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きょうのポストカード(許されざる者 その2) [映画のポストカード]

運び屋を観た。
90歳近い老人がヤクの運び屋にリクルートされる。

2012年の人生の特等席以来のイーストウッド主演作という事でも良かった。俳優として新たな境地に達したんじゃないだろうか。憎まれ口はいつもの通りだけど、歌って踊ってスケベじじいっぷりを包み隠さず演じていてそんな姿が見られて楽しい。
何より元気そうで良かった。映画の中ではヨボヨボでもあったけどそれも演技なのだろうと思う。
元気いっぱいな複数の0歳児から5歳児くらいの世話をあたふたとするだけのヨボヨボな爺さん役も観てみたい。

映画は重々しい感じになるのかなあと思っていたが予想外に軽妙。それもまた新境地のように思えた。
物語の結末にも何かしらの軽妙さを期待したが、内容からしてそこはちゃんとけじめを付けるべきなのだろう。しかしあれはあれでハッピーエンドなのだと思う。
長年裏切り続けてきた妻と娘から許しを得る。そこでもう老人の願いは叶ったわけで、その後は自分が犯した罪にはきっちりと落とし前を付けるという事。
やっぱり人生の終盤を迎えると自分のそれまでの人生の間違いに気付き許しを得たいものなのだろう。許されたいという感覚は正直まだよく分からないけど。
1992年製作の許されざる者、罪の重さが桁違いだけどあの主人公は自分が許されざる者である事を一生背負って生きていくと覚悟を決めて、それがあの映画でのけじめだったわけで。それから30年近くが経っての本作では許しを得るために主人公は行動する。
そのためにはお金が必要ではあったけど、世の中なんだかんだでお金で解決出来る事は多いがお金だけがすべてじゃ良くないよ。という教訓。

許されざる者 (2).JPG

ポークサンドが食べてみたい。味があまり想像つかない。とんかつサンドではなさそう。
そういえばダーティハリーではホットドッグ(ソーセージは牛肉?)を頬張る姿が印象深いし、許されざる者では豚が物語が動き出すきっかけだった。
食パンとフランスパンの違いは有るがこんな感じなのだろうか。




コンジアムを観た。
韓国最恐の心霊スポットを探検する男女7人秋物語。

POV(POINT OF VIEW主観映像)映画。今更ブレア・ウィッチ・プロジェクトの何番煎じもどうなのかと思ったが、恐らくこれは韓国発祥の3面スクリーンSCREEN Xに対応した初(?)のPOV映画なんではないか。それっぽい映像、普通に見たら不自然な映像が何箇所かであった。もしそうだとしたら3面で観た方がいいのかもしれない。日本では上映されてないけど。

女性3人の中ではアヨンちゃんが可愛かった。

ブレア・ウィッチからしばらくはPOV映画はファウンド・フッテージ映画でもあり、誰かが撮った映像が発見されその中に驚きの事実が映されていた。という体だったが、今はそんな事はなくなって映像の編集もバンバンしてるし撮影スタイルの一種になっている。という事を前にも書いた気がする。
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