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魔女がいっぱい、バック・トゥ・ザ・フューチャー〈4Kニューマスター版〉、サイレント・トーキョー、ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者 [映画]

魔女がいっぱいを観た。
魔女は実在し子供が大っ嫌いで常に踏み潰そうと企んでいる。と、子供たちに語り掛ける一人の男性。男性の話は1960年代に遡り男性がまだ子供だった頃、とある豪華ホテルでの魔女との壮絶な戦いへと続けられる。

チャーリーとチョコレート工場が恐らく一番知られている(違うかもしれない)ロアルド・ダールが原作のこちらも有名な児童文学を実写映画化。
その有名な原作も知らなかったしこの映画がロアルド・ダール原作という事も知らずにオリジナルだと思って観て、本編が終わってタイトルに名前が出て来てその時にロアルド・ダールが原作だと知って納得な内容だった。と言ってもその時はグリンチとかの人か、とドクター・スースと勘違いしていたのだけど。
二人とも多くの作品が映画化されていてその作品を思い出していくとドクター・スースは完全にファンタジーの世界で、ロアルド・ダールもファンタジーなんだけど先ず日常が有ってその日常からファンタジーの世界に入り込んでいくという感じなのかと思う。
本作もそういう感じで、先ず日常が結構シリアスな感じで描かれる。そこから徐々に魔女が入り込んできて思いもしなかった展開が待っていて作品の雰囲気も変わってファンタジーアドベンチャーとして面白かった。

ファンタジーアドベンチャーとしての面白さの要因の一つは大魔女を演じるアン・ハサウェイの振り切った演技に有るだろうと思う。やっぱりああいう役はあれ位振り切ってくれないと面白くならない。

ネズミを擬人化した際にちょっとかしこまった時のポーズとして手を前で重ね合わせるのはお決まりなのだろうか。そのポーズは確かスチュアート・リトルでよく見た気がする。



バック・トゥ・ザ・フューチャー 〈4Kニューマスター版〉を観た。
1985年10月26日午前1時過ぎエメット・ブラウン博士が乗用車型タイムマシンで愛犬アインシュタインを1分後の未来へ送りタイムトラベルの実験を成功させる。続いて博士自身が30年前へとタイムトラベルするはずだったがリビア人の襲撃によって偶発的に助手であり親友の高校生マーティが30年前へと旅立ってしまう。

いつ観たのかは忘れてしまったが恐らく四半世紀以上前に観て以来の2回目。最初に観た時に本作のタイムパラドックスにどうしても納得がいかなくて作品自体も毛嫌いしていた所が有る。
製作35周年を記念して4Kニューマスターでの劇場上映。どうせ観るなら映画館で観たかったので観た。
コメディとしてとても良く出来ていると思い直した。何よりテンポがいい。
マイケル・J・フォックスの演技が小気味いい。クリストファー・ロイドのおとぼけ(実は天才)ぶりもいい。しかし一番おいしかったのはマーティのお父さんジョージ(クリスピン・グローヴァー)だったと思う。

タイムパラドックスについてはやっぱり納得いかない。どう考えてもおかしい。しかし、その事をこの物語の中でも認めているのだと思う。1955年で過去改変して1985年が変わってしまい、そして30年先の未来2015年がぐちゃぐちゃになってしまって大変だぞ。というオチになっている。SFコメディとしては何も問題も無い当然の結末。その事にようやっと気付いた。もっと早くに気付けば良かった。

10月26日が個人的に所縁のある日付なので急に親近感も沸いてくる。長い事毛嫌いしてたのに。
ちなみに10月26日は日本では原子力の日。本作のタイムマシンは原子力によって稼働する。ただの偶然だろうか。
アメリカではOK牧場の決闘が行われた日として有名なのかもしれない。1881年の10月26日。なので3作目が西部劇になったのだろうか。



サイレント・トーキョーを観た。
トーキョーを戦場にしようとする者が現れる。

監督が99分にする事をこだわったという話を何かでちらっとだけ目にしたか耳にした。こだわり過ぎてカットしちゃいけない所もカットしちゃったんじゃないだろうか。話がよく分からない。登場人物の感情や心理が薄っぺらい。話としてはとても重たいものをやろうとしているのだろうと思うが全く重たくならないのが本当に致命的。



ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者を観た。
長年子守りをしてくれる近所の5歳年上のお姉さんに恋心を抱く12才の少年。クリスマスイブの今夜も両親は出掛け二人きりになるが家の中に不審者が侵入してくる。

若者たちと犯罪者との戦いを描いたホラーコメディなんだろうなと軽い気持ちで観たがとんでもなく悪趣味なホラーだった。
人間のイヤな所を突いて見せつけてくる。それを悪趣味と言うかは人それぞれではある。
そういうのを映画として観たいかと言えば観たくはない。でもこういった事件が現実にも起きているのだろう。そういった現実から目を背けてはいけないというメッセージと考えるのは大袈裟だろうか。あくまでホラー映画なのだからそんなに深刻に捉えなくてもいいのかもしれない。
ただ、イヤな映画だなと思っていたのだけど悪趣味なホラー映画としての結末は物凄く綺麗に決まる。そこがとても評価出来てしまうのがちょっと困ったりもする。
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きょうのポストカード(プリティ・リーグ) [映画のポストカード]

今夜のBSプレミアムの映画は何故だかプリティ・リーグにとてもよく似ている映画。 
プリティ・リーグ (2).JPG
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