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THE CROSSING~香港と大陸をまたぐ少女~、ストックホルム・ケース、ザ・ライフルマン、ボルケーノ・パーク [映画]

THE CROSSING ~香港と大陸をまたぐ少女~を観た。
香港の高校に越境通学している深圳に住む少女は裕福な家の親友とクリスマスに日本への旅行を計画している。その資金を貯めるために努力しているが通学を利用し実入りのいい密輸に手を染めていく。

密輸品はiPhoneの最新機種。香港では入手し易いが中国本土では困難な様子で、金は持っているけど手に入らないので香港からの密輸品が高値で売れるという事みたい。
最近では関税での検査も厳重になっていてその様な犯罪は減少している。と、終わりの方に唐突に説明が入るのはお上がうるさいからだろうか。
恐らく少女は中国が経済的に発展し続ける中で都市部で生まれ育った世代。そのニュージェネレーションのこれまでに無かった価値観を持った少女が何を考えどの様な行動を取るのかを静かに見つめる。
新しい世代は古い世代からとやかく言われてしまうけど基本的な親と子の間での感情、親友や気になる異性への想い等はいつの時代だってそんなに変わる事は無い。という事だろう。



ストックホルム・ケースを観た。
犯罪者と被害者の関係でありながら被害者が犯罪者に同情以上の感情を抱くストックホルム症候群(シンドローム)。その語源となった1973年にスウェーデン、ストックホルムで起きた銀行強盗事件を描く。

実際の事件を忠実に描いているんだろうと思う。だからと言ってドキュメンタリータッチというわけでは無く、かと言ってドラマチックな演出が有るわけでも無かった。



ザ・ライフルマンを観た。
第一次大戦でドイツ軍と戦う事になったラトビアの17歳になったばかりの兵士は過酷な戦場を体験する。

ラトビア映画は多分恐らく初めて観る。戦場のシーンはハリウッド映画にもひけをとらない迫力。
ラトビアの歴史を知らないとただの戦闘シーンの繰り返しに思えてしまうが恐らく戦闘シーンが変わる毎に戦況が変わっていて、国内外のラトビアを取り巻く情勢も変わっていっているのだろうと思う。戦争だけに限らず正に激動の時代で、それに翻弄され続けて命を失っていった人たちがいた事を決して忘れてはならない。という事なのだろう。

シネマート新宿、のむコレ2020にて。スクリーン2での上映。確認は出来ていないが満席か満席に近い状態。この時期にシネマート新宿のスクリーン2で満席の状態で映画を観るというのも心理的になかなかのスリリングな体験ではある。アウトブレイクの上映を企画したらお客さんは入るでしょうか。連日満席だったりして。
映画館は換気はしっかりとしているという事だし、マスクはしてるし会談や飲食なんかするわけでもないし多分大丈夫だろう。



ボルケーノ・パークを観た。
本物の火山のテーマパークが一部的に開園される。入念な調査は継続して行われているが経営者は調査結果を軽視していた。

中国製ディザスタームービー。ハリウッドの大作映画がことごとく公開延期やネット配信になっていく中でその隙間を埋めるのに十分な大作映画になっていたと思う。
色々なツッコミ所は有るかもしれないが、ツッコミ所も大作映画には付き物ではあるし。

ジュラシック・パークを彷彿とさせる所は多々有るが個人的にはそれよりも火山版のアビスという見方も可能かと思う。火山に何か別の超文明を持った生命体がいるわけではないが。
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