SSブログ

『カムイの剣』『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトル・スターウォーズ)『ファイター、北からの挑戦者』『茲山魚譜 -チャサンオボ-』 [映画]

『カムイの剣』を観た。1985年、日本、2時間12分。
幕末。母と姉を殺された次郎。その敵を討つ手助けをしてくれた僧侶天海の導きにより蝦夷(今の北海道)で忍の修行を積む。そしてまた天海の指示で蝦夷に伝わる隠された財宝を探す旅に出る事になる。

EJアニメシアター新宿。角川映画45年記念企画 角川映画祭KADOKAWA FILM FESTIVALにて。
ロビーに飾られていた上映作品のポスター。
_20211128_044452.JPG
_20211128_044425-1.jpg
『犬神家の一族』のポスターは2枚が縦並びで一つの図柄になっているのが珍しくてカッコイイ。
_20211128_044354.JPG

大分昔にレンタルビデオで観て以来に観る。
何故薩長同盟は江戸幕府に勝つ事が出来たのか。という事が大胆な仮説と冒険心で描かれるので日本史、幕末期に詳しいとより面白く観れるのだろうと思う。昔も今も日本史に疎い所が有るので今イチ理解しきれていないのだけどでも以前に観た時より面白く思えた。
終盤がやや急ぎ足になってしまったと思うのだけど、それも次郎達忍者の話しであるからなのではないかと思う。忍者は隠密行動が絶対であって、それが戦争状態(旧幕府軍と新政府軍が戦った戊辰戦争)になってしまえば隠密に行動する必要が無くなる。完全に無くなるのではないだろうけどそれでも本作で描かれていた忍者本来の歴史の表舞台には出て来ない暗躍みたいな所からは離れてしまうので戦争状態の所は急ぎ足と言うか端折った様にも思えてしまうのではないだろうか。

作画はかなりのハイレベルでそれを観ているだけでも楽しい。動きも凄いしアニメーションならではのケレン味たっぷりな演出がカッコいい。
犬(狼?)の動きの作画が素晴らしかった。あの犬はお雪の生まれ変わりじゃないけどお雪を象徴する存在になっていて、丁寧な作画によってもその様に犬の姿にお雪の存在が感じられる。
作画素晴らしかったんだけどただ一点走る姿を真正面から描く時に腕の動きがただ左右交互に上下に動かしてるだけに見えてしまうのはいくら一流のプロでもそういう事になってしまうものなのだろうか。
最後の天海の戦闘衣装をデザインされた方は作画を担当された方にこんな面倒臭いデザインにしやがってと恨まれたのではないだろうか。と妄想する。当時はセル画だから色を塗る人も細かい塗り分けで大変だったろうと思う。
スクリーンサイズは4:3のテレビサイズなので画面が小さく見えてしまうのがちょっと残念だった。

主人公次郎の声は真田広之さん。言葉数はそんなに多くは無いのだけど真田さん元々声もカッコいいのでアクションアドベンチャーアニメの主人公の声がとてもよく合う。声優の仕事はほとんどしていないみたいなのが勿体無いようにも思える。
天海役の石田弦太郎とはカリオストロ伯爵、敷島大佐の石田太郎さんの別名義。弦太郎の方が本名との事。
アニソン女王のミッチー堀江美都子さんが声優として出演。主題歌を歌っているのは当時の角川三姉妹の末娘渡辺典子さん。

竜童組の音楽はやっぱりカッコ良かった。角川アニメ第1作目『幻魔大戦』のキース・エマーソンの音楽もカッコいいのだけど使われるアレンジがシンセサイザーで全部一緒なので何度か聞くとマンネリの様に思えてしまう。本作の場合は曲は一緒でもフレーズを変えたりアレンジを変えたりしているので常に新鮮味が有る。


和テイストを取り入れたアニメ音楽と言えば本作の10年後の1995年に製作された『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』。

1985年から1995年の間で世界でジャパニメーションと呼ばれ当時の時代の最先端をいく事になるのはその頃のディズニーアニメが低迷期にあったのも一つの要因だろうか。
ちなみに押井守監督は1985年に意欲作『天使のたまご』を発表。難解過ぎるという事で一時期仕事が来なくなったが10年の間に『パトレイバー』『GHOST IN THE SHELL』で見事に復活。
難解過ぎるという事に恐れをなして『天使のたまご』は未見。



『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトル・スターウォーズ)』を観た。1985年、日本、1時間38分。
地球から遠く離れたピリカ星で起きた軍事クーデター。大統領のパピは地球へと逃げ延びのび太達と出会う。パピとの厚い友情を育んだのび太達はピリカ星の危機を救うために地球を飛び出す。

偶然『カムイの剣』と同じく1985年の作品で3月の春休み映画として公開時期もほぼ一緒だったみたい。
今回のリバイバル公開が初見。ほとんど映画ドラえもんは観た事が無いので。その理由としてSFドタバタコメディとしての『ドラえもん』は好きだけどジャイアンとスネ夫が嫌いだから。二人の普段の行いが非道過ぎるのに映画の時だけ本当は好い人で頼りになる人になるのも納得行かない。そこら辺は顔面に拳がのめり込むほどのパンチを受けるなどの酷い事をされても許してしまうのび太ほど心が広くない。これが浦見魔太郎に顔面パンチなんかしたら大変な事になる。
でも以前の声のキャストたてかべ和也さん、肝付兼太さんへの敬意は有るし、勿論F先生への敬意は最大限に有る。今現在のテレビアニメや映画にはそういった敬意が何故だか持てないのが正直な所。

ピリカ星のおしゃべり犬ロコロコの声は三ツ矢雄二さんでめちゃくちゃハマリ役。

野比家の部屋の作り、間取りが若干異なる。のび太の部屋のドラえもんの寝床である押入れが出入口になっていて、階段が玄関の正面に無い。当時のアニメではそういう設定になっていたのか。

BGMでベースギターの単音が一定間隔で流れるのは『遊星からの物体X』っぽい感じに思えたが、そういった感じが『遊星からの物体X』だったかどうか記憶が定かでない。

シンエイ動画作品なのでスタッフにはクレヨンしんちゃんでもよく見るお名前が多数有った。

本作の最重要キーワード。
_20211130_145851.JPG

映画にもしずちゃんの部屋に大きな象のぬいぐるみは有った。
_20211130_145652.JPG

映画にのび助は登場せず。
_20211130_145619.JPG

先生も登場しなかった。宮崎駿監督が事あるごとに作品の中に戦車を登場させようとしていた頃にその事を話すとアニメーターの方が嫌がった。というエピソードを聞いて戦車を描くのはプロの方でも大変な事なのだと知った。
_20211130_145546.JPG



『ダーク・アンド・ウィケッド』で寝た。
数えてみたら今年6本目の居眠り。これまでの年間で最多かもしれない。残り一ヶ月で二桁には乗せたくないところ。
そう言えばオカルト映画居眠りこきやすい体質だったのをつい忘れていたが、それに加えてマスクをしているせいも有るかもしれない。己が吐き出す二酸化炭素がマスク内に充満してそれを吸う事によって眠気が増してしまうのかも。と、勝手な屁理屈をこく。
マスクに何かの植物を練り込む、織り込む事によって吐き出された二酸化炭素がフレッシュな酸素に光合成される。みたいな化学技術を希望。
光合成なのだから光が必要か。光が入り込まない洞窟内の苔とかだったらそんなに光も必要無い?



『ファイター、北からの挑戦者』を観た。2020年、韓国、1時間44分。
韓国。脱北者の女性は同じく脱北したが現在は中国にいる父親を早急に韓国に呼び寄せる資金のために掛け持ちで仕事をする必要が有った。女性はボクシングジムでの雑用の仕事の最中、練習をするボクサー達の姿に見入られる。

10年近く前の韓国映画だと南北問題とは関係なく貧困を描いた映画で貧困であるがゆえにとことんまで物事が悪循環して最後まで救いの無い作品も有ったと思う。タイトルとか誰が出ていたとか憶えていないが。
本作もそういった感じになる可能性も十分に有ったと思うがそうはならないのは、韓国社会が変わったというよりは韓国映画、製作側も観客側もがそういう作品を好まなくなっているからなのか。
インディーズ作品(本作もインディーズ?)では全く希望の無い作品も作られているのだろう。多分。
そういったどんよりとした暗い作品が観たいかと言えばそうではないが、これが明快なスポーツ映画なら別だけど全てにおいて何かしらの希望が有るとするのもなんか楽観的過ぎるのかなと、へそ曲がりなので思ってしまう。



『茲山魚譜 -チャサンオボ-』を観た。2021年、韓国、2時間6分。
朝鮮王朝時代。天主教(カトリック)信者であるがため迫害され流刑の罰を受けた学者はその島の住民たちと分け隔てなく交流し、中でも知識欲の有る青年とはお互いの知識を交換し合う仲となる。青年は知識の向上と共に社会をより良いものにしたいと思い島を出て両班(リャンバン、官僚)の道へと進むがそこには学者を迫害した王朝に仕える両班たちの私利私欲が蔓延っていた。

映画を観る前に新宿武蔵野館からシネマート新宿まで4分で移動しなければならない極めて個人的なミッションを敢行。信号待ちを避けるために地下のルートを選択して、シネマートのビルでのエレベーターもチケットの取り出しでのロスタイムもほぼ無かったのだけど2分か3分くらいオーバー。走ってたら間に合ってたのかもしれない。
そういう事で冒頭が観れなかったのだけど恐らくこれは実話なのだろうなと思って観た。終盤の両班になってからの青年のエピソードは現在の韓国社会も照らし合わせている感じの様なのでそこら辺はフィクションなのか。
チャサンオボは海の図鑑的な実際に存在する書物。学者と青年が協力し合ってその書物を作っていく過程は面白かった。



ところで、『幻魔大戦』のポスターの写真に本来ポスターの図柄にはあるはずのない白い顔の人のようなものが映っている事にお気付きになられただろうか。
_20211128_044425.JPG

その正体の答えはEJアニメシアター新宿のロビーに有り。前はシネマート新宿にもいた。
コメント(0) 

シネマ★シネマ★シネマ 1995年 8 [シネマ★シネマ★シネマ]



映画紹介

"TOY STORY" 『トイ・ストーリー』
監督・原案 : ジョン・ラセター
製作総指揮 : スティーヴ・ジョブズ
声の出演 : トム・ハンクス、ティム・アレン

"NICK OF TIME" 『ニック・オブ・タイム』
製作・監督 : ジョン・バダム
出演 : ジョニー・デップ、クリストファー・ウォーケン、チャールズ・S・ダットン

"MONEY TRAIN" 『マネートレイン』


全米興行成績トップ10

"IT TAKES TWO" 『ひとりっ娘2 (ひとりっこのじじょう)』
監督 : アンディ・テナント
出演 : メアリー=ケイト・オルセン、アシュレイ・オルセン、カースティ・アレイ、スティーヴ・グッテンバーグ

"THE AMERICAN PRESIDENT" 『アメリカン・プレジデント』
製作・監督 : ロブ・ライナー
出演 : マイケル・ダグラス、アネット・ベニング、マーティン・シーン、マイケル・J・フォックス、リチャード・ドレイファス

"GOLDENEYE" 『007/ゴールデンアイ』

の3本が初登場。
コメント(0) 

『グッドフェローズ』『ベイビーわるきゅーれ』『宮田バスターズ(株) ‐大長編‐』『マリグナント 凶暴な悪夢』『ほんとうのピノッキオ』 [映画]

『グッドフェローズ』を観た。1990年、アメリカ、2時間25分。
1955年、ニューヨーク。マフィアに憧れる少年ヘンリー。使い走りとしてその世界に入り込み一途に働き掟を守る事で頭角を現しかけがえのない仲間たちと出会う。

午前十時の映画祭11にて。

どこの世界でもどんな職業でも同じだと思うが業績なりが好調な時は何事も上手く歯車が回るものだけど、それが時代の流れだったりが変わった時に一変していい時なんか無かったかの様に悪い方向に猛烈に回転していく様が描かれる。
非情な世界のマフィアだけにその様も非情で容赦がない。登場人物にとってのいい時代は確かに映し出されていて観客はその様子を見ていて記憶に残している。ほんの数十分前まではあんなに幸せそうだったのが堕ちるところまで堕ちていく。
堕ちたその場所は色んな制約は有るにせよ一般的な社会人が生活する場所であって、しかしマフィアにとってそんなのは許し難い堕ちた場所であると。

映画の主役はレイ・リオッタ。脇のデ・ニーロとジョー・ペシが凄過ぎるので存在感はやや薄くなってしまうけど、でもレイ・リオッタも良かった。ナレーションによっても作品の独特な雰囲気を作り上げていたと思う。

1990年の公開時に映画館で観たかは憶えていない。同じ年に製作された『ゴッドファーザーPARTⅢ』(日本での公開は1991年)はかつて練馬区の光が丘に有った映画館光が丘テアトル西友で観たのは憶えている。光が丘テアトル西友には結局その時しか行かなかったと思う。2000年4月に閉館。
1990年のアカデミー賞受賞作、ノミネート作だと、『ダンス・ウィズ・ウルブス』(作品賞他受賞)、『ゴースト/ニューヨークの幻』(助演女優賞ウーピー・ゴールドバーグ受賞)、『レナードの朝』(作品賞、主演男優賞ロバート・デ・ニーロ、ノミネート)、『運命の逆転』(主演男優賞ジェレミー・アイアンズ受賞)、『ミザリー』(主演女優賞キャシー・ベイツ受賞)、『ホーム・アローン』(作曲賞、主題歌賞ノミネート)、『プリティ・ウーマン』(主演女優賞ジュリア・ロバーツ、ノミネート)なども映画館で観たか記憶が定かではない。
唯一確実に映画館で観た事を憶えているのは『トータル・リコール』(特別業績賞受賞)。映画館で観る前にラストのオチまで完全掲載されているムック本を読んでしまい映画館で観た時にとてもがっかりした事を憶えている。
1990年は恐らく主にレンタルビデオで観ていて、翌年1991年になるとアカデミー賞受賞作、ノミネート作の中で映画館で観たのを憶えているのが増える。観た事だけ憶えていて内容の方は憶えていないのも多く有るが。
1990年は『ダンス・ウィズ・ウルブス』の年だったので『グッドフェローズ』はジョー・ペシの助演男優賞のみの受賞にとどまる。マーティン・スコセッシ監督は2006年の『ディパーテッド』で作品賞、監督賞を受賞。そこら辺は個人的には納得いってない。
マーティン・スコセッシ監督とデ・ニーロとのコンビ作はこの後1991年の『ケープ・フィアー』、1995年の『カジノ』の後に長いブランクが有り(2004年の『シャーク・テイル』で声の共演は有り)2019年にようやっと『アイリッシュマン』が作られる。
思うにスコセッシ監督の作りたい映画の主人公の年齢とデ・ニーロの年齢が合わなくなったのが一つの要因として有るんじゃないだろうか。それは既に本作でも年齢不詳な所も有ったし、『アイリッシュマン』に至っては年齢が不詳過ぎておかしな事になってるし。
多分スコセッシ監督は年寄りが主役の映画は今の所は作りたくないんではないかと思う。だからディカプリオとのコンビに移行したけど正直デ・ニーロとのコンビほど成功しているとは思えない。ディカプリオも同年代かもっと近い世代の監督と組んだ作品の方がいいと思う。
しかしスコセッシ監督の新作"Killers of the Flower moon"の主演もディカプリオ。デ・ニーロも出るみたい。それが傑作になればいいけど。

映画のメインテーマ音楽とも言える"いとしのレイラ"。前半と後半でガラッと曲調が変わり、前半のギターフレーズの方が有名なのではないかと思うがピアノが印象的な後半だけを使用。と知ったのは映画を観てから大分経っての事だけども知ったかぶりをする。




『ベイビーわるきゅーれ』を観た。2021年、日本、1時間35分。
殺し屋の女の子二人。未成年者は組織の施設で生活できるが高校卒業を機に施設を出て二人で共同生活をする事に。殺し屋たる者真っ当な社会人であるべし。というのが組織の方針だった。

池袋シネマ・ロサにて。

アクションが凄いという噂をチラッと耳にしていた。実際の所アクションメインと言うよりは殺し屋だけども現代の普通の女の子の姿が描かれていた。
クライマックスの格闘シーンは噂通りに良かった。不利な形勢を一発で逆転する気持ち良さが有った。

ヤクザの組長役は本宮泰風さん。ケーブルテレビのチャンネルをぐるぐる巡っていて日本映画専門チャンネルみたいな所に行き当たった時にVシネのヤクザモノでよく見かけるイメージ。結局そこもスルーして麻雀番組で落ち着くパターンが多いので役者さんとしてはよく知らなかったが背が高くスタイルが良くてカッコイイ。友近さん曰く実のお兄さんの原田龍二さんはめっちゃ足が長い。という事なので足長ブラザーズ。
芸能界最強の説も有るという事だけど本作ではそういったファイトシーンは無し。故川谷拓三さんの息子さんを理不尽に痛めつけるシーンは有った。川谷拓三さんの家系だから理不尽に思える暴力も映画的には許されるのかもしれない。




『宮田バスターズ(株) ‐大長編‐』を観た。2021年、日本、1時間12分。
宇宙生物の飛来が日常となっている社会。その駆除を生業としている中小企業が新しい時代の流れに翻弄される。

池袋シネマ・ロサにて。

セット、大道具小道具を限られた予算の中で手作りでまかなっているDIY映画という事を売りにしている。身も蓋もない言い方をすれば要はお金が無いという事で、それは映像を見れば明らかで何か貧乏自慢の様でちょっと切ない。
お金を掛ければいい映画になるかというとそうとも言い切れないが、終盤に出てくるロボットのデザイン自体は良くてもうちょっとお金が有ればもっとカッコ良くなったかもしれないなあと思うと残念。

上映前に舞台挨拶が有って満員御礼という事で主演男優さんの音頭で三本締めをした。生まれて初めての三本締めだったかもしれない。貴重な体験をした。



『マリグナント 凶暴な悪夢』を観た。2021年、アメリカ、1時間51分。
夫からの暴力を受け後頭部を痛打した女性が寝込んでいる間に夫は何者かに殺される。警察は日常的に夫からの暴力を受けていた女性に犯行動機が有ると見込み容疑者の一人として捜査を進める中で別の殺人事件が起きる。その殺害の現場を何故か女性は別の場所から目撃していた。

さすがジェームズ・ワン監督はヘンテコで面白い映画を作る。ヘンテコなのにそこに家族愛もしっかりと組み込まれてヘンテコなのに思わず感動してしまった。

一番気に入ったシーンは、鑑識課の女性が仕事はしっかり出来るのだけどちょっとドジな所が有って、警察署内がとんでもない事になった時に思わずその警察に通報の電話を掛けてしまったとこ。状況的にはかなり深刻なのに何故かそこでメインキャラでもないのに更にドジっ子をアピールするその演出が好き。



『ほんとうのピノッキオ』を観た。2019年、イタリア、2時間4分。
困窮を極める木工職人のジェペットは現状を打破するため木工人形で一旗揚げる事を目指し一体の人形を作り上げる。不思議な事に人形に命が宿りジェペットと人形は父子となった。

世界中で有名な100年以上前のイタリアの児童文学を本国イタリアで実写映画化。2002年にもイタリアで本作にはジェペットじいさん役で出演しているロベルト・ベニーニが監督して自らピノッキオを演じた『ピノッキオ』が製作されている。
ロベルト・ベニーニを久し振りに見たけど外見がいい感じのおじいちゃんになっていた。内面の方はそんなに変りない賑やかなままなのかもしれない。
世界中で有名になった一つの要因としてディズニーアニメの『ピノキオ』(1940年製作)が有るのだろうけど観てないかもしれないので、個人的には1972年製作のテレビシリーズのタツノコアニメ『樫の木モック』の印象が非常に強い。再放送、再・再放送、再・再・再放送辺りで観てるのだろうけど、1年間52話放送の長丁場でモックの成長しなさ具合に子供ながらにモヤモヤとしたものを抱えながら観ていたような気がする。
そのモヤモヤがまた有るのかと思ったけど、本作は約2時間なのでピノッキオの成長がテンポよく描かれるので良かった。
人形が学ぶ人が正しく生きるのには。という教訓としては1年間じっくりと描かれていたテレビアニメの方がいいのかもしれないけど。
今後のピノッキオの映画化では、ディズニーの実写化シリーズでロバート・ゼメキス監督、トム・ハンクス出演のと、ネットフリックスでギレルモ・デル・トロ監督のストップモーションアニメが来年あたりに控えている。

カタツムリおばさんが通った後のヌルヌルが面白かった。たけし軍団ガンバルマンで爆笑してきた世代には大好物のシチュエーション。
ビジュアルはリアルと言うか結構グロめ。そこら辺はダウンタウンのコントっぽくも有り、やはり好物なので面白い。
コメント(0) 

鬼義理の悪酢立



カスカベ防衛隊5人がランダムで封入されているアクリルスタンド。鬼義理狙いで一か八か3個買ってみたら(5個買わない所がせこい)運良く鬼義理ゲット。あとの2個はしんちゃんとボーちゃん。
_20211119_212024.JPG

_20211119_212007.JPG

_20211119_211914.JPG

_20211119_211952.JPG

_20211119_211934.JPG

天カス学園はこの間2回目を観た時が劇場公開終了だと思っていたがユナイテッドシネマお台場で今週末の土日と来週23日の祝日の上映で本当の終了みたい。
コメント(0) 

コッヒー

歌が上手くて美人なのもさることながらこの時の衣装がカッコいい。


3:15の瞬間があのアングルでカメラに収まっていた事が素晴らしい。


宝塚沼にはハマるどころか近付いた事すら無いのだけど何かそれに近しいものを感じる。

コメント(0) 

きょうのポストカード(インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国) [映画のポストカード]

今日の午後ローはインディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国.JPG
コメント(0) 

きょうのポストカード(レイダース/失われたアーク≪聖櫃≫) [映画のポストカード]

本日の午後ローはレイダース/失われたアーク≪聖櫃≫
レイダース/失われたアーク≪聖櫃≫ (3).JPG
コメント(0) 

シネマ★シネマ★シネマ 1995年 7 [シネマ★シネマ★シネマ]



映画紹介

"MONEY TRAIN" 『マネートレイン』
監督 : ジョセフ・ルーベン
出演 : ウェズリー・スナイプス、ウディ・ハレルソン、ジェニファー・ロペス

"RECKLESS" 『レックレス/逃げきれぬ女』
監督 : ノーマン・ルネ
出演 : ミア・ファロー、スコット・グレン、メアリー=ルイーズ・パーカー、トニー・ゴールドウィン、スティーヴン・ドーフ

"GOLDENEYE" 『007/ゴールデンアイ』
監督 : マーティン・キャンベル
出演 : ピアース・ブロスナン、ジュディ・デンチ、イザベラ・スコルプコ、ファムケ・ヤンセン、デスモンド・リュウェリン、ショーン・ビーン


全米興行成績トップ10

"ACE VENTURA : WHEN NATURE CALLS" 『ジム・キャリーのエースにおまかせ』

が初登場。
コメント(0) 

きょうのポストカード(ターミネーター3) [映画のポストカード]

今日の午後ローはターミネーター3
ターミネーター3 (3).JPG

裏番組BSプレミアムはバック・トゥ・ザ・フューチャーPART3でタイムトラベル3作目対決。
コメント(0) 

思い出はモ

「おもいでーはーもー」とお母さんのチャリンコの後ろに乗っている3、4歳くらいの男の子が元気に歌っていた。「もー」の後は通り過ぎていってしまったので聞こえなかったがそのメロディから察するに大瀧詠一さんの『君は天然色』。3、4歳児の思い出もモノクロームなのかも。
調べると発売は40年前の1981年。 最近でもアニメのエンディングに使われていたらしい。



男の子にはうなずきマーチもお勧めしたい。

コメント(0) 

きょうのポストカード(エクソシスト、ターミネーター2) [映画のポストカード]

本日のBSプレミアム午後の映画はエクソシスト
エクソシスト (2).JPG

本日の午後ローは放送時間を拡大してターミネーター2
ターミネーター2 (6).JPG
コメント(0) 

きょうのポストカード(ターミネーター2、エクソシスト) [映画のポストカード]

明日の午後ローは時間を拡大してターミネーター2
ターミネーター2 (5).JPG

明日のBSプレミアム午後の映画はエクソシスト
エクソシスト (1).JPG
同時刻に放送開始でこれが本当の同時上映。
コメント(0) 

『ファイト・クラブ』『カオス・ウォーキング』『エターナルズ』『アイス・ロード』 [映画]

『ファイト・クラブ』を観た。1999年、アメリカ、2時間19分。
某大手自動車メーカーに勤める男は不眠症に悩まされていた。独自の解決法に辿り着くがそれも長くは続かず眠れぬ日々の中で危険を匂わせる男タイラー・ダーデンと出会う。

午前十時の映画祭11にて。

かなり久し振りに観る。劇場公開以来かもしれない。
とにかくブラッド・ピットがカッコいい印象だったが久し振りに見てもやっぱりひたすらカッコいい。
カッコいい象徴のブラッド・ピットに対してエドワード・ノートンは演技での情けなさも含めてカッコいい。

物語の結末はなんだか分かったような分からなかったような印象だったが今回観て、
ネタバレ有。
エドワード・ノートン扮する名無しの男(エンドクレジットでは役名はナレーター)から悪のヒーローとして分裂したタイラー・ダーデンがあの事で消滅したのではなくあの事によって男の中に取り込まれたという事なのではないかと思った。だから爆破テロは遂行されたのだろうし。
それによってあの後はどういう事になるのだろう?アメリカの物質主義消費主義は崩壊したのだろうか?悪のヒーローでもあり良心も持ち合わせている男は自分が望んで造り出した世界で救世主となるのか。

ミート・ローフの名前がオープニングのクレジットに有って、本業はミュージシャンという事は知っていて(曲は多分聴いた事は無い)容姿もなんとなくは知っていたのだけどどこに出ていたんだろう?と思っていたらあのボブがそうだった。



『カオス・ウォーキング』を観た。2021年、アメリカ、1時間49分。
地球から離れ新たな惑星に移り始めた第一波の入植者達は本部との連絡が途絶え孤立する。その星では入植者の男達だけに頭の中の思考が音声化視覚化され他者に伝わってしまう現象が起こるのだった。

その現象はノイズと名付けられる。しかし、思考がダダ漏れというのは物語にも映像にも役者さんの演技にも観ている観客にもとにかく面倒臭くて、正にノイズと思えるそんな面倒臭い現象をよく作品の見所として選んだなあと思う。男だけがそんな状態だったら世界は良いものになるだろうという事なのかも。
面倒臭いけどその現象はコメディとしての役割も十二分に担っていて、むしろシリアスよりもコメディとしてその現象を楽しめた。時に滑稽で時に可愛らしい。

バジェット的には超大作とはいかないがそれなりの大作レベルの予算は掛けられているのだろうと思えるクオリティでSF映画として見応えが有る。ただ内容としてはそんなにスケールの大きさは感じない。短編的なSF映画で小品とも言えるがそれが悪かったのではなくそれだからこそ面白かったと思える。

エンドクレジットを眺めていると犬のマンチー役は二匹だった様で一匹の名前が確かランボルギーニだったような。IMDbを見るとランボルギーニとウェスト。
関根勤さんが飼っていたゴールデンレトリーバーの名前が腐鮪鯖男(芸名、くさりまぐろさばお。本名はライル)だっのを思い出す。



『エターナルズ』を観た。2021年、アメリカ、2時間37分。
新たなマーベルヒロインヒーロー登場。

スーパーヒロインヒーローのキャラとしてはもうネタ切れなんではないだろうか。能力的に既にどこかで見たようなヒロインヒーロー(当人達から言わせればうちらが元祖という事にはなるのだろうけど)、もしくは魅力に乏しいヒロインヒーローで強いのかどうかもよく分からない。
その中の一人はテレビでその姿を見た子供にスーパーマンと呼ばれていて、そしてクラーク・ケントの名前も出ていた。という事はマーベルシネマティックユニバースの中にはスーパーマンが存在している。それは恐らく実際のスーパーマンではなくアメコミのスーパーマンではないかと思う。
会話の中でマイティ・ソーと仲間達の事は昔からの知り合いの様でソーの事を子供扱いする事で自分達の強さを誇示はしていた。でもソーの方が強そうだけど。
ネタ切れのヒロインヒーロー映画としてはもうそうなったら数で勝負という事でETN10を結成。あと37、8人(人?)位増えるんじゃないだろうか。
多人数チームとしては既にXメンがそんな感じか。XMNチームとETNチーム、そしてAVG(アベンジャーズ)チームと。
今は3文字じゃなくて坂の時代なのかはよくは知らないがエターナル坂10でもいいか。
Xメンも今の時代の流れの中ではタイトルを変えないといけないのかもしれない。Xピープルズとか、Xホモサピエンスとか。もっとカッコいい名称を考え出すのだろうけど。

地球人が半分になった時にその数を最重要視していたエターナル坂の運営の人(人?)はどの様に思っていたのだろう?サノスの事をキャンタマ袋あごのくそボケ野郎が(怒)。とか思わなかったのか。そんな感情すら無いから自分の目的のためにしか介入しないのか。
そこら辺も含めて後発組はマーベルユニバースのそれまでの出来事を踏まえないといけない。そこが面白さでも有るけど、その反面どうしても辻褄を合わせるための後付けの設定や理由が必要になってくる。そんな後付けと思えるのを見る度にちょっとずつ冷めてしまう。元々原作がそういう設定なのかもしれないが。
今回は過去改変した事については無視。まだユニバースの中には組み込まれていないがXメンの方でも変えてるしデッドプールでも変えてるから無視するしかないのかもしれない。それが許されるのなら都合が悪くなったら全部改変すればいいじゃんという事になるし。

星自体が一つの生命体である。というのは正確にはちょっと違うが、生命体の入れ物?卵みたいな?それにしても発想のスケールがデカいなと思った。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の2作目でカート・ラッセルが演じたキャラクターが確か元々は星だったはず。その時もスケールデカいなと思った。星自体が生命体という所で繋がってくるのだろうか。

固有名詞の名前が覚えられないがインドキャラのキンゴで金吾堂のおせんべいを想像していた。スプライトもいたのでおやつは揃っている。スプライトとせんべいが合うのかは個人的にはちょっと微妙。
インドキャラを演じていた役者さんはご自分が主演している映画では俺はインド人じゃなくてアメリカ人だ。と主張していたかと思うが、本作ではインドキャラを前面に押し出している。

金吾堂製菓 厚焼しょうゆ 9枚 ×12袋

金吾堂製菓 厚焼しょうゆ 9枚 ×12袋

  • 出版社/メーカー: 金吾堂製菓
  • メディア: 食品&飲料


スプライト 350ml×30缶

スプライト 350ml×30缶

  • 出版社/メーカー: コカ・コーラー
  • メディア:





『アイス・ロード』を観た。2021年、アメリカ、1時間49分。
カナダ、4月。鉱山で起きた爆発事故で生き埋めになった数十人の作業員を救い出すために特殊な装置が必要となりその運搬には凍結している湖や河川、通称アイス・ロードを通るのが最短距離だった。重量25tの装置にトレーラーの車体重量を合わせて約30t。気温も上がり始めた時期にアイス・ロードを走行するにはギリギリの重さだった。

ただ危険を冒して目的地に物を運ぶだけでそれなりの長さの映画が成り立つのだろうか。と、やや疑問に思ったし不安でも有ったがそこはちゃんと考えられていてそれだけではない物語なので安心したし良かった。

ネタバレ有。
主人公達とは別の命令を受けてその任務を命懸けで遂行しようとしている人達がいるが、あの人達はどうしてあそこまで命を懸けられたのだろう?マフィアでもないしそんなに忠義を尽くす程の相手とも思えないし、任務が成功してもそんなに大金が貰えるとも思えない。アクション映画としては気にするほどの事でも無いのだけど。

保険会社のオプ(調査員)的な人物が登場する。それを考えるとMASTERキートン的な作品でも有ったかなあと思う。



『ドーン・オブ・ザ・ビースト/魔獣の森』で寝た。
しっかり寝落ちしたのではなく始まって10分15分位でウトウトし始めて、いかんいかんと目を覚ますものの1分2分でまたウトウトしていかんいかん。
ウトウトいかんいかん・・・ウトウトいかんいかん・・・ウトウトいかんいかん・・・
結局これを最後までずっと繰り返していた。どうせならしっかり寝落ちした方がスッキリして良かった。残ったのは情けなさと虚無感だけ。
わたくし、この様な失態をあと何回繰り返すのでしょう。
コメント(0) 

シネマ★シネマ★シネマ 1995年 6 [シネマ★シネマ★シネマ]



映画紹介

"ACE VENTURA : WHEN NATURE CALLS" 『ジム・キャリーのエースにおまかせ』
監督・脚本 : スティーヴ・オーデカーク
出演 : ジム・キャリー

"MIGHTY APHRODITE" 『誘惑のアフロディーテ』
監督・脚本・出演 : ウディ・アレン
出演 : ミラ・ソルヴィノ、ヘレナ・ボナム・カーター、マイケル・ラパポート

"CARRINGTON" 『キャリントン』
監督・脚本 : クリストファー・ハンプトン
出演 : エマ・トンプソン、ジョナサン・プライス


全米興行成績トップ10

"THREE WISHES" 『WISH ウィッシュ/夢がかなう時』
監督 : マーサ・クーリッジ
出演 : パトリック・スウェイジ、メアリー・エリザベス・マストラントニオ、ジョセフ・マッゼロ

"VAMPIRE IN BLOOKLYN" 『ヴァンパイア・イン・ブルックリン』

"COPYCAT" 『コピーキャット』

"POWDER" 『パウダー』

の4本が前の週に初登場。


"GOLD DIGGERS : THE SECRET OF BEAR MOUNTAIN" 『ゴールド・ディガーズ/伝説の秘宝を追え!』
監督 : ケヴィン・ジェームズ・ドブソン
出演 : クリスティナ・リッチ、アンナ・クラムスキー

"HOME FOR THE HOLIDAYS" 『ホーム・フォー・ザ・ホリデイ』
製作・監督 : ジョディ・フォスター
出演 : ホリー・ハンター、ロバート・ダウニー・Jr、チャールズ・ダーニング

"FAIR GAME" 『フェア・ゲーム』
監督 : アンドリュー・サイプス
製作 : ジョエル・シルヴァー
出演 : ウィリアム・ボールドウィン、シンディ・クロフォード

の3本がこの週に初登場。
コメント(0) 

ぴあ [映画]

今週のぴあの映画スケジュールが早くも午前中に更新されていた。ここ1カ月くらいは更新が週明けになっていたりする事も有って色々大変なんだろうなあと思ってはいた。
今週のピカデリーとバルト9のスケジュール。これをどうやって入力しているのかはさっぱり分からないが大変そう。
_20211112_123521.JPG

20年前のぴあを見てみる。
_20211112_123412.JPG

以前のピカデリー、新宿東映とその他の映画館。
_20211112_123857.JPG
_20211112_123839.JPG
単純に較べられるわけじゃないけど20年前はシンプルでやっぱり今の方が大変だなあと思った。昔は多分公開開始から終わりまでずっと同じスケジュールだったと思う。
ところが20年前のぴあは都内だけではなく関東全て(?)の映画館のスケジュールを掲載していてやっぱり大変。
_20211112_122229.JPG
神奈川
_20211112_122057.JPG
埼玉
_20211112_122519.JPG
千葉、茨城
_20211112_122823.JPG
群馬
_20211112_123022.JPG
栃木
_20211112_123135.JPG
スマホアプリのぴあでは日本全国のスケジュールが見られるのだけどその日一日分だけなのでちょっと不便。上映館とリンクしているので別の日のはそっちで調べればいいのだけど。



ついでに20年前の東京ウォーカー。
_20211112_131531.JPG

ジープの広告。自動車の系図が面白い。向かって左側の方がジープと言ってイメージする車種。
_20211112_131552.JPG

プレミアの広告。
_20211112_131511.JPG

東京ウォーカーはそんなに買ってなかったと思うけどこの年にオープンのUSJの記事が載っているから買ったのだろうか。USJにはいまだに一度も行った事がなく今年が20周年という事も知らなかった。

コメント(0)