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僕は君のために蝶になる [2008年11月に観た映画]

『僕は君のために蝶になる』
“胡蝶飛” (2007・香港) 1h28
製作・監督 : ジョニー・トー
出演 : ヴィック・チョウ、リー・ビンビン、ウォン・ユーナン、ユウ・ヨン



ネタバレあり。




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『エグザイル/絆』が楽しみなジョニー・トー監督作品なので観ました。



しかし、この映画の場合はジョニー・トー監督作と言うより、ヴィック・チョウ主演作と言ったほうが適切かも。
台湾のアイドルスター、ヴィック・チョウ主演の『ゴースト/ニューヨークの幻』みたいな映画。
ですから宣伝コピーで“切なくやさしい奇跡”“珠玉のラヴストーリー”という言葉が並べられているのも納得するしかない。

要はヴィック・チョウが素敵[ぴかぴか(新しい)]と思えればいいわけで。

納得するしかないのですが、果たして本当に“切なくやさしい奇跡”だったのか?“珠玉のラヴストーリー”だったのか?
個人的には疑問の残る映画でした。
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新宿プラザ劇場ラストショー [2008年11月に観た映画]


Al Pacino







『ゴッドファーザーPARTⅡ』
“THE GODFATHER: PARTⅡ” (1974・アメリカ) 3h20
製作・監督・脚本 : フランシス・フォード・コッポラ
出演 : アル・パチーノ、ジョン・カザール、ロバート・デュヴァル、ダイアン・キートン、タリア・シャイア、ロバート・デ・ニーロ、リー・ストラスバーグ、マイケル・V・ガッツォ



“新宿プラザ劇場ラストショー”という事で平日の真っ昼間に観に行きました。
“ラストショー”という事で特製クリアファイルが貰えたり、場内アナウンスで感謝の言葉が述べられたりでちょっと感傷的になってしまいます。

クリアファイルの中には「新宿プラザ劇場の歴史」みたいな小冊子が入っており、上映された映画のリストが記載されています。
そのリストを見るとエンターテイメント映画の王道と言った作品がずらりと並んでいます。
それらを上映してきた新宿プラザ劇場もまた映画館としての王道だったんだなぁと思います。

自分の新宿プラザ劇場の一番古い記憶は1993年の『ア・フュー・グッドメン』。大変混雑していて映画館の外に並んだ記憶が。
印象深いのが『スピード』『ダイ・ハード3』の先行オールナイト。待ちに待っていた映画をいち早く観たい。という熱気が場内に充満していました。



3時間20分の長尺作品なので観終えて外に出るとすっかり夜。
この日はキレイな三日月でした。
だからなんだと言う事もないですが、お別れの夜には三日月が似合います。

さようなら新宿プラザ劇場。

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リダクテッド 真実の価値 [2008年11月に観た映画]


Brian De Palma: Interviews (Conversations With Filmmakers Series)









『リダクテッド 真実の価値』
“REDACTED” (2007・アメリカ=カナダ) 1h30
監督・脚本 : ブライアン・デ・パルマ
出演 : ロブ・デヴァニー、イジー・ディアス、パトリック・キャロル



ネタバレあり。



ブライアン・デ・パルマ監督の作品ならば、イラクにおける米軍の腐敗を描くフェイクドキュメンタリーだったとしても何かお楽しみ的なものがあるだろうと期待していましたが、何も無かった。
有るのは腐りきった現実だけ。本作で描かれている事が全てではないだろうけど。

全く救いのない映画を作っちゃうところがデ・パルマ監督らしいと言えばらしいです。

ただの映画好きとしましては、デ・パルマ監督の次回作では本作で新たに手にしたテクニックを駆使したサスペンスを観せて頂きたい。
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その土曜日、7時58分 [2008年11月に観た映画]


Sidney Lumet: Interviews (Conversations With Filmmakers Series)







『その土曜日、7時58分』
“BEFORE THE DEVIL KNOWS YOU'RE DEAD” (2007・アメリカ=イギリス) 1h57
監督 : シドニー・ルメット
出演 : フィリップ・シーモア・ホフマン、イーサン・ホーク、マリサ・トメイ、アルバート・フィニー、ローズマリー・ハリス



ネタバレあり。



原題の意味は、「悪魔がお前が死んだ事に気付く前に」。
この前に文章があり、そしてこのタイトルなのですがその文章が全く思い出せません。

確かに悪魔に気付かれたらとんでもない事になりそうな主人公たちでありました。



さすがはシドニー・ルメット監督。齢80を過ぎてのあのファーストシーン。
人というものは年齢など関係なくいつ如何なる時も欲にまみれてしまうものなのだよ。
という事がこのファーストシーンで提示されているような気がします。



欲にまみれた兄弟の堕落の物語。
その結末は苦い、やるせない、救いがない。

それを描く事を目的とした映画ならば大成功なんじゃないだろうか。
それを観る方としてはツライものがありますが。
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ゲット スマート [2008年11月に観た映画]


OH! NICE GET’s






『ゲット スマート』
“GET SMART” (2008・アメリカ) 1h50
製作総指揮・監督 : ピーター・シーガル  製作総指揮・出演 : スティーヴ・カレル
出演 : アン・ハサウェイ、アラン・アーキン、ドゥェイン・ジョンソン、テレンス・スタンプ、ジェームズ・カーン



ややネタバレあり。




Jungle 2 Jungle
過去1、2週間で上映打ち切りという作品が有りました。
『ジャングル2ジャングル』(1997)や、


Everything Is Illuminated [Original Motion Picture Soundtrack]
『僕の大事なコレクション』(2005)など。


Dan in Real Life
本作もその道をたどるのでは?と内心ヒヤヒヤしながらなんとなく観ないでいたら1ヶ月近く経ってもまだ上映している。
でもきっとガラガラなんだろうなぁと思っていたら結構人が入っている。
なんなんだろう?たまたま自分の観た回だけが人が入っていたのか?
それともスティーヴ・カレルブームがジワジワと来ているんだろうか?

来てるんならこれも観てみたい。
本作の様なドタバタ系ではないみたいですけど。


Get Smart [Original Motion Picture Soundtrack]

本作ですが、スティーヴ・カレルの魅力満載。スティーヴ・カレルいつもの真面目な顔で絶叫しまくり。
某氏とのキスシーン最高でした。

110分はちょっと長かった気がします。
『オースティン・パワーズ』シリーズは3作とも95分でまとめていますが、やはりドタバタ系のコメディだと90分~100分辺りが妥当かと個人的には思います。
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容疑者Xの献身 [2008年11月に観た映画]


容疑者Xの献身


『容疑者Xの献身』
(2008・日本) 2h08
監督 : 西谷弘
出演 : 福山雅治、柴咲コウ、堤真一、松雪泰子、金澤美穂、北村一輝、鈴木卓爾、渡辺いっけい、品川祐、真矢みき



ネタバレあり。



先ずはテレビドラマ『ガリレオ』をレンタルして観ました。
1話完結(最終話を除く)のミステリーはお気楽に観れてとても観やすかった。
大量殺戮破壊兵器“レッド・マーキュリー”[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]も含めて面白いドラマだったと思います。

で、本作ですが、『ガリレオ』番外編という感じがしました。
テレビドラマのレギュラー陣の影が薄く、それは主人公である湯川准教授にしても然り。
ドラマではやや浮き気味な気がした(でも結構好きでした。)准教授の決めポーズ及びその際のお約束演出も封印。



物理の天才VS数学の天才の犯罪推理対決。という所も本当なら見所の一つなのだと思いますが、それもそんなに盛り上がらなかったと思う。



では何故本作が大ヒットしているのかを考えてみますと、「切ない犯罪」。この一点かと思われます。

要は殺人は美談に成り得るのか?

自分には美談として受け止められなかった。
過去、殺人が美談と成り得る物語は数多く有ったと思います。
本作の場合も多分第1の殺人迄は美談に成り得たはず。
しかし第2の殺人はいかがなものか?
何故鈴木卓爾さんは殺されねばならなかったのか?そこにどうしても引っ掛ってしまいます。

しかし本当の所はどうだったんだろう?
第1の殺人の遺体は見つからないまま映画は終わっているので、あくまで准教授の推理にしか過ぎないという事だし。
でも非常に頼りない記憶を辿ると、確か雪山で「(第1の殺人の)遺体が見付かる頃には、裁判がどーのこーの」とかいう罪の告白みたいなシーンも有った様な気がするし。



追記

もし第2の殺人が行われていなかった。鈴木卓爾さんがどこかで生きていた。
というオチだったら、それは准教授の完全な敗北となって別の意味で面白かったかも。

そうなると第1の殺人の犯行時間のすり替えのトリックが必要になりますが。
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イーグル・アイ [2008年11月に観た映画]

Eagle Eye [Original Motion Picture Soundtrack]
2001年宇宙の旅








『イーグル・アイ』
“EAGLE EYE” (2008・アメリカ) 1h58
監督 : D・J・カルーソ
出演 : シャイア・ラブーフ、ミシェル・モナハン、ビリー・ボブ・ソーントン、ロザリオ・ドーソン



とってもネタバレあり。



見知らぬ男女がある意思によって国家を揺るがす重大犯罪に巻き込まれる。



とってもとってもネタバレあり。




予告を見るとそんな感じのストーリーなのかと思っていました。
実際観てみるとやはりそんな感じのストーリーで、自分の中では予定調和的に物事が進みすぎて冷めた感じで観ていたのですが、事の真相が明らかになってくるといい意味で予告を裏切ってくれます。
もはや別物の映画と言ってもいいぐらい。

そこからは面白かった。
この物語が原作無しのオリジナルストーリーというのにも驚きました。
『2001年宇宙の旅』+『逃亡者』(ハリソン・フォード主演の方)をヒッチコックテイストで。という感じもしなくは無いですが、エンターテイメント作品なので楽しめれば何でも有りです。
アクションシーンも今風でド迫力。

予告の感じな映画を期待していた方にはトンデモな映画かもしれませんが、
個人的には予告から既に物語が始まっていて、予告も映画の重要な一部である。という事の好例な映画だと思いました。



D・J・カルーソ監督の前作『ディスタービア』はヒッチコック作品『裏窓』から着想を得ているらしいので、本作もヒッチコックテイストになるのは当然と言えば当然なのかも。
ヒッチコックと言えばブライアン・デ・パルマ。と直結で繋がってしまう自分としては、クライマックスはデ・パルマタッチの長回しで観てみたかった所です。



ビリー・ボブは『逃亡者』のトミー・リー・ジョーンズの様。
良かったですけど、トミー・リーの様にオスカーゲットは難しそう。
『追跡者』の様にスピンオフも難しそう。本作の前日譚ならもしかしたら有り得るかもしれない。

U.S. Marshals

若いなぁトミー・リー。と言ってもこの時52歳。
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