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ハッピーフライト [2008年12月に観た映画]


ANAボーイング747-400

『ハッピーフライト』
(2008・日本) 1h43
監督・脚本 : 矢口史靖
出演 : 田辺誠一、時任三郎、綾瀬はるか、寺島しのぶ、田畑智子、岸部一徳、平岩紙、田中哲司



ホノルル行き1980便は無事ホノルルに着けるのか?



ネタバレ有り。



『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』では、シンクロやジャズのビッグバンドをズブの素人の高校生たちがオチャラケたりしながらも奮闘努力の甲斐あって見事成功させる姿を感動的に描いていましたが、本作ではプロフェッショナルの姿を描いています。プロでも多少はオチャラケますが。

ジャンボジェットを飛ばすために様々な職種の方々が関わっています。
その方々のプロ意識が安全且つ快適なフライトを支えているのだなぁと思いました。

そのプロフェッショナルの姿をこの映画を通して見せてくれた矢口監督や役者さんたちもまたプロフェッショナル。
様々なエピソードをよどみなく過不足無くまとめあげ、そしてコメディ映画として笑える所はちゃんと笑える映画を作った矢口監督。さすがでした。



本作は後半、ある映画のようになります。その映画もプロのカッコよさを描いた映画。

様々なハプニングが有りながらも無事ホノルルに着いてハッピーエンドだと思っていましたが、引き返し感濃厚になった時に気付きました。
『アポロ13』だと。

そうなると岸部一徳さんがエド・ハリス。だとしたら決めのシーンでベストを着て欲しかった。
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羅生門 デジタル完全版 [2008年12月に観た映画]


Rashomon (Sub) [VHS] [Import]







『羅生門 デジタル完全版』
(1950・日本) 1h28
監督・脚本 : 黒澤明
出演 : 三船敏郎、京マチ子、森雅之、志村喬、千秋実、上田吉二郎



山中で起きた殺人。男と女と男の言い分は見事なまでに食い違う。



ネタバレ有り。



男の情けなさと、女のしたたかさが真相を藪の中へと誘い込みます。
現代社会で生きている身として、自分の都合の悪い事は隠したいのは当然だよなぁ。とも思います。
本作の中にも「隠し事なんて当たり前じゃねぇかバッキャロイ!」といった意味のことを仰る御仁が居られます。

しかし黒澤監督はそれを良しとしない。
例え隠し事をするのが当たり前の風潮でそれに流されそうになったとしても、自分の中に正義を持ちそれを貫く事が大事なのである。
という事を声高々に謳いあげ堂々としたラストを迎えます。
これぞ黒澤ヒューマニズム。

故エンペラー吉田さんの名言「偉ぐなくともぉぉ正ぁしく生ぎるっっ!!(パカッ)」を思い出さずにはいられません。



本作はかなり昔に1回だけ観ていました。ので大部分は忘れていました。
三人の言い分が描かれるわけですが、その内の一人は被害者。
どーすんだろう?と思っていたら、まさかあの手でくるとは。
時代劇だから有りな手だなぁと思います。



三人の言い分を再現するシーンでは、一人の表情を誰かの背中越しに撮るカットが多かったような気がします。
表情を直接見せるのではなくて、間にワンクッション置く事によってそれぞれの言い分のどれかに肩入れさせる事なく、三つの言い分を平等に客観視させる効果があるように思えました。



本作はデジタルで修復されたそうです。
映像は勿論キレイになっていて、尚且つ音声面でセリフが聞きやすくなっているらしい。
確かにセリフは聞きやすかったです。それでも何箇所か聞き取りづらい所があったのは自分のリスニング能力の低さが原因かと思われます。

『検非違使(けびいし)』って単語久し振りに聞きました。
会話の中で普通に使われていましたが、今だったら“検非違使とは”みたいな説明シーンが入りそうです。
本作にそのようなシーンは入れられないとは思いますが、昔の人には検非違使についての知識が普通に備わっていたのだろうか?
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1408号室 [2008年12月に観た映画]


Stephen King: The First Decade, Carrie to Pet Sematary (Twayne's United States Authors Series)






『1408号室』
“1408” (2007・アメリカ) 1h44
監督 : ミカエル・ハフストローム  原作 : スティーヴン・キング
出演 : ジョン・キューザック、サミュエル・L・ジャクソン、メアリー・マコーマック、ジャスミン・ジェシカ・アンソニー、トニー・シャルーブ



ニューヨーク、ドルフィンホテル1408号室は邪悪でファッキンな部屋。



ホラー映画って不条理なんだなぁとつくづく思い知りました。
ホラーだから不条理なのか、不条理だからホラーなのか。
不条理で常識が通用しないからこそ怖いのかもしれない。



ジョン・キューザックのほぼ一人芝居はお見事でしたが、サミュエル・L・ジャクソンの出番が少なかったのは残念。
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