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9〈ナイン〉 ~9番目の奇妙な人形~ [2010年5月に観た映画]


9 [Original Motion Picture Soundtrack]




『9〈ナイン〉 ~9番目の奇妙な人形~』
“9” 〈2009・アメリカ〉 1h20
監督・原案 : シェーン・アッカー
声の出演 : イライジャ・ウッド、ジョン・C・ライリー、ジェニファー・コネリー、クリストファー・プラマー、マーティン・ランドー、クリスピン・グローヴァー、フレッド・タタショア



破滅した世界で生き残った人形たち。世界は何故破滅したのか?人形たちは何故生き残ったのか?



ネタバレ有り。



面白かった。もっと観念的な物語が描かれるどんよりとしたダークなアニメーションなのかと思いましたが、観ていて楽しいアクションエンターテイメント映画でした。
悲しい別れも有りますが、きっと彼らは大願成就して成仏しているはず。と思っています。

何と言ってもアクションシーンが良かった。
単発大当たりのその場限りのアクションではなく、一つのアクションが次のアクションを生み出す確変アクション。
そのアクションの中で個々のキャラクターの描き分けもされるのが観ていて気持ちいい。
本当に素晴しいアクションシーンでした。
監督が元々建築学を専攻していたという事が、場面設定とかアクションの組み立てとかに生かされているような気がする。

人形たちがやや類型的ではあるものの個性溢れる面々で、わずか80分の間で忘れられない奴らになりました。
ますます『ガンバの冒険』のハリウッド映画化が観たくなりました。日本での映画化でも構いません。
ガンバの冒険 劇場版コンプリート・コレクション [DVD]













5月9日は「9〈ナイン〉の日」。という事で新ピカ限定で本編上映前に元になったショートフィルムも観れました。
現在は横浜みなとみらいで観れるらしい。
http://www.brillia-sst.jp/
ネタバレになるんじゃないか?と心配しましたが、多少ネタバレ気味な所は有りましたが、それほど気にはならず。
電気スタンドから明りを発明しますが〈80分バージョンでは自動車から〉、電気スタンドと言えばピクサー。ピクサーへのオマージュ。それともピクサーには負けないという決意。どちらだろう?
The Art of Pixar Short Films










『ネガドン』の粟津順監督の『プランゼット』が近日公開。ややゲーム的な映像の感じもしないでもないけど、こちらも楽しみ。
http://www.planzet.jp/

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運命のボタン [2010年5月に観た映画]

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『運命のボタン』
“THE BOX” (2009・アメリカ) 1h56
製作・監督・脚本 : リチャード・ケリー
出演 : キャメロン・ディアス、ジェームズ・マースデン、フランク・ランジェラ、サム・オズ・ストーン、ホームズ・オズボーン



ヴァージニア州。1976年のある日の早朝。ある一家の玄関先に置かれた箱。そこから始まる不条理な出来事。



不条理なだけにもやぁ~んとした映画でしたが、好きな感じのもやぁ~んでした。
ある一家の前にもやぁ~んとした存在が現れ、もやぁ~んとした事態に巻き込まれる。
そのもやぁ~んの前では家族愛などは事態の解決には何の役にも立ちませんが、それでも家族愛を貫こうとする姿は感動的でした。

あれ?箱の中身、あんま関係ない?と思っていたら、ちゃんと仕掛けがありました。そういう仕掛けだったのか。と仕掛けの妙が嬉しかった。原作は短編小説で、短編らしいアイデアだと思いました。
結局それももやぁ~んとさせてしまうのですが。



リチャード・ケリー監督の長編デビュー作にして代表作の『ドニー・ダーコ』。1回しか観てなくて内容がさっぱり分からなかったですが、本作が好印象なのでこの際に観直してみたい。

Donnie Darko [VHS] [Import]


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ふしぎの国のアリスとアリス・イン・ワンダーランド [2010年5月に観た映画]


Alice in Wonderland [VHS] [Import]




『ふしぎの国のアリス』
“ALICE IN THE WONDERLAND” (1951・アメリカ) 1h15
監督 : クライド・ジェロニミ、ハミルトン・ラスケ、ウィルフレッド・ジャクソン
声の出演 : キャスリーン・ボーモント、ビル・トンプソン、エド・ウィン、ベルナ・フェルトン





『アリス・イン・ワンダーランド』を観る前に『不思議の国のアリス』の事を全く知らないので、アリスと言えばディズニーアニメだろうって事で観ました。



へぇ~アリスってこんなんだったんだ。と驚きの内容でした。と言うかほとんど内容が無い事に驚き。
夢物語の中の不思議な国でのトンデモ珍道中。

アリスが意外と大根足なのにも驚き。

イモムシが好き。「A~E~I~O~U~」「Who are U~」

『アリス・イン・ワンダーランド』でジョニー・デップが演じている帽子屋が出てこねぇなぁ。と思っていたら、予想外の爺さんだった。

『鏡の国のアリス』も観ておきたかったけど、ディズニーがアニメ化はしていないようなので〈と思っていたら本作は、『不思議の国~』と『鏡の国~』がミックスされているものらしい。〉、『鏡の国~』は原作を立ち読みでチョロッと読んどこうかと思ってチョロッと読んでみたらわずか2、3ページでギブ。
読めない。全く頭の中に入ってこない。
あまり読み慣れていない文体だから。と責任をなすりつけるより、日頃の読書量が少な過ぎるのが問題なのであろう。
絵本にしとけばよかった。



Disney: Alice in Wonderland: A Visual Companion (Featuring the motion picture directed by Tim Burton): Foreword by Tim Burton (Disney Editions)『アリス・イン・ワンダーランド』
“ALICE IN WONDERLAND” (2010・アメリカ) 1h49
監督 : ティム・バートン
出演 : ミア・ワシコウスカ、ヘレナ・ボナム=カーター、ジョニー・デップ、アン・ハサウェイ、クリスピン・グローヴァー
声の出演 : アラン・リックマン、マイケル・シーン、スティーヴ・フライ



「夢を信じて生き続けたっていいじゃない」っていうメッセージの映画。

そのメッセージは、夢を信じ続けて今やハリウッドきってのヒットメーカーとなったティム・バートンらしい。
ただ映画を観た後にそれほど残らない。のは夢を信じていないからなのかもしれません。

映画は思っていた以上に『ふしぎの国のアリス』を忠実に再現されていて面白かった。
忠実じゃなかったのは、帽子屋がハゲてなかった。
『ラスベガスをやっつけろ』以来のジョニー・デップのハゲ姿が見れるのかと思ったけど。

映画は『ふしぎの国のアリス』と『ナルニア国物語』をミックスしたような感じ。
『ふしぎの国のアリス』をそのまま実写化したらそれこそ『ラスベガスをやっつけろ』になりかねない。
そこらへんのバランス感覚、世渡り上手な所がテリー・ギリアムと違う所で、さすがヒットメーカーになるだけの事はあるなぁと思いました。


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見事赤の女王を倒した所でジョニー・デップが気色悪いダンスをしますが〈本当に気色悪かった〉、そう言えば『ラスト・ボーイスカウト』でも見事敵を倒した後にブルース・ウィリスが踊ってたなぁと思い出しました。
『ラスト・ボーイスカウト』、全くアリスとは関係ない1990年代のノー天気なアクション映画ですが。







『ふしぎの国のアリス』で好きだったイモムシはあまり活躍はしませんでしたが、最後で現実社会とふしぎの国の橋渡し役という重要な役だったので良かった。
「A~E~I~O~U~」は無かったけど、「Who are U~」は有った。
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いばらの王 King of Thorn [2010年5月に観た映画]

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『いばらの王 King of Thorn』
(2010・日本) 1h49
監督・脚本 : 片山一良
声の出演 : 花澤香菜、仙台エリ、森川智之、大原さやか、矢島晶子、磯部勉




近未来、人類を襲う奇病“メドゥーサ”。選ばれた人間160人がコールドスリープによって人類滅亡の危機から逃れようとするが。



面白かったです。途中まで。話しに付いていけているまで。
絵の完成度が高く、ミステリアスな展開にもしっかり付いていけているはずで、十二分に楽しんでいたはずなのでしたが、事の真相が明かされてから何がなんだかさっぱり分からず。

『ゼブラシティの逆襲』もさっぱりでしたが、これはもう作り手の問題じゃなくて、観ているこちらの理解力の無さが原因なんじゃないかと思えてきました。

悔しいですっ!
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ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲 [2010年5月に観た映画]


映画 ゼブラーマン-ゼブラシティの逆襲-オリジナル・サウンドトラック

『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』
(2010・日本) 1h46
監督 : 三池崇史
出演 : 哀川翔、仲里依紗、井上正大、ガダルカナル・タカ、田中直樹、阿部力









2025年。ゼブラシティと名を変えた首都近辺には悪法ゼブラタイムがはびこり、権力を持った者たちがやりたい放題やっていた。それに立ち向かうは我らのゼブラーマン。



思っていた以上にSFしてました。ややこしいSF。
三池監督って映像派の監督だと思っています。バイオレンスやグロテスクなシーンばかりの映像派ではなく、VFXの使い方、作品への取り入れ方がメチャクチャ上手い。
崔洋一監督の『カムイ外伝』なんかを見るとその差は歴然。VFXのスタッフさんの力量に差は無いのだと思いますが、それをどう見せるのか、どう作品世界に取り入れるのかは監督に掛かっているのだと思います。
三池監督はそれが上手いのでSFを作ってもしっかりしたものが作れるのだと思います。

ただ、ストーリーテラーとしてはどうなんだろう?と思っていました。
見せたい所と語らなければならない所のバランスが悪いと言うか、見せたい所は目一杯やってやり尽くすけど、ストーリーを語らなければならない所では若干力を抜くと言うか。
なので本作のようにややこしいSFでは分かりづらいものに仕上がってしまう。

分かりづらかったです。と言うより、何がどういう事なんだかほとんど分かりませんでした。
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17歳の肖像 [2010年5月に観た映画]


An Education




『17歳の肖像』
“AN EDUCATION” (2009・イギリス) 1h40
監督 : ロネ・シェルフィグ
出演 : キャリー・マリガン、ピーター・サースガード、アルフレッド・モリナ、オリヴィア・ウィリアムズ、エマ・トンプソン





17歳の少女が手痛い代償を払い、人生の処世術を学ぶ。



その処世術とは、仮面を被り、本当の心は見せず、演技により他人を欺くこと。怖い。
若干高慢ちきな主人公には学んで欲しくなかった。何故なら賢いだけに誰よりも上手くその処世術を実践しそう。
超腹黒女の誕生。怖い。

その処世術を学ぶ以前から無邪気に人を傷つけていた主人公。ボーイフレンドに至っては家族ぐるみ、友達ぐるみで傷つけてた。
まああの父親が無邪気に人を傷つけるような人だったから、しょうがないっちゃぁしょうがない。
実在の人物の回顧録の映画化という事ですが、彼女の人生であれ以降どれだけの人を傷つけていったのかを考えると恐ろしくてたまりません。

観ていて腹の立つ映画でしたが(主に主人公に対して)、最後でヒューマンホラー、精神的スプラッターな映画になる所が面白かった。



映画冒頭で、拳の側面(小指側)を利用しての小さい足跡書きをしていましたが、あれって’60年代のイギリスにも有ったんだ!と、小さなサプライズでした。
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ウルフマン [2010年5月に観た映画]


The Wolfman




『ウルフマン』
“THE WOLFMAN” (2010・アメリカ) 1h42
監督 : ジョー・ジョンストン  製作・出演 : ベニチオ・デル・トロ
出演 : アンソニー・ホプキンス、エミリー・ブラント、ヒューゴ・ウィーヴィング





狼男に隠された秘密。



狼男について知っている事といえば、満月の夜に狼男に変身する。ぐらいしか有りませんが、本作はそんな不届き者に狼男信奉者のベニチオ・デル・トロが真の哀しい狼男物語を見せてしんぜよう。そんな感じの映画に思えました。
であるが故にクラシックな趣き。アクションシーンがCG控えめなのは良かったですが、その分地味と言うか。怪奇映画だけれどもそんなに怖くも無く。
『シャーロック・ホームズ』が現代的な要素を加えて見事ヒットして、それとは別の方向を選んで見事撃沈したような。

『ホームズ』とは年代的に重なっているんだろうか?近いような感じはするけど。
狼男VSホームズってのも観てみたいような。



エミリー・ブラントに既に大女優の風格を感じました。横チチサービスカットも有りで、脱ぎっぷりのいい所はケイト・ウィンスレット譲りな感じ。
新作はコメディのようで。面白そう。


いとこのビニー [DVD]
監督は『いとこのビニー』のジョナサン・リン。
予告を見る限りでは『いとこのビニー』をようやっと越えられそうな気がする。
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タイタンの戦い [2010年5月に観た映画]


Clash of the Titans




『タイタンの戦い』
“CLASH OF THE TITANS” (2010・アメリカ) 1h46
監督 : ルイ・レテリエ
出演 : サム・ワーシントン、ジェマ・アータートン、マッツ・ミケルセン、レイフ・ファインズ、リーアム・ニーソン





半神半人のペルセウス。神と人間の争いに巻き込まれて死んでいった人間の家族の復讐を誓う。



『パーシー・ジャクソン』を観た時に、本作に備えてギリシャ神話についてもっと知っておかなければ。と、思ってはみたものの特に何も調べる事も無く。
そんな不精な状態で観ましたが、面白かった。
『パーシー・ジャクソン』の知識で十分理解できました。本作を観ると『パーシー・ジャクソン』はギリシャ神話にかなり忠実に作られていたのが分かりました。
ただ、比較が本作なので本作がトンデモギリシャ神話だったりすると話しは別で。
そんなこんなでやっぱりギリシャ神話には詳しくないので、本作を英雄物語、戦いの中の男気映画として観て面白かった。



レイフ・ファインズ、端正な2枚目役者として颯爽と登場したはずですが、『レッド・ドラゴン』とか『ハリー・ポッター』とか、しまいには本作でどんどんキワモノ役者になりつつあります。
レイフ・ファインズはどこに向おうとしているのでしょう。
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アーサーと魔王マルタザールの逆襲 [2010年5月に観た映画]


アーサーと魔王マルタザールの逆襲



『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』
“ARTHUR ET LA VENGEANCE DE MALTAZARD” (2009・フランス) 1h33
製作・監督・原案・脚本 : リュック・ベッソン
出演 : フレディ・ハイモア、ミア・ファロー、ペニー・スタントン
声の出演 : 神木隆之介、GACKT、IMALU




『アーサー』シリーズ3部作の2作目。終わりへの始まり。



終わりへの始まりが、映画の終わりの方でようやっと始まった感じでした。
なので、思い返してみるとあまり何も起こっていない。
最後でパパッと事態が急転。
そして3作目の予告付でしたが、予告が一番面白かったかも。
かなりスペクタクルな映像が満載で。
『ジャンヌ・ダルク』な戦闘シーンを期待してしまいますが、本作はあくまでお子様向けファンタジー。あまり過度に期待するのは禁物かも。
The Messenger: The Story of Joan of Arc [VHS] [Import]













『アーサー』3作目は2011年公開予定。
『アデル』が今年の夏に公開されて、いよいよリュック・ベッソン引退のカウントダウンが迫ってきた感じですが、本当に監督業を引退するんだろうか?



フレディ君がすっかり大人の男になっているんじゃないかと心配しましたが、本作ではまだ少年の面影が有りました。かなり背は伸びたみたい。
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ファンボーイズ [2010年5月に観た映画]


ファンボーイズ [DVD]




『ファンボーイズ』
"FANBOYS” (2008・アメリカ) 1h30
監督 : カイル・ニューマン
出演 : サム・ハンティントン、クリストファー・マークエット、ダン・フォグラー、ジェイ・バルシェル、クリステン・ベル





1999年、青年たちは『スターウォーズ エピソード1』を求めてサンフランシスコを目指す。



ネタバレ有り。



映画内にスターウォーズ愛が充満していました。
本当はかなり重苦しい内容のはずですが、その重苦しさを感じさせないのは愛ゆえだからかと思います。

スターウォーズに精通していればもっと面白いのかと思いますが、それほど精通していない自分でもドタバタ珍道中コメディとして十分に面白かった。
ダン・フォグラーが面白かった。『燃えよピンポン』の時は若干不完全燃焼な様に思いましたが、本作では完全燃焼していて面白かった。

レイア姫ことキャリー・フィッシャーが出ていましたが、場内それほど盛り上がらず。
その前に『スタートレック』カーク船長ことウィリアム・シャトナーが出てきた時にはそこそこ盛り上がったのですが。
皆さん、キャリー・フィッシャーと気付かなかったんだろうか。

スターウォーズファンとスタートレックファンの方の間での確執がネタにされていましたが、両者が互いにけなしている作品について詳しい。
根っこの部分でSFファンとして繋がっていながら、それでも相容れないものが有る。
深いなぁ。真理だなぁ。と思いました。



ケヴィン・スミス、ジェイソン・ミューズの『ジェイ&サイレント・ボブ』コンビも『スターウォーズ』ファンを代表して。なのかはよく分からないけど出演。
残念ながらここも場内盛り上がらず。皆さん「誰?」と思ったんじゃないだろうか。
Jay & Silent Bob: Chasing Dogma


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スナイパー: [2010年5月に観た映画]

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『スナイパー:』
"神槍手” (2009・香港) 1h26
製作・監督・原案 : ダンテ・ラム
出演 : リッチー・レン、ホァン・シャオミン、エディソン・チャン 



香港警察特殊任務部隊。ライバルの確執がやがて部隊を壊滅の危機に追いやる。



ネタバレ有り。



最終的に部隊ほぼ壊滅してました。大丈夫?香港警察。と、フィクションながら心配になってしまいました。



ガンアクションが主体のアクション映画。
迫力のあるガンアクションで良かった。

その分ドラマが薄いかなぁと思いましたが、帰り道で香港映画通らしき人たちの会話に聞き耳をそばだてていたら、やはりエディソン・チャンの例のスキャンダルが影響していて、エディソン・チャンのシーンを大分カットしているとの事でした。真偽は不明ですが。
通りで主演の割りにエディソン・チャンの影が薄かった。
その分、部隊長を演じたリッチー・レンが渋い輝きを放っていました。
リッチー・レン、良かった。決してイケメンでは無いですが、地味と言うか古風な顔立ちが渋い。
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ウディ・アレンの夢と犯罪 [2010年5月に観た映画]


Cassandra's Dream




『ウディ・アレンの夢と犯罪』
"CASSANDRA'S DREAM” (2007・イギリス) 1h48
監督・脚本 : ウディ・アレン
出演 : ユアン・マクレガー、コリン・ファレル、ヘイリー・アトウェル、サリー・ホーキンス、トム・ウィルキンソン




兄弟に降りかかる悲劇。



悲劇以外の何ものでもなかった。
悲劇は誰にでも平等に降りかかるが、更なる悲劇を生み出すか否かはそれぞれの決断による所である。といった教訓でしょうか。

思いっきり悲劇なので本当は観ていてしんどいはずなんだけど、役者さんが良いのでそれほどしんどくなかった。
ウディ・アレンの抑制の利いた演出が、悲劇をことさら強調しないのも個人的には良かった。



ウディ・アレン、老いてなお盛ん。
イーストウッドもスコセッシも元気だし。御大たちが元気。
騒々しくなく、CGもほとんど無く、完成度の高いドラマを落ち着いて見せてくれる。さすが御大。
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月に囚われた男 [2010年5月に観た映画]


MOON: Soundtrack

『月に囚われた男』
"MOON” (2009・イギリス) 1h37
監督・原案 : ダンカン・ジョーンズ
出演 : サム・ロックウェル、ドミニク・マケリゴット
声の出演 : ケヴィン・スペイシー





“月に囚われた男”その意味する所とは。



ナイスな邦題。ミステリアスで作品に合っていて。
その真相は結構早めに明かされますが。
真相、『スカイクロラ』っぽい感じもあり。『エヴァンゲリオン』だったりも。

正直な所監督がデヴィッド・ボウイの息子さん。という事だけで期待薄になっていましたが、そんな偏見軽く吹き飛ばしてくれる良質なSFでした。

イギリス的なSF。と思いながら観ていましたが、真相が明かされてからは、ここではない別の場所へ向おうとする所がどこかアメリカンニューシネマ的でもあり。ただのSFではなくドラマもしっかりしている。
しかし、結末がシニカルな所はやっぱりイギリス的だろうか。

結末に関して。3日間あの中に閉じ込められるのは自分には絶対無理だと思いました。
閉所で暗所でその上振動がものすごい。臭いもすごい事になりそう。ストレス半端無い。
宇宙飛行士としての資質無ぇなぁ。と痛感しました。



月面車とか宇宙服のカラーリング(白地に赤)がバルキリーっぽかった。デザインした人『マクロス』ファン?
超時空要塞マクロス オリジン・オブ・バルキリー バルキリーVF-1J (一条輝機)1/48 超時空要塞マクロスシリーズ VF-1J/A バルキリー バーミリオン小隊 (MC02)VF HI-METAL VF-1J バルキリー(一条輝機)
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シャッター アイランド 吹替えと字幕 [2010年5月に観た映画]


Shutter Island Graphic Novel



『シャッター アイランド』
“SHUTTER ISLAND” (2009・アメリカ) 2h18
製作・監督 : マーティン・スコセッシ
出演 : レオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ、ベン・キングズレー、ミシェル・ウィリアムズ、エミリー・モーティマー、マックス・フォン・シドー、パトリシア・クラークソン、ジャッキー・アール・ヘイリー






吹替えと字幕で観てきました。
どちらかと言うと字幕派なのですが、本作に限っては吹替えの方が画面に集中できて良かった。



ネタバレ有り。



テディはレディスなのか、テディはレディスじゃないのか。
その解釈で作品自体の解釈が変わってしまう物語なのだと思います。
それこそ脳の思い込みで。
個人的な脳の中身を図にしてみました。
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1回目は、テディ=レディスで納得しました。

ところが2回目でギュンッ!(by雨上がり宮迫さん)とテディ≠レディスに持っていかれ。
思い返してみると、この2回目のギュンッ!が一番面白かった。幸せだった時期。

そこで原作を読んでみた所、どっちか分からなくなり。若干テディ=レディスに押し戻され気味。

3回目、予想としてはテディ≠レディス(点線部)で納得出来るんだろう。と思っていたら、テディ=レディスとテディ≠レディスの間で揺れだし、結局どっちか分からず。

4回目、やっぱり分からず。
これはどの様に取ってもいいんだ。と、スコセッシはそういう風に作ったんだ。と、半ば諦め気味に納得する事にしました。
それは矛盾しているという事ではないと思うんだけど。矛盾してんだかどうなんだかも分かんなくなってます。
多分矛盾しないで、観た人の感じ方でどのような結論に持って行っても構わない。そういう映画なのだと思いました。

個人的な結論は、テディ=レディスはシャマラン系。テディ≠レディスはデ・パルマ系だと思っているので、好みとしてデ・パルマ系のテディ≠レディスで。



クレイジー水爆野郎。
テディを組み伏せ、「いいか!水爆ってのはよ、外に向って爆発すんじゃ無ぇんだ!内に向って爆発すんだ!だから凄ぇんだよ!分かるか?分かるかぁっ!!」
って怒鳴った後に簡単にテディに跳ね返されて殺されかかる。
このシーンがスコセッシっぽくて好き。

1954年当時で水爆に関してこれほどの知識を持っていた人はそうはいないんじゃないだろうか?軍の関係者?とも思える。
警備隊長もテディの見立てでは「元軍人」。
これはアッシュクリフ病院には軍が大きく関係している。と推理出来なくもない。
という事はジェイソン・ボーン。なのでテディ≠レディスで。
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