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きょうのポストカード(ブレイブハート) [映画のポストカード]

いつか家族にを観た。
1954年、朝鮮戦争後の韓国で一組の男女が夫婦となる。それから11年後、5人家族となり逞しく生きていたがある事実が発覚する。

我が子のためなら自らの命を削ってでも守り抜く夫婦の感動ストーリー。
そこまでに色々と紆余曲折が有って、昔は良かった的な所も見られる。親子、夫婦、ご近所などの人間関係が濃密で深い。そして、がさつ。人を傷つける事が日常茶飯事であっても、あっけらかんとして後に引きずらない。それは終戦後という事で生きる事に精一杯、精神的にもタフじゃなければいけなかったからだろう。とは想像できるがそれで昔は良かったとは思えない。過去にそういう時代が確かにあった事を忘れてはいけないという所なのか。
 
ハ・ジョンウの監督デビュー作だと思って観たら監督2作目だった。
デビュー作は2013年のローラーコースター! 本作は2015年。
監督デビュー作では監督に専念しているみたい。サービスでちらっと顔見せくらいは有るのだろうか。

ローラーコースター! [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
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キックスを観た。
カリフォルニア、リッチモンドに住む15歳の少年ブランドン。ある日町の誰もが羨むスニーカーを手に入れ一目置かれるがそのスニーカーを奪われてしまう。

カッコいいスニーカーを履けば一人前の男として見られるストリートの社会。そして、スニーカー一足で強盗、復讐、セックス、殺人へとつながる社会が実在しているという事。監督は映画の舞台となった地域で生まれ育ったという事で実際にそうなんだろう。
ただ、本当に大切なのは羨望の的になるスニーカーを手にする事ではなくて、それを履く人間の中身という物語。


アップリンク吉祥寺にて。前回行った時にロビーの座る所が硬いと書いたが、その時自分が座った所が硬かっただけで、その他の所はクッションが付いていたので硬くはなさそう。



アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニングを観た。
頭を強打し自分の姿が絶世の美女に見えるようになった女性が自信満々で人生を謳歌する。

キックス同様外見じゃなく中身が大事という話。こちらには直接的な暴力はないが、外見格差によるマウントの取り合いはある意味暴力的ではある。そして自信満々でグイグイ押しの強い主人公は周りから見たらサイコ。そこら辺をちゃんと笑いに換えて笑わせてくれる。
主演のエイミー・シューマーは初めて見たけど面白い人だった。

劇中でブレイブハートがネタにされているが、アカデミー賞作品賞受賞作とはいえ今やマニアックと言ってもいいんじゃないだろうか。どうなんだろう。
ブレイブハート.JPG
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大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院 [ア行の映画]

大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院を観た。
フランスアルプス山脈に建つカトリック教会男子修道院。厳しい戒律の中、ひたすら神と向き合う修道士たちの姿を映し出す。

ナレーション無しの2時間49分のドキュメンタリー。amazonで。途中で寝てしまうのを前提だったけど、何とか一気に観た。
2005年の作品で日本公開は2014年。岩波ホールにて。

神の存在を感じその言葉を聞くには厳しい環境の中で自分を厳しく律しなければならない。という事の様。たまの息抜きは許される。
それを頑なに信じ守り続ける修道士。神が本当にいるのかというのはちょっと置いといて、信じ続ける事が信仰でそれが一番大事なのではないかと思う。
盲目の老修道士が「この世に起こる全ての事は神の思し召しで、それは人間を良い方向に向かわせるため」みたいな事を仰られる。それを迷いなく信じられるのか。という所。

カミタマンも神の思し召し。とかふざけた考える自分には一生神の言葉は聞こえないのだろう。
歌ってるのは田中真弓さん。



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