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きょうのポストカード(Dr.イーブル) [映画のポストカード]

ハロウィンを観た。
1963年のハロウィン、6歳の少年マイケルが実の姉を殺害。15年後、精神病院に収容されていたマイケルは脱走し故郷へと戻る。その日もハロウィンだった。

今までハロウィンシリーズは未見だった。怖いから。今度新作が公開され、1作目と直接的につながっているとの事で観た。
ラバーマスクを被った殺人鬼ブギーマンことマイケル・マイヤーズが不条理に若者たちを殺害するだけ。至ってシンプルなホラー。その後人気シリーズにまでなったのは1978年製作でそれまでにこういう作品が無かったという事だったのかなあと思ったが、悪魔のいけにえが1974年なのでそういう事でもない。悪魔のいけにえの2作目が1986年。その間のニーズを担っていたとか。
共に1作目に限っては、若者たちがレザーフェイスに殺されに行くのが悪魔のいけにえで、ブギーマンが若者たちを殺しに行くのがハロウィン。
その分類でいくと13日の金曜日が殺されに行く系で、エルム街の悪夢が殺しに行く系という事でもいいのか。

マイケル・マイヤーズがターミネーターの殺人機械T‐800のモデルなのかも。とか、冒頭のマイケル・マイヤーズ目線のワンカットが後のブレアウィッチ・プロジェクトに影響を与えているのかも。とか思ったりもした。そうなるとPOVホラー映画の元祖でもある?
こういった絶叫系のホラー映画が誕生しなかったら絶叫が重要なポイントのブライアン・デ・パルマ監督のミッドナイト・クロスも作られなかった可能性もある。
テレビ鑑賞中は極力動かない少女のスタイルもその後の映画に何かしら影響を与えたかもしれない。

マイケル・マイヤーズと共にシリーズの顔になっていくらしい精神科医役を演じたドナルド・プレサンス。この人が007は二度死ぬで演じたブロフェルドが後にオースティン・パワーズシリーズでマイク・マイヤーズが演じるDr.イーブルの元ネタになるのだとか。
https://www.imdb.com/title/tt0062512/characters/nm0000587?ref_=tt_cl_t7

オースティン・パワーズ (Dr.イーブル).JPG

動画配信では見つからなかったので、かなり久し振りにDVDをレンタル。DVDだからなのか分からないがビデオカメラで撮ったような画質だった。
特典映像で制作から20年後のスタッフ、キャストのインタビューが見られる。ここら辺がディスクソフトのまだ優位な所ではないかと思う。そのうち配信でも見られるようになってしまうかもしれないが。
インタビューの中でジョン・カーペンター監督が撮影現場が楽しいのはホラーで、逆にきついのはコメディ。みたいな事を言っていて、全然撮影現場の事を知らないけどなんとなく分かるような気がする。コメディの撮影でノリノリの時はいいけど煮詰まってしまった時が大変なんだろうなあと。

当時20歳のジェイミー・リー・カーティスがカッコいい。笑うと可愛い。本作によってホラー映画界でスクリーム・クイーンと呼ばれるが、今の時代だったらもっと違う感じで人気が出る気がする。若い頃に男装の麗人みたいな役はやらなかったんだろうか。

ブルースチールがそれに近いか。撃たれる人はトム・サイズモア。

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マキャベリン





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