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『恋は光』『ファイヤーボール』 [映画]

『恋は光』を観た。2022年、日本、1時間52分。
誰かに恋する女性から発せられる光の粒子を見る事が出来る大学生の青年はその事を鬱陶しくも感じていたが気になる女性が現れた事によって恋とはなんなのかを真剣に考えなければならなくなった。

池袋シネマ・ロサでも上映が始まったので2回目。

間近に岡本喜八監督作品を観たからなのかもしれないが岡本喜八監督と小林啓一監督の人間の描き方は似ている様に思えた。
人間性だったり人間関係だったりがべたべたせずにさっぱりとしている。個人個人の芯がしっかりとしているというか何かしらの確たるものを持っているので他人と馴れ合わないで済む。と言って孤立しているのではなくて。
そういう感じが観ていて楽だし楽しい。ギャーギャーと騒がしくないし。

エンドクレジットの"in the sun"の入り方が最高でクレジットの最後の文字が消えた時に曲も終わるのが最高だった。
是非ズーイー・デシャネルにもそこだけでも観て欲しい。勿論本編も観て欲しいが。日本映画なのでほぼ漢字の羅列が続くけどそれが欧米の方にはオリエンタルで受けるかもしれない。



『ファイヤーボール』を観た。1978年、カナダ、1時間45分。
ドラッグレース黎明期からのスターレーサー、ロニー・"ラッキーマン"・ジョンソン。アメリカ各地のレース開催地では"ラッキーマン"見たさに観客が集まる。
"ラッキーマン"はドラッグレースを純粋に愛していたが金儲け主義のスポンサーからは次第に疎まれるようになってくる。

新文芸坐にて。

あのデヴィッド・クローネンバーグ監督によるグロ要素無しのカーレース映画。エロ要素はちょっと有る。1970年代の大人の映画にはおっぱいが必須だったのかもしれない。
デヴィッド・クローネンバーグ監督自身もカーレースに出場するほどの車好きだとか。
本作での競技は1/4マイル約400メートルの直線を駆け抜けるタイムを競う。日本ではゼロヨンとも呼ばれる。そのタイムは約6秒。だからレース自体で何かしらのドラマは起こりづらい。映画なので起こるけど。
カーレースだけではなく、レーサーたちのレース以外の日常だったり、レース会場の雰囲気だったり、レーサー、メカニック、観客などカーレースを取り巻く人たちの事もデヴィッド・クローネンバーグ監督は好きなんだろうなあと思える。

400メートルを6秒で駆け抜けるのでもちろん普通の車とは違う(一般車をカスタムしての出場も有り)。レースのスタート位置に着くまでがちょっとガチャガチャドタバタとするのはパフォーマンス的な意味も有るのかもしれないが、そもそもがほんの数メートルかをスムーズに移動出来るような作りにはなっていないのだろうと思う。アクセルに足を置いただけでも何メートルか進んじゃうような。だからこそレーススタートの瞬間で爆発的な猛ダッシュが可能なのだろうし。そういったレース前とレースが始まった瞬間との落差も面白さの一つなのではないかと思った。



『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』『ソニック・ザ・ムービー/ソニックVSナックルズ』で寝た。
同じ日に観たがまさか2本続けて居眠りするとは思わなかった。『ソニック』に至ってはかなり早めの段階で寝てしまった。
両方ともシリーズモノで前作から話がつながっているので前作は観たけどその内容をあまり憶えていないとなるとあまり興味が沸かなかったのが原因か。『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』もそんな感じで居眠りしたし。
後はこじつけになるかもしれないがマスクをしているのも原因の一つだろうと思う。マスク着用以前には居眠りしなかったわけではないけど、年に1、2本だったのが去年大幅に増えて今年は更に増えているのを考えると、年老いたのも有るだろうけどその他の目に見える変化と言えばマスク着用ぐらいしか思いつかない。
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チョコエッグ クレヨンしんちゃんムービーセレクション2

やはり最初にシークレットが出た事で運を使い果たしたのかダブりまくり。ダブリマクリマクリスティ。
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埼玉白あたま隊は揃った。
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『俺たち喧嘩スケーター2: 最後のあがき』『平成狸合戦ぽんぽこ』『キングメーカー 大統領を作った男』 [映画]

『俺たち喧嘩スケーター2: 最後のあがき』を観た。2016年、アメリカ、1時間41分。
乱闘要員として入団したダグだったがアイスホッケー選手としてチームへの献身が認められる。そんなダグの前に選手としての実力も有り尚且つ乱闘の際には誰よりも凶暴な男が現れる。

ダグには実在のモデルとなる人物がいる。前作はその人物のエピソードを踏まえてそこから物語を作っていったのだろうと思う。そして本作はそのキャラクターが一人立ちしてモデルとなった人物とは別の物語が語られたのだろうと思う。多分。

同じキャラクター達のその後が描かれる続編の面白さは有った。ちょっとだけ成長してたり立場が変わっていたり。
スポーツ選手にはいつかは引退を考え決断しなければならない時がやって来る。2作目でその事が描かれるのは早過ぎの様で寂しい。シリーズを長く続けたとして乱闘がメインとなっているから同じ事の繰り返しになってしまうかもしれないし、方向転換してバリバリのスポ根作品になるのも違うのかもしれない。
あくまで乱闘要員としてプロの選手になった男の物語としてはここで完結させるのがいいのかも。と言ってまさかのシリーズ3作目を期待しているが。

シリーズ作品に必要な新キャラクターを演じるのはワイアット・ラッセル。カート・ラッセルの息子さん。見た目が凶暴な役にぴったり合っていてそれでいて性格的には繊細な所も有って良かった。
カート・ラッセルは2004年の『ミラクル』で1980年冬季オリンピックアイスホッケーアメリカ代表の監督役を演じている。
その関係からするとシリーズ3作目が有るとしたらオリンピックが舞台となる可能性があるかも。オリンピックでリンクが真っ赤に染まる血みどろの大乱闘は観てみたい。その相手がロシアだとしたら『ロッキー4/炎の友情』へのオマージュにもなる。と、妄想だけが広がる。

ジェイ・バルシェルが本作で映画監督デビュー。前作と同じ役で出演もしているが大分出番は減った。あれ位の出番で丁度いいかもしれない。
ショーン・ウィリアム・スコットは本作ではジャック・ブラックには似ていなかったのはどういう事だろう?

本作はNETFLIX独占配信。しかし1作目はNETFLIXには無いという。




『平成狸合戦ぽんぽこ』を観た。1994年、日本、1時間59分。
昭和40年代、東京の人口密集を解消するため近郊の開発が行われていた。緑豊かだった場所は造成されそれまでその土地でのんびりと暮らしていた狸たちが生きていくためには人間と戦う必要があった。

グランドシネマサンシャイン "gdcs anime! anime!! anime!!! 夏休みスペシャル! 高畑勲監督特集にて。
本作、『太陽の王子ホルスの大冒険』(1968年)、『パンダコパンダ』(1972年)『パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻』(1973年)、『かぐや姫の物語』(2013年)を上映。

昔にレンタルビデオで観て以来に観る。
のんきな生き物の狸たちが人間に追いやられ生き場所を失っていく様が面白おかしく描かれるが、それはやっぱり悲しい話であるはずで。『火垂るの墓』では悲劇を無情とも言える冷徹さで描き切った(『火垂るの墓』も昔にテレビ放映されたのを一度観たきりでもう二度と観る勇気は無いので無情で冷徹だったかは今となってはあくまでイメージ)高畑監督が人間と狸の違いはあるけど同じ悲劇を振り幅大きく描く。悲しい事を直接的に突き付けられるのはもちろん悲しいけど、面白おかしさで一見悲しく感じさせないけどそれが悲しい話だと気付くとじわじわと悲しさが広がっていくのかもしれない。

キャストは大胆な異色キャスト。その中に本職の神谷明さんがいる事も異色に思えてしまう。
石田ゆり子さんはこれが縁で『もののけ姫』に出演となったのだろうか?それぞれの役に共通点はほとんど無いけど。



『キングメーカー 大統領を作った男』を観た。2021年、韓国、2時間3分。
独裁政権下の韓国。政治家キム・ウンボムは民主化を訴え支持も受けるが選挙では資金力に勝る現政権の候補者に苦戦を強いられていた。選挙参謀としてウンボム陣営に加わったソ・チャンデは選挙に勝つ事だけを念頭に置いてあらゆる手を尽くす。

名前は変えているが実際に韓国大統領にもなった金大中氏と選挙参謀だった人物がモデルとなっていて映画の中で起きる出来事もほぼ実際に起きた事らしい。時代は1960年代70年代辺りなのだろうか。今なら許されない事でもその時代だから大目に見られたという事も有るのだろう。

政治家としてどれだけ崇高な理念を持っていたとしても選挙で勝たなければ意味は無い。だからといって選挙に勝つ事だけを目指すばかりでは政治家とは言えない。
どこかの国ではある団体の支持を受ければ選挙に楽勝する事が出来るという。そのシステムに取り込まれて何の理念も持たない議員が政治を行う。そうする事が特定の誰かに都合が良くて特定の誰かが得をする事になるのだろう。
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ペのつく世界 [ペロ]

ボクの名前はペロ。ぺすかべのぺ原さんのお宅で飼われている犬のペット。
御主人はぺろしさん。ほぼ毎朝どこかに出掛けて行って夜になるとちゃんと帰ってくる。足の裏から独特の匂いを発していて最寄りの駅に降り立った瞬間にボクには分かるほど。
お母さんのぺさえさん。ボクの世話をしてくれる。たまに忘れられるけど。時々家の中の小さな部屋に籠って必死に何かをしているようだけど出てきた時に悲しそうだとボクも悲しいし嬉しそうだとボクも嬉しい。
道端に捨てられていたボクを拾ってくれたのが5歳児のぺんのすけくん、ぺんちゃん。出会ったのは人の時間で言うと30年ほど前の事だけど今も変わらずあの頃の5歳児のまま。それはボクも、みんなも一緒。あの頃のまま。
ぺんちゃんの妹のぺまわりちゃんはまだ赤ちゃん。ボクの妹でもあると言っていいだろう。
ぺんちゃんが大好きな人はぺなこおねいさん。大好きなヒーローはペクション仮面。大好きなおやつはペコビにペスライト。ぺすかべ防衛隊に所属していて仲間はぺざまくん、ぺねちゃん、ぺーちゃん、ぺさおくん。合い言葉は"ぺすかべ防衛隊ペイヤー!"。それにしてもぺざまくんの事を他人の様には思えないのが不思議。
お隣はぺぺもとさん。ぺっぺーとぺぺりん、ペトーペペノカドー、ペペのペペペがペペペでぺぺぺペペ・・・・・・


「もおーしんちゃーん、シロにご飯あげてって言ったでしょー。待ちくたびれて寝ちゃってるわよー。早くあげなさい。」
「なんだシロ、いつまでも暑いからってダラダラしてたらいけないゾ。」
「あんたが言うな。…ハッ!これは一週間振りの予感。来るわ、今日こそ来るわ!」
「おおーかあちゃん、便は急げですな」
「それを言うなら善は急げ。でも急がなくちゃ、このチャンス逃すわけにはいかないのよ!便は急げーっ!」
「やれやれ。さあシロご飯だゾ」
「ペンッ」
「…え? かあちゃんかあちゃーん、今シロが変な鳴き方したぺ。ええっ!オラにもなんかぺがついてくるぺー!ぺぺぺ、ぺぺ、ぺぺぺぺぺぺー!」
「ペンッ!」

おしまい。



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きょうのポストカード(ロビン・フッド) [映画のポストカード]

今日の午後ローはロビン・フッド
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『どぶ鼠作戦』『血と砂』 [岡本喜八監督の映画]

『どぶ鼠作戦』を観た。1962年、日本、1時間42分。
第二次世界大戦末期、北支(中国北部)戦線。激戦は続き日本軍の新しく赴任してきた指揮官が捕虜となる。救出作戦を任命された特務隊には一本の短刀が渡される。それは救出が成された時に指揮官の自決を促すためのものだった。

まだ観ていなかった岡本喜八監督作品。『独立愚連隊』『独立愚連隊西へ』に続くシリーズ三作目だとか。三作品に話の繋がりはなく第二次世界大戦末期の北支戦線での物語のシリーズという事らしい。

主演はシリーズ三作品に出演している佐藤允(さとうまこと)さん。無骨ながら飄々としていてこういう役が自然に、そしてカッコ良く演じられる人もそういないんではないかと思う。
ジブリ作品『もののけ姫』ではタタリ神の声を演じられているが佐藤允さんと気付ける人はほとんどいないんじゃないだろうか。

主人公だけではなく他のキャラクターも戦時の悲惨さを感じさせない。本作が戦争の酷さ醜さを描いていないという事ではなくて、戦争の醜悪さがしっかりと下地に有りつつその中で戦争活劇が展開される。恐らく現実にはそういう活劇的な事は無かった。でもそんな事が有っても良かったのに。という意味で本作はファンタジーなのではないかと思う。
『独立愚連隊』以前は日本映画で第二次世界大戦を描くにあたって娯楽活劇作品というものは無かったらしい。なので『独立愚連隊』公開当時は好戦的という批判も有ったとか。

上原謙さんと加山雄三さんの親子共演作品。一緒のシーンは無かった。上原謙さんが加山雄三さんの代表作『若大将』シリーズに数本出ている様なので共演作品がそれほど珍しいという事でもないのか。



『血と砂』を観た。1965年、日本、2時間12分。
第二次世界大戦末期、北支戦線。戦禍を戦い抜いてきた曹長と音楽学校から学徒出陣してきた若者たちが前線に送られる。若者たちは曹長にしごかれ重要拠点である砦の奪還作戦に就く。

本作も『独立愚連隊』シリーズの一本とする見方も有るみたい。佐藤允さんも出演している。
確かに戦争活劇ではあるけどまだ初(うぶ)な若者たちを登場させる事によって反戦メッセージが色濃くなっている。
本作も現実には有り得なかった(有ったのかもしれない)という意味でファンタジーなのだと思うけど、それは当時の若者たち、戦時下で青春を過ごし短い一生を終わらせられた若者たちにせめて映画の中で活劇映画の登場人物となって活躍してもらおうという、ご自身も戦時下で青春時代を過ごした岡本喜八監督ならではの戦友たちへの慰霊、鎮魂なのではないかと思う。



新文芸坐、「映画を通して歴史や社会を考える"反骨の映画作家・岡本喜八の流儀"」の二本立てで観た。
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『ベイビー・ブローカー』『リコリス・ピザ』 [映画]

『ベイビー・ブローカー』を観た。2022年、韓国、2時間10分。
坂の上の教会には捨て子を預かるボックスが設置されていた。夜中にまた一人の女性が赤ん坊をボックスの外に置き去りにする。教会の夜間当番の男と同じ町でクリーニング店を営む男は赤ん坊を横取りし斡旋する事で稼いでいた。

池袋シネマ・ロサにて。

是枝裕和監督の韓国映画。

親だけが子供を育てるのではなく社会の大人全員で子供たちを大事に育てていけばいいのではないか。という事なのだろう。本作の大人たちは子供の事を考えて(当然それ以外の事も考えてはいる)行動している。
子供は親に育てられるのが理想なのだろうけど、その理想の元で失敗した例は今までにどれほど有るのか。その理想を見直してみてもいいのかも。
失敗かどうか、どういった基準で誰がどの時点で決めるのかという所では有るけど。



『リコリス・ピザ』を観た。2021年、アメリカ、2時間14分。
1973年、ロサンゼルス。高校生のゲイリー・ヴァレンタインは卒業アルバムの写真撮影の助手として学校に来ていた年上の女性アラナに一目惚れする。

年の差カップルの甘くて苦いロマンス映画。かと思わせてそこはポール・トーマス・アンダーソン監督なのでそんな誰もが思い付くような作品ではなかった。ポール・トーマス・アンダーソン監督の思うがままの自由律というか、なんの話でどこに向かっていってるんだか予測できない。ゲイリーとアラナが付かず離れずの愛憎入り混じった関係なのもその一因だろうけど、だからこそ普通のロマンス映画にはなっていないわけでその面白さも確かに有った。結局最後には青春ロマンス映画として着地を決めるのも明快で良かった。
ゲイリーを演じたのはフィリップ・シーモア・ホフマンの息子で本作でデビューしたクーパー・ホフマン。フィリップ・シーモア・ホフマンが出演したポール・トーマス・アンダーソン監督作品の『ザ・マスター』も二人の人物の愛憎入り混じった関係が描かれていた。『ザ・マスター』は結局なんだったんだ?とよく分からなかったけど本作と合わせて観ると何か分かるのかもしれない。

クーパー・ホフマンは体型がお父さんに似ていてやっぱり親子だなあと思う。顔は似ていない。が、誰かに似てるなあと、ジュード・ロウかなあと思いながら顔を見ていてある瞬間に磯山さやかさんに似ている事に気付いた。という事はクーパー・ホフマンも可愛い。その反面小憎たらしさもあって、そういう所がこの映画に合っているのかもしれない。




『お!バカンス家族』の長男役スカイラー・ギソンドが前半のそれなりに重要な役で出ていた。
ジョン・C・ライリーも出ていたらしいが気付かなかった。

ネガティブカッターがモー・ヘンリーだった。まさか2022年になって新作映画でその名前が見られるとは思わなかった。
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きょうのポストカード(トゥームレイダー) [映画のポストカード]

BSプレミアム今夜の映画はトゥームレイダー
トゥームレイダー (4).JPG
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チョコエッグ クレヨンしんちゃんムービーセレクション2

ネットで予約していたのが届いた。クール便で来たので即開封して1個目がシークレット。幸先がいいのかそれともこれで運を使い果たしたのか。
シークレットなので一応シルエットで。
2014年 ガチンコ! 逆襲のロボとーちゃん.JPG
この小ささでとんでもなく良く出来ているが接続部分が脆いので接着剤でくっつけた。瞬間接着剤しか無かったので変な付け方にならない様気をつけた。
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『俺たち喧嘩スケーター』『エンゼル・ハート』『ボイリング・ポイント/沸騰』『灼熱の魂 デジタル・リマスター版』 [映画]

『俺たち喧嘩スケーター』を観た。2011年、アメリカ=カナダ、1時間32分。
腕っぷしの強さを見込まれアイスホッケーチームの乱闘要員として入団したダグ・グラット。乱闘の際の活躍は目覚ましくアイスホッケーの本場カナダの下部リーグのチームにスカウトされる。

配信のラインナップに有るのを見てはいつか観ようと思いながら観てこなかったのをやっと観た。
面白かった。邦題では『俺たち』シリーズになっているが、確かに『俺たち』シリーズとも言えなくもない所は有るけどそれよりも本作はアイスホッケー版の『ロッキー』なのだと思う。『ロッキー』とアイスホッケーのつながりと言えば『ロッキー』でのロッキーとエイドリアンのアイススケート場でのデートシーンは名シーン。本作でそのシーンをオマージュする事も出来たと思うがそれをやるとあからさまなのでやらなかったのか。
ロッキーがいい奴である事のオマージュは本作の主人公にしっかりと投影されていてそれが本当に良かった。
そして『ロッキー』と言えばアポロがいなければならない。本作のアポロはリーヴ・シュライバー演じるベテラン選手。アポロの様なカリスマ性が有って、主人公が対決して乗り越えなければならない相手として十分に魅力的なキャラクター。本格的な登場は後半からになるけどその登場で物語がぐっと引き締まってとても良かった。

良い所ばかりではなかった。名物とも言えるアイスホッケーの乱闘にスポットを当てているので仕方ないのかもしれないがそれにしてもスポーツとしてはあれほどの血みどろの乱闘では野蛮過ぎる。アイスホッケーには思い入れは無いけどイメージが悪くなるのではないかと心配になってしまう。
後はジェイ・バルシェル(表記はバルチェルではなかったけか?)の演じるキャラクターが下品過ぎる。一応コメディリリーフな役割だけど下品過ぎて笑えない。ジェイ・バルシェルは製作と脚本も担当している。

チームの主力選手を演じていたのはついこの間観たばかりの『C.R.A.Z.Y.』の主役の人だったが観ている間は全く気付かず。マルク=アンドレ・グロンダン。自分にとっては顔が覚えづらいタイプなのかもしれない。名前も。

本作のショーン・ウィリアム・スコットはジャック・ブラックに似ていた。という事はジャック・ブラックももうちょっとシェイプアップすればもっとイケメンになるのかも。





『エンゼル・ハート』を観た。1987年、アメリカ、1時間53分。
1955年、ニューヨーク。私立探偵のハリー・エンゼルに人探しの依頼が入る。その男は第二次世界大戦以前人気歌手であったが戦地で深い傷を負い帰国してから姿を消した。依頼主は男と交わしたある契約が履行されないため捜索を依頼したという。

池袋HUMAXシネマズ "銀座シネパトス復活映画祭vol.2"にて。

後半ちょっと寝た。30年ほど前にレンタルビデオで観た時も後半でウトウトしたのを覚えている。オカルト映画で居眠りしがちなのは昔から。
終盤は目が覚めたが話が上手くつながらないままに終わってしまった感じ。それは至極当然なんだけどウィキペディアで本作のあらすじを読むと全く記憶に無いという事もないのでそこまで深く寝落ちはしていなかったのかもしれない。話が上手くつながらないのは敢えてそういう作りにしているのかもしれない。オカルトな超常現象を描くにあたってはっきりと断定させるより曖昧にして何が起きたのかを観ている側に想像させるのが一層効果的だろうし。とか、居眠りした事を誤魔化そうとしていてセコい。ちゃんと観てればちゃんと話はつながるはず。多分。

ミッキー・ロークもデ・ニーロも当然若くてカッコいい。シャーロット・ランプリングも美人。
ミッキー・ロークはその当時のセクシー俳優ナンバーワンだった。この当時のままで年齢を重ねていった姿を見てみたかったなあとも思うが、本人の選択なので他人がとやかく言う事でも無い。

巫女(?)を演じたリサ・ボネットは本作公開の年にレニー・クラヴィッツと結婚して翌年女児が誕生。その女の子がゾーイ・クラヴィッツ。レニー・クラヴィッツとは離婚。その後ジェイソン・モモアと再婚したが今年離婚したとか。という事でキャットウーマンが娘でアクアマンが元夫。



『ボイリング・ポイント./沸騰』を観た。2021年、イギリス、1時間32分。
ロンドンの人気レストラン。店は繁盛していたがシェフは私生活での心配事も有り心身ともに疲れていた。今夜はクリスマスムードも重なり店内はいつも以上に混乱していた。

約90分の出来事をワンショットで描き切る。ワンショットと言いつつ『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』や『1917 命をかけた伝令』の様にどこかで編集点が見つけられるのだろうなと意地の悪い見方もしていたけど見つからなかった。

話の結末はスッキリとはしない。せっかく約90分ワンショットでやり切ったのだからそこに話としても達成感みたいなものは欲しかったのは欲張り過ぎなのか。



『灼熱の魂 デジタル・リマスター版』を観た。2010年、カナダ=フランス、2時間11分。
双子の母親が死去。家庭的とは言えなかった母親の死去に双子は悲しみと共に安堵すらするが母親は二人に手紙を残していた。その手紙には二人がよく知らない父親と存在する事も知らなかった二人にとっての兄を探し出して欲しいとしたためられていた。

どこの国の話なのか知らずに観たので歴史的背景がよく分からず。国の歴史がそこで生きる人たちの思想とか行動に大きく影響するのだからそれは知っておいた方が良かったと思ったが、元々どこの国なのかは特定していないのだとか。
国の内外で争いが起こっていてそれが本作の1人の女性の人生に大きく影響を及ぼす。長年女性はその事を自分の胸の内に秘めていた。しかし秘めておくのにはあまりにも残酷過ぎて、母親として、一人の人間としての日常生活は破綻寸前だった。そして最後の時に秘めたものを解放しようとする。そうしなければその事実を誰も知る事が無かったわけで。そういう事が起こったと知るだけでも辛いが、戦争が起きればそれ以上に残酷な事が誰にでも起こり得るという事を知っておかなければならないのだろうと思う。
母親が下した決断は崇高なものだけど誰もが出来る事ではないからこの世界から戦争が無くならないのだろう。
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ソフビ

画像で見る限りではクソ恐ろしく出来がいい。26cmと23cmらしいのでそこそこデカい。仮面バージョンと素顔バージョンを出す所が購買意欲をそそられるが問題が有るとすればお値段。シリーズ化されて鬼義理とか出たらどうしよう。

クレヨンしんちゃん MARBO TAKUMI COLLECTION アクション仮面[しんのすけVer.A] PVC製 塗装済み完成品フィギュア

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野原家家族写真

シロは留守番。
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景品を取れた事だけに関しては無事に取れた。問題は幾らかかったのか。考えない様にしている。

思ったより大きかった。そしてひろしが重くて硬いのでちょっとした凶器になる。
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みさえの髪形は真横から見るとこんな感じ。
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みさえとひまわりは完全にくっついている(椅子からは離せる)が、ひろしの頭部は着脱可能なので、
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ブロッケン伯爵にする事も可能。
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服の色も似ている。





オンラインのクレーンゲームで最近取ったので気に入っているのは麻雀牌のルービックキューブ。
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きょうのポストカード(天空の城ラピュタ) [映画のポストカード]

今晩放送天空の城ラピュタ
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タイトルロゴにラピュタの紋章がデザインされているのがおしゃれ。
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『ど根性ガエル』の梅さんだったら「よっ! ニクいよこのお二人さんっ!」って言って電柱に激突してる。
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『L.A.コールドケース』『C.R.A.Z.Y.』 [映画]

『L.A.コールドケース』を観た。2018年、アメリカ=イギリス、1時間52分。
1997年、ロセンゼルス。当時人気絶頂のラッパー、ノートリアス・B.I.G.ことクリストファー・ウォレスが何者かに銃撃され死亡する。L.A.市警の刑事ラッセル・プールは別の殺人事件を捜査していたがその二つの殺人事件にレコードレーベル、デス・ロウ・レコードの主催者が関係している事に辿り着く。

実話を基にした作品。ノートリアス・B.I.G.殺人事件は未解決という事。この映画でも誰が犯人で何故殺されたのかを追及する事ははせず。と言うか事件自体はそんなに複雑なものではないのだろうと思う。当時のヒップホップ界はギャングみたいと言うよりギャングそのものが幅を利かせていて(真っ当な人達も当然いたはず)、ニューヨークとロサンゼルスでのレコードレーベル同士の武力抗争も起こっていたらしい。その抗争の被害を受けた。というのが事件の真相なのではないかと思うがL.A.市警が何故その真相に辿り着けないのか、それとも敢えて真相に近付こうとしないのか。それにはある理由が有って、1992年に起きたロサンゼルス暴動の影響も大きいみたいだが、その大元となっているL.A.市警の闇とそれに立ち向かおうとし続けた一人の男がいた。という事が描かれた作品。
ショービジネスの本場でもあるロサンゼルス。その光輝く場所には光が作り出す闇も存在する。というのは昔から、それこそ光が現れた瞬間から現在に至るまで光が有る限り永遠に存在するものなのではないかと思う。
その事を1950年代の同じくロサンゼルスを舞台に描かれたのが『L.A.コンフィデンシャル』。本作の邦題は恐らく『L.A.コンフィデンシャル』を意識して付けられたのではないかと思う。

『炎のデス・ポリス』の風船おじさんトビー・ハスが出ていた。フィルモグラフィを見ると今まで色んな作品で見た事が有ったみたいだけど『炎のデス・ポリス』の風船おじさんの様な強烈な印象が残ると顔を覚えられる。
マイケル・パレも出ていたみたいだけどそちらは全く気付かなかった。



『C.R.A.Z.Y.』を観た。2005年、カナダ=モロッコ、2時間9分。
カナダ、ケベック州。7人家族の1960年代から1970年代の物語。

7人家族の内ほぼ四男坊の事の物語。しかし両親、兄弟も個性的でキャラクターが立っている。四男坊がメインなだけに仕方なく目立たないキャラクターもいるけど、でもそれぞれにそれぞれの物語が有るのだろうなと思える。

エピローグがものすごくあっさりとしている。それまでが丹念に描き込まれていただけにちょっと残念。



『刑事マルティン・ベック』で寝た。
カリテシネマコレクションで上映。結構楽しみにしていたけど。
今年の居眠り映画が二桁乗ったんじゃないかと思ったが、まだ5、6本だった。それでも十分に多い。
1978年のスウェーデン映画。自分が子供だった昭和の時代、ポルノの本場と言えばスウェーデンで、男子憧れの国だったと思う。別の国だったか?そんな事を起きている間は考えたりしていた。そんな余計な事を考えているから居眠りするのかもしれない。
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