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きょうのポストカード(マインド・ゲーム) [映画のポストカード]

きみと、波にのれたらを観た。
火災現場で知り合った消防士と女子大学生。

湯浅政明監督の新作は若者のラブストーリー。これまでの監督作品(怖そうなのでNETFLIXのデビルマンはまだ観れていない)からすると異質だなあと思ったが、海というキーワードからすれば長編映画監督デビュー作のマインド・ゲーム、そして前作の夜明け告げるルーのうた。その流れの中に有るとも思える。
マインド・ゲーム.JPG

サーフィンのシーンが良かった。ペンギンがサーフィンするCGアニメ映画なんかも有ったりするが、手描きのアニメ(CGも使っているのかもしれない)でサーフィンを描いているのが恐らく多分凄い事なんだろうと思う。
クライマックスのビル十何階分の超ビッグウェイブはそのシチュエーションがアニメーションならではだしそこでの波乗りをダイナミックに見せてくれるのが湯浅監督ならでは。



アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場を観た。


1939年から1940年に起きたフィンランドとソ連の冬戦争。敗れたフィンランドは国土の一部を奪われた。1941年、フィンランドはソ連侵攻を目論むナチスドイツと手を組み国土の奪還を目的とした継続戦争へと突入。その戦争は3年2か月に及んだ。

ネタバレ有。

フィンランドでは知らない人はいないという戦争小説の3度目の映画化だとか。
国土を取り戻したいフィンランドとソ連に侵攻したいドイツの思惑が一致し手を組み、一時は功を奏するが反撃を喰らう。
エピローグの字幕で再びソ連に敗れたフィンランドは今度はナチスドイツと戦う事になるとあってシビアだなあと思った。
映画の中では共同戦線という感じでもなかったし、あくまでドイツと手を組んだのは自分たちの領土を取り戻すためであるという事は強調しておきたいのかもしれない。なので第二次大戦下で行われた戦争だけど、それとは別として冬戦争から継続した戦争として継続戦争と呼んでいるとの事。



パージ:エクスペリメントを観た。
アメリカ合衆国で1年に1回12時間だけ全ての犯罪が許されるパージ法。その始まりの物語。

シネマロサにて。

1作目は2013年に公開されて映画の中の時代設定は2022年。本作は2022年以前の設定で、スマートフォンやドローンなどが出てくる事から現代、2018年か2019年くらいかと想像する。映像が送信可能なコンタクトレンズはもう存在するのだろうか。
シリーズの前日譚でありながら時代は現代というのがあんまり無い感じ。SF作品なら有るか。

ホラーに分類される事も有るかと思うがホラーというよりは現実の現代社会の問題も含んだ社会派スリラー。その社会派としての真面目な物語はちょっと退屈だけどそれがあるから政府が悪でギャングが正義という所に説得力が出てくるのだろう。
終盤アクションスリラーがメインとなるとギャングのボスが白のタンクトッパーになるのが良かった。白のタンクトップは正義のしるし。というわけでもないけど。そしてそこからの団地アクションが面白い。階段の踊り場での1対3の格闘シーンが良かった。
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