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藤井風さん。遅ればせながらついこの間知った。オリジナル曲でメジャーデビューをされている。





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ファナティック ハリウッドの狂愛者、ブルータル・ジャスティス、幸せへのまわり道 [映画]

ファナティック ハリウッドの狂愛者を観た。
映画をこよなく愛するムース。その愛が憧れの俳優を目の前にして極端な行動を起こさせしてしまう。

池袋シネマ・ロサにて。

自分も映画好きとして身につまされる内容ではあった。映画に限らず何かを好きというのは大事な事ではあるが何事にも節度というものが大事。
ただ、本作はサスペンスとしては成立していない。ラストが全部ぶち壊している(ラストだけが問題ではないけど)。さすがに警察ももっとまともに捜査するはず。庭師が何か鍵を握っているのだろうか。
映画を愛するムースに救いを与えたかったのかもしれないけど。

トラヴォルタのサイコ演技の方に注目が行ってしまうと思うが、ファイナル・デスティネーションのデヴォン・サワがいい中年俳優になっていると思う。

2017年に亡くなったビル・パクストンに捧げられているのは何故だろう?息子のジェームズ・パクストンが出演している(ハリウッドの観光客の財布を盗む役)。



ブルータル・ジャスティスを観た。
出所したばかりの青年は親友とともに金になる仕事に手を出す。
かつての同僚が上司になっている60間近の刑事は現場での捜査方法の正当性を問われ停職処分となる。
マンションの一室で男は何かの取引をしている。全身黒ずくめの男たちは街中で非情な強盗殺人を犯す。
そして出産後初めて職場復帰を果たす女性。

大体いつもそんなに下調べをしない。本作も座席予約をしようとした時に上映時間が2時間40分と知った。
恐らくS・クレイグ・ザラー監督は人物描写や対人関係をじっくりと描きたい人なのだろうと思う。だから時間が長くなってしまう。しかし本作はそのおかげで一風変わったハードで非情な犯罪アクション映画になっていて良かった。

気になりながら観ていなかった作品の監督だった。2作品とも約2時間10分。
トマホーク ガンマンVS食人族


デンジャラス・プリズン牢獄の処刑人に出演しているヴィンス・ヴォーン、ジェニファー・カーペンター、ドン・ジョンソン、ウド・キアーがブルータル・ジャスティスに引き続き出演。




幸せへのまわり道を観た。
長年愛される子供向けテレビ番組の司会者フレッド・ロジャース。特集企画で紹介記事を書く事となった雑誌エスクァイアの記者ロイド・ヴォ―ゲル。
子供たちに向けて正しい道徳を説いてきたフレッドの裏の顔を垣間見ようとするロイドだったが逆に自身が抱えている父子間の問題を見透かされてしまう。

しあわせへのまわり道という別の映画が有る。未見。

実際に書かれエスクァイア誌に掲載された紹介記事が原作となっている。その紹介記事はどこかで読めたりしないんだろうか。もちろん日本語訳で。

構成はフレッドの番組の中にロイドが一人の出演者として登場という形。途中そこら辺は有耶無耶になっているが。フィクションと現実の境界が曖昧になっている所が最近大長編ドラえもんを読んでいるので共通していて面白いなあとは思った。
正しい道徳の子供向けテレビ番組というフィクションの世界で聖人君子として存在しているフレッド・ロジャースだけれども現実世界で生きて存在しているわけで。
現実世界にはロイドが抱いている様な怒りや憎しみが溢れている。
フレッドはどうにかして人々が怒りや憎しみを抑えて正しい社会を築いていく事を願っている。その模範となるために自身でも大変な努力をしている。奥さんに言わせるととても短気な人物という事。
ロイドが直に接したフレッドは本当にフィクションと現実の境界の無い人物であったと。多分そういう事が記事には書かれていたんじゃないだろうか。
そのために影で大変な努力をしているのだ。という所にも触れているのかも。フレッドの中にも何かに対する怒りの感情は常に有って。でもその怒りをどうにか抑え込めようと常に努力している。
ロイドが垣間見たフレッドの裏の顔とは、決して聖人君子では無いけどそうなろうと努力している姿だったと。

監督はある女流作家の罪と罰のマリエル・ヘラー。良質な映画を撮る監督。



ジョン・トラヴォルタ、メル・ギブソン、トム・ハンクスの主演作品が2020年の今、劇場公開されている。公開規模は大きくないが。
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