ラスト・ブラッド [2009年6月に観た映画]
『ラスト・ブラッド』
“BLOOD: THE LAST VAMPIRE” (2008・香港=フランス) 1h31
監督 : クリス・ナオン
出演 : チョン・ジヒョン、アリソン・ミラー、小雪、リーアム・カニンガム、倉田保昭
人間とオニのハーフの女の子がオニ退治。
チョン・ジヒョン可愛かった。
セーラー服姿でのアクションがなんとも言えませんが、個人的には和服姿の時の方が可愛かった。
和服時の日本語は吹き替え。よっぽど使い物にならない日本語だったんだろうか?英語は上手かったけど。
その吹き替えがオリジナルの主人公の声をやった工藤夕貴さんだったら良かったのに。
映像カッコよかった。
アクションシーンでは時にストップモーション風になるけど、それが独特な雰囲気を醸し出していた。
出血エフェクトは今イチ。オニ独自の水玉出血がそんなにカッコよくない。
元のアニメは48分。
そんなに短かったとは。9年前の事なので記憶があやふや。
覚えている限りでは、確か本作での飛行機のシーンがアニメでのクライマックスだったような。
出血エフェクトもアニメを忠実に再現したものだったんだろうか?
ザ・スピリット [2009年6月に観た映画]
『ザ・スピリット』
“THE SPIRIT” (2008・アメリカ) 1h43
監督・脚本 : フランク・ミラー
出演 : ガブリエル・マクト、サミュエル・L・ジャクソン、エヴァ・メンデス、スカーレット・ヨハンソン、サラ・ポールソン、ルイス・ロンバルディ
『シン・シティ』の夢よもう一度。みたいな。
なにやらアメリカでは興行・批評両方で大失敗な作品のようですが、それ全く知らなかったので先入観無く楽しめました。
序盤でシリアスモノじゃ無ぇな。と分かって気楽に観れました。
ちょっとふざけ過ぎでややスベリ気味な所も有りますが、それも許せる範囲でした。
原作はアメコミのようで、原作ファンの方に不評だったのか?
フランク・ミラー監督の前作『シン・シティ』のファンの方に不評だったのか?
全然分かりませんが、原作知らないし、『シン・シティ』もそれ程好きではない事もあって、本作は楽しめました。
主人公の人は、なにやらトム・クルーズのようなジョージ・クルーニーのような。
映画の中では素顔は見れませんでしたが、探して素顔を見てみたら、ほんの少しトム・クルーズ似でした。
サミュエル・L・ジャクソン生き生きしてた。
こんなのが本当に好きなんだろうなぁ。
相変わらず演説上手い。
アルマズ・プロジェクト [2009年6月に観た映画]
『アルマズ・プロジェクト』
“ALMAZ BLACK BOX” (2007・アメリカ) 1h29
監督・脚本 : クリス・ジョンソン
出演 : イワン・シュヴェドフ、イナ・ゴメス
『ブレアウィッチ・プロジェクト』の夢よもう一度。みたいな。
1999年公開当時話題になった『ブレアウィッチ』。観たけどよく分かりませんでした。
本作もある機密映像の公開。という形をとった作品。よく分かんなかった。
詳しくはオフィシャルサイトでね。本編も繰り返し観れば謎が少しずつ分かってくるよ。な作品なので初めからDVD向けなのかも。
映像、出演者はリアリティが有って良かった。
ただ、機密映像という形なのにエンドロールが有るのは如何なものか?
作り物だとばらしているようなもの。
嘘つくなら徹底して嘘ついて欲しい。
組合がうるさいからエンドロール出さなきゃいけないのかもしんないけど。
登場人物が回すカメラ映像で臨場感を出す。
その場合危機的状況においてもカメラを回し続ける意味。が大切かと思います。
本作においてはその必然性はあまり感じられませんでした。
監視カメラの映像も使われているので、危機的状況においては監視カメラだけの方が良かったと思う。
消されたヘッドライン [2009年6月に観た映画]
ハイキック・ガール! [2009年6月に観た映画]
レイチェルの結婚 [2009年6月に観た映画]
『レイチェルの結婚』
“RACHEL GETTING MARRIED” (2008・アメリカ) 1h52
製作・監督 : ジョナサン・デミ
出演 : アン・ハサウェイ、ローズマリー・デウィット、ビル・アーウィン、デブラ・ウィンガー、トゥンデ・アデビンベ、マーサ・ジッケル、アニサ・ジョージ
ネタバレあり。
その家族にはある秘密があって。
秘密で引っ張っていく作品ではありませんでした。いわゆるどんでん返しのある作品ではなかった。
家族にまつわる情報が小出しに明らかにされ、秘密はその中での一つの情報に過ぎない。
その家族において全てを左右した重大な事件ではあったけど、この家族が抱えている真の問題は何か別の所に有ったような。
それがなんなのか?よく分かりませんでしたが。
雰囲気から察するに母親(デブラ・ウィンガー)がその問題の中心にいるような。
ジョナサン・デミ監督と言うと『羊たちの沈黙』が真っ先に思い浮かびます。
と言うか監督作品そんなに観てなかった。『羊たちの沈黙』以外は『フィラデルフィア』と『クライシス・オブ・アメリカ』ぐらい。
なので本作の雰囲気がなんかガス・ヴァン・サントみたいだなぁと思いましたが、実は本作が『羊たちの沈黙』よりもジョナサン・デミらしいのかもしれない。
花嫁の父と新郎の皿洗い選手権。良かった。皿洗いであれだけ盛り上がれる人たちもそうはいない。
盛り上がりのクライマックスに起こる急転直下の展開。
ややあざとい感じもしましたが、それだけ家族の中では未だ消化しきれていない出来事なのが分かりました。
結婚式で新郎が新婦に歌を贈るシーンも良かった。
あそこで終わるのも有りかなぁと思いました。
他人から見れば幸せいっぱいの結婚式を挙げている新郎新婦とその家族。
しかしその幸せの裏には他人には思いもよらない複雑な感情が隠されている。みたいな。
実際にはその先が有って、それは家族には表の顔と裏の顔が有って、その裏の顔を一枚めくるとまた別の顔が有る。
その別の顔をはっきりと見せないうやむやな感じで映画は終わりました。