる個々の人たちのハッピーエンドやバッドエンドがあって、だけどそういうのは大概見落とされる。その事を忘れてはいけないという映画。
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MEGとペンギン [映画]

MEGザ・モンスターを観た。
巨大鮫VSジェイソン・ステイサムと仲間たち。

1ヶ所思わず声を出して驚いてしまってかなり恥ずかしかった。

人間の前に現れる事の無かった凶暴な深海生物がその姿を現す。っていうのはピラニア3Dと一緒。
被害者は出るけどもそんな深刻な話にならないのも一緒。そこがいい所でもある。
元居た場所では何喰ってたんだろう? という疑問はピラニア3Dの時も思った。




ペンギン・ハイウェイを観た。
少年とお姉さんとペンギンと世界の果て。

SFファンタジーという事でいいんだろうと思うが、よく分からない話ではある。そして長い。1時間59分。そのよく分からない話を少年のひと夏の思い出として綺麗にまとめた感じ。
森見登美彦さん原作。森見作品の主人公は世をすねた大学生という場合が多い様に思う。その世をすねた青年の真偽は定かで無かった自称神童時代という事で観れば本作の奇妙な出来事も納得がいく。ような気がする。
なので女性のおっぱい至上主義である事もそれは森見作品の主人公であるのだから当然。まだ少年なのでおっぱい至上主義もこじらせていないが、それを段々とこじらせ、色んなものをこじらせまくって神童から世をすねた大学生へと成長してしまうのだろう。

予告を見た段階ではそんなに期待していなかった作画が良かった。作画監督が5人いるけど今ってそういうシステムなんだろうか。
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きょうのポストカード(アニメージュの付録) [映画のポストカード]

ナウシカ
風の谷のナウシカ (1).JPG

風の谷のナウシカ (2).JPG

ホームズ
名探偵ホームズ 2.JPG

アリオン
アリオン (1).JPG

アリオン (2).JPG

ボトムズ
装甲騎兵ボトムズ.JPG
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あんたあのこのなんなのさ


確かバカボンのパパもテレビアニメの方で「あんた。あのコのなんなのさ」って言ってた回が有った気がする。




これ聴くとカムイの剣が観たくなるけどこれで満足してしまうので観ないという。
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週末観た映画(2018年9月1週) [映画]

ネタバレ有。

アントマン&ワスプを観た。
素粒子世界で行方不明になった人の思念がアントマンの脳へと流れ込む。

メインのストーリーよりもちょっと脇にそれたほのぼのわちゃわちゃしたところが面白い。

一連のマーベルヒーローシリーズの中の1作品として、出さなきゃいけないキャラクター、見せなきゃいけないエピソードの制約が有るのだろうと思う。
それが本作を単体のヒーロー映画として観た時に何か足枷の様なものになってはいないだろうか。



ボルグ/マッケンロー氷の男と炎の男を観た。
1980年ウィンブルドン決勝戦。5連覇がかかるビヨン・ボルグに対するは新星の悪童ジョン・マッケンロー。

ウィンブルドン決勝戦で伝説に残る死闘を繰り広げた二人。当時のテニス界の頂点という二人にしか理解できない世界。だからこそライバルではあるけど後年になっても続く友情が築かれる。

どちらかというとビヨン・ボルグの方に焦点を当てて描かれている。それは全く問題は無いのだけど、ジョン・マッケンローを演じるシャイア・ラブーフの悪態のつきっぷりが面白いのでそれをもっと見たかった。
もしマッケンロー物語が作られるなら主演はシャイア・ラブーフで観たい。

ステラン・スカルスガルドの頭の形が綺麗。



小さな英雄カニとタマゴと透明人間を観た。
ポノック短編劇場。1本20分弱を3本。
カニーニとカニーノ。人型両生生物の生態。
サムライエッグ。卵アレルギーを持つ少年と母親の日常。
透明人間。誰からも認識されない男の苦悩。

スタジオポノックは一時解散したスタジオジブリの後継という認識。そのスタジオポノックが今後どのような作品を作っていくのかそれを探る試金石なのかと思う。
カニーニとカニーノはジブリ(宮崎駿)ファンタジーの延長線上に有る作品。正直な所これを続けるのはきついんではないかと思う。そんなに面白くない。
サムライエッグは日常を丁寧に描くという所で高畑勲監督的。
透明人間は宮崎、高畑作品とは異なるジブリの系統としてみると異質な作品。

好みとしては透明人間だけど、日常を丁寧に描く高畑監督の系譜は続けていってほしい。



SPL狼たちの処刑台を観た。
娘が異国で行方不明になった父親の決死の捜索。

SPLシリーズ番外編。
今までタイトルのSPLの意味をよく知らずにいた。
{原題の「殺破狼」は「シャー・ポー・ラン(Sha Po Lang)」と読む。中国の占星術において、吉凶ともに人生に極端な影響を与える“凶星”と呼ばれる3つの星(七殺星・破軍星・貪狼星)のことで、SPLとはそれらの頭文字である。タイトルになった「殺破狼」の題字は、達筆として知られる香港の人気俳優アンディ・ラウによる} ウィキペディアより。
吉凶ともに影響を与えるという所が重要なのかもしれない。吉凶どちらに転ぶか分からない。

シリーズ2作目は日本ではドラゴン×マッハ!のタイトルで公開。そのドラゴン×マッハ!で悪役だったルイス・クーが本作では主役。
ルイス・クーの格闘シーンはバストショットが多めでカットも細かくなってしまうのが残念。娘を必死で探す父親のある意味で狂気はさすがだった。
主人公の相棒的存在を演じるウー・ユエは今まで知らなかったけどしっかりとアクションが出来る人だった。ウー・ジンらと共にクンフースターの第3世代として期待されているらしい。
トニー・ジャーはいつもながらのキレのあるアクションを見せてくれる。が…。
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