プレデターズ [2010年7月に観た映画]
『プレデターズ』
“PREDATORS” (2010・アメリカ) 1h47
監督 : ニムロッド・アーントル
出演 : エイドリアン・ブロディ、アリシー・ブラガ、トファー・グレイス、ルーイ・オザワ・チャンチェン、ウォルトン・ゴギンズ、オレッグ・タクタロフ、マハーシャラルハズバズ・アリ、ダニー・トレホ、ローレンス・フィッシュバーン
寝起き落下で落とされたのは狩猟場。狩られるのは自分たち。狩るのは醜い顔の戦士3人。
出だしからいきなり面白かった。
『プレデター』1作目好きなんで。
『プレデター』リミックスといった感じ。『プレデター』の様でいて、『プレデター』とは若干違う。
それをパロディにはせず、新たな『プレデター』として成立させている。
ローレンス・フィッシュバーンが出てきてから少し中ダルミしたように感じました。
そこら辺りのバトルは『エイリアンVSプレデター』な感じも入ってきた様な。
思うにローレンス・フィッシュバーン必要だっただろうか?未知の惑星に10シーズンもいるのに肥えてたし。何食ってたんだろう?
もしかしてそこは『地獄の黙示録』を意識してるのかも。未開の地で王国を作れなかったカーツ大佐。だから肥えてる?
個人的に思う中ダルミからは見事に立ち直ってくれました。ハンゾーVSプレデターのハリウッド製チャンバラはイマイチだったけど。
なかなか見事なアクション映画として終わってくれて良かった。何よりアクションシーでCG控えめなのが良かった。
エンドロールが特に『プレデター』へのオマージュたっぷりで良かった。
ぼくのエリ 200歳の少女 [2010年7月に観た映画]
『ぼくのエリ 200歳の少女』
“LAT DEN RATTE KOMMA IN” (2008・スウェーデン) 1h55
監督・編集 : トーマス・アルフレッドソン
出演 : カーレ・ヘーデブラント、リーナ・レアンデション、ペール・ラグナー
いじめられっ子のオスカーの家の隣に越してきた女の子エリ。そして殺人事件が起きはじめる。
ネタバレあり。
タイトルでネタバレ。的な感じもしないでもないですが、その点で助かった所も有り。
北欧映画はあまり観た事が無く、その独特の間と言うかペースに慣れず。
韓国映画とはまた違うじれったさ。
半ば退屈気味になった所で、タイトルの意味がエリと一緒に越してきた初老の男性とオスカーのある関係性を示唆している事に気付きました。
これは叶う事の無い永遠の片想いを描いた切ない映画で、結末はそういう事になるのだろうか?と興味を持って観る事が出来ました。
しかし、予想した結末にはならず。でもあながち間違っているとも思えない。
これで完結した様でもあり、続編を意識した終わり方にも取れる。
続編が有るとすれば次回は青年編になって、その次が成人編。
本作の中で「ブレジネフ書記長」がどうこうと言っていたので1960年~1980年代はじめの設定。
そうなると3作目辺りで時代は現代になり、オスカーは年を取り、エリは・・・。となって、1作目にループする。と勝手に予想します。
ハリウッドでリメイク決定。だとか。と言うかもう完成しているらしい。“LET ME IN”全米で今秋公開。
エリにはクロエ・モレッツ。『(500)日のサマー』に出てた子。オスカーには『ザ・ロード』のコディ・スミット・マクフィー。そして初老の男性にはリチャード・ジェンキンス。監督は『クローバーフィールド』のマット・リーヴス。
ザ・ロード [2010年7月に観た映画]
『ザ・ロード』
“THE ROAD” (2009・アメリカ) 1h52
監督 : ジョン・ヒルコート
出演 : ヴィゴ・モーテンセン、コディ・スミット=マクフィー、シャーリーズ・セロン、ロバート・デュヴァル、ガイ・ピアース
破滅しかかっている世界。父と子はアメリカ大陸の南を目指す。
暗い内容でした。ほぼ絶望しかない世界。
ただ、暗いだけかというとそうでもなく。
父と子が互いに思いやり、信頼し合う姿が全編を貫いていて、その点でのみ救われる。
結末にはほんの少しの希望。
本当の希望なのかは分からないけど、終始絶望のみを見せ付けられたからこそ、あのわずかな希望はとてつもなく大きいように思えました。
エンドロールで流れる日常音であの希望は本物だった様に思えるし、本物であって欲しいと思う。
飢餓海峡 [2010年7月に観た映画]
『飢餓海峡』
(1965・日本)
監督 : 内田吐夢
出演 : 三国連太郎、左幸子、伴淳三郎、高倉健
北海道で起きた質屋一家強盗放火殺人事件。青函連絡船転覆事故の身元不明の二人の遺体。その10年後、舞鶴で起きた心中に見せかけた男女の殺人事件。
その事件全てに一人の男、樽見京一郎またの名を犬飼多吉が関わっていた。
銀座シネパトス 『日本映画レトロスペクティブPart11 名画座サスペンス劇場・傑作選』にて。
「内田吐夢」「飢餓海峡」
この2つのワードで前々から興味だけはありました。ので観ました。
正直な所、刑事推理モノとしては物的証拠が苦笑・失笑レベルで弱いなぁ。と。ある意味将来の科学捜査の到来を予見していたのかもしれない。
しかし、あの物的証拠を見て容疑者が落ちるとは思えませんでした。
あれで逮捕に踏み切った警察。恐ろしい。
本来はそこだけに着目するのではなく、戦後間もない日本はとても貧乏で、それこそ生死に関わるぐらいの極貧で。本作で起きた事件の裏にはその事が大きく関係していた。という事が真のテーマであるのかと。
『天国と地獄』や『ゼロの焦点』などもその点では似ている。
製作年の1965年であっても日本が貧乏だった事は忘れかけられていたのかもしれない。右肩上がりの高度経済成長で浮かれ上がっていたのかも。
そんな世の中に警鐘を鳴らす。苦汁の中で生きていた人達、または亡くなっていった人達がいた事を忘れてはならんのだ。
そういう映画だったのかもしれません。
本作には183分版と167分版が有り、今回は167分版の上映だったようです。
183分版ではそのテーマがより明確になっているのかも。
当時42歳の三國さん。佐藤浩市さんに似ているのだろうか?と思ったら、あまり似ていない。
誰に似ているか?と考えれば、当然と言えば当然の事ながら現在の三國さんに似ている。
それと少しジョージ・クルーニー。
ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い [2010年7月に観た映画]
『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』
“THE HANGOVER” (2009・アメリカ) 1h40
製作・監督 : トッド・フィリップス
出演 : ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィナーキス、ジャスティン・バーサ、ヘザー・グレアム
バチェラーパーティー翌日、消えた花婿。手掛かりは虎と赤ん坊とマットレス。
全米大ヒットの抱腹絶倒爆笑コメディ。
英語が分かれば腹抱えて笑えるんだろうなぁ。と思いました。ニュアンスとか言い回しとか言葉のチョイスとか。
面白くない事は無かったですが、と言うか面白かった。ただ、どちらかと言うと語り口の巧妙さにニヤリとほくそ笑む感じで。
歯科医の人のピアノ弾き語りは面白かった。ここでも英語が分かればもっと面白かったんだろうけど。
最後の全容解明で爆笑を期待しましたが、そこもあくまで登場人物の知り得た事実でしか描かない。という制約を課しているかの様で、爆笑は出来ず。
宇宙ショーへようこそ [2010年7月に観た映画]
『宇宙ショーへようこそ』
(2010・日本) 2h16
監督 : 舛成孝二
声の出演 : 黒沢ともよ、生月歩花、鵜澤正太郎、松本環季、吉永拓斗、藤原啓治、中尾隆聖、銀河万丈
5人のちびっ子。宇宙を旅する事になる。
色々と盛り沢山な内容で。
『スペースキャンプ』の様な子供たちが宇宙でサバイバルする。みたいなシンプルな映画かと思っていましたが、どちらかと言うと『銀河ヒッチハイク・ガイド』の子供版といった感じ。
宇宙は限りなく広大で、そこに生きるものが地球にだけ存在するはずも無かろう。とSFマインド溢れる映画でした。
ただ色々と盛り沢山過ぎて、理解できない所も有りました。
クライマックスに至っては、誰が何の目的で何をしているのか?よく分からず。
結果的には子供たちのひと夏の冒険物語としてめでたしめでたしで終わるので、それはそれで良かった。
ちびっ子たちを宇宙へと誘うのは、地球で言うところの犬型生物のポチ。
そのポチの生まれた星へも一行は行きますが、その星ではポチ以外の犬型生物は皆服を着ている。ポチは着ていない。
って事はポチ全裸。犯罪じゃないんだろうか?
湯浅政明さんも一部で参加。エンドロールで知りましたが、そう言われればその様なシーンでした。
『四畳半神話大系』面白かった。今週からはもう観れないのかと思うと寂しい。
エルム街の悪夢シリーズとエルム街の悪夢 [2010年7月に観た映画]
『エルム街の悪夢』を観るにあたって、『エルム街の悪夢』シリーズを1作目しか観た事が無かったのでこの際に観てみました。
『エルム街の悪夢』
“A NIGHTMARE ON ELM STREET” (1984・アメリカ) 1h31
監督・脚本 : ウェス・クレイブン
出演 : ヘザー・ランゲンカンプ、ロバート・イングランド、ジョン・サクソン、ジョニー・デップ
20人の幼児殺しで住民からリンチされ、ボイラー室で焼殺されたフレッド・クルーガー。夢の中で住民の子供たちに復讐する殺人鬼フレディとなって復活。
ジョニー・デップ出演。早めの退場かと思ったら後半まで粘った。
ジョニー・デップ爽やか度は出演作の中ではかなり高め。
手作り感あふれる特撮シーンが心和む。ホラーなのに。
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『エルム街の悪夢2/フレディの復讐』
“A NIGHTMARE ON ELM STREET PART 2: FREDDY'S REVENGE” (1985・アメリカ) 1h26
監督 : ジャック・ショルダー
出演 : マーク・パットン、キム・マイヤーズ、ロバート・イングランド
前作より5年後の設定。
前作で惨劇が起きた家に越してきた一家の青年にフレディが乗り移る。
フレディの生前の職場は発電所。
『ヒドゥン』以前のジャック・ショルダー監督。少し期待したけど、ジャック・ショルダーの最高傑作はやっぱり『ヒドゥン』なのだなぁ。と再確認。
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『エルム街の悪夢3/惨劇の館』
“A NIGHTMARE ON ELM STREET 3: DREAM WARRIORS” (1987・アメリカ) 1h37
監督 : チャック・ラッセル
出演 : ヘザー・ランゲンカンプ、クレイグ・ワッソン、パトリシア・アークエット、ジョン・サクソン、ラリー・フィッシュバーン、ロバート・イングランド
前作より1年後。1作目からは6年後。
1作目のヒロイン、ナンシー再登場。6年経ったので大人の女性感を一生懸命出そうとしている所が可愛らしかった。
フレディの母アマンダ・クルーガー登場。フレディのおぞましい出生の秘密が明かされる。
脚本に『ショーシャンクの空に』のフランク・ダラボン参加。そこに期待をすると期待ハズレな感じもしないでもない。
パトリシア・アークエット、ラリー・フィッシュバーン(ローレンス以前)が出演。
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『エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃』
“A NIGHTMARE ON ELM STREET PART 4: THE DREMA MASTER” (1988・アメリカ) 1h34
監督 : レニー・ハーリン
出演 : リサ・ウィルコックス、ダニー・ハッセル、チューズデイ・ナイト、ロバート・イングランド
前作からの生き残りの若者3人が再登場。パトリシア・アークエットの役は別の人で残念。
その若者3人がフレディをリンチした住民の最後の子供たち。そのうちの一人の魂みたいなものが本作のヒロインに乗り移り、フレディの新たな標的となる。
シリーズ最高傑作。という話しも聞きます。
後半アクション度高め。特殊効果はまだアナログだけど良く出来てる。最高傑作と言われる所以はそこら辺だろうか?
フレディ最期(本作に限る)は『エヴァンゲリオン』のアダムみたいだった。
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『エルム街の悪夢5/ザ・ドリームチャイルド』
“A NIGHTMARE ON ELM STREET: THE DREAM CHILD” (1989・アメリカ) 1h30
監督 : スティーヴン・ホプキンス
出演 : リサ・ウィルコックス、ダニー・ハッセル、ウィットビー・ハートフォード、ロバート・イングランド
前作で生き残りのカップル、アリスとダンが引き続いて登場。
アリスとダンの間に出来た胎児の見る夢を利用してフレディが復活。しましたが、その理屈が今いちよく分からず。
フレディの母アマンダ2度目の登場。フレディの天敵的な役割。
フレディの幼児殺しの罪が20人から30人に増量。
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『エルム街の悪夢/ザ・ファイナルナイトメア』
“FREDDY'S DEAD: THE FINAL NIGHTMARE” (1991・アメリカ) 1h29
監督・原案 : レイチェル・タラレイ
出演 : リサ・ゼイン、レズリー・ディーン、ヤフェット・コットー、ロバート・イングランド
原題から“A NIGHTMARE ON ELM STREET”が無くなってる。エルム街縛りを解き放って新章突入な感じだったんだろうか?
フレディには娘がいた!でもって結婚してた!
その娘を媒介として復活しましたが、理屈は分からず。
フレディ不死身の理由は、魂を悪霊(3体)に渡したから。といった感じのよう。
ヤフェット・コットーが意外と活躍。最後まで生き残った。
ジョニー・デップがチラリと出演。
ラスト15分は赤青セロハンの3D上映だった模様。3D演出がチラホラ見える。
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『エルム街の悪夢/ザ・リアルナイトメア』
“WES CRAVEN'S NEW NIGHTMARE” (1994・アメリカ) 1h52
製作総指揮・監督・脚本・出演 : ウェス・クレイヴン
出演 : ヘザー・ランゲンカンプ、ミコ・ヒューズ、ロバート・イングランド、ジョン・サクソン、ロバート・シェイ
本作だけ劇場未公開。
1、3作目でヒロインのナンシーを演じたヘザー・ランゲンカンプや、言わずと知れたフレディ役のロバート・イングランド、監督のウェス・クレイヴン、プロデューサーのロバート・シェイなどが本人役で出演。
『エルム街の悪夢』を作り上げた人たちの現実世界の元へ、映画の中からフレディがやってくる。
本作におけるフレディの正体は、古代から存在する邪悪な魔物で、その魔物が映画の中に存在するフレディに乗り移り色々悪さをしている。といった所の様。
パロディ的なノリなのかと思いきや、『エルム街の悪夢』とは何だったのか、フレディとは、ホラーとは、映画とは。といった観念的であり哲学的な内容。なので小難しい。残念ながら何がしたいのかよく分からず。
ホラーとはなんなのか?を突き詰めていった結果出た一つの答えが『スクリーム』だったんじゃないだろうか。
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『エルム街の悪夢』
“A NIGHTMARE ON ELM STREET” (2010・アメリカ) 1h35
監督 : サミュエル・ベイヤー
出演 : ルーニー・マーラ、カイル・ガルナー、ジャッキー・アール・ヘイリー
前シリーズの1作目を真面目に作り直した感じ。設定も所々で変更有り。
前シリーズの面白さは遊び心と手作り感にあふれるホラー。なのではないかと思いましたが、真面目に作ったせいなのか、遊び心は感じられませんでした。前シリーズへのオマージュは見られました。
それとCG全盛の現代においては、手作り感を出すのは難しい。全部CGではなく手作りな所も有ったけど。
観終わってしばらくして、これは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』と同じではないのだろうか。と思いました。
本作は『序』で、『破』の様に『エルム街の悪夢』でありながら前シリーズとは違う展開を見せてくれたら面白そう。
『エルム街の悪夢』
“A NIGHTMARE ON ELM STREET” (1984・アメリカ) 1h31
監督・脚本 : ウェス・クレイブン
出演 : ヘザー・ランゲンカンプ、ロバート・イングランド、ジョン・サクソン、ジョニー・デップ
20人の幼児殺しで住民からリンチされ、ボイラー室で焼殺されたフレッド・クルーガー。夢の中で住民の子供たちに復讐する殺人鬼フレディとなって復活。
ジョニー・デップ出演。早めの退場かと思ったら後半まで粘った。
ジョニー・デップ爽やか度は出演作の中ではかなり高め。
手作り感あふれる特撮シーンが心和む。ホラーなのに。
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『エルム街の悪夢2/フレディの復讐』
“A NIGHTMARE ON ELM STREET PART 2: FREDDY'S REVENGE” (1985・アメリカ) 1h26
監督 : ジャック・ショルダー
出演 : マーク・パットン、キム・マイヤーズ、ロバート・イングランド
前作より5年後の設定。
前作で惨劇が起きた家に越してきた一家の青年にフレディが乗り移る。
フレディの生前の職場は発電所。
『ヒドゥン』以前のジャック・ショルダー監督。少し期待したけど、ジャック・ショルダーの最高傑作はやっぱり『ヒドゥン』なのだなぁ。と再確認。
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『エルム街の悪夢3/惨劇の館』
“A NIGHTMARE ON ELM STREET 3: DREAM WARRIORS” (1987・アメリカ) 1h37
監督 : チャック・ラッセル
出演 : ヘザー・ランゲンカンプ、クレイグ・ワッソン、パトリシア・アークエット、ジョン・サクソン、ラリー・フィッシュバーン、ロバート・イングランド
前作より1年後。1作目からは6年後。
1作目のヒロイン、ナンシー再登場。6年経ったので大人の女性感を一生懸命出そうとしている所が可愛らしかった。
フレディの母アマンダ・クルーガー登場。フレディのおぞましい出生の秘密が明かされる。
脚本に『ショーシャンクの空に』のフランク・ダラボン参加。そこに期待をすると期待ハズレな感じもしないでもない。
パトリシア・アークエット、ラリー・フィッシュバーン(ローレンス以前)が出演。
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『エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃』
“A NIGHTMARE ON ELM STREET PART 4: THE DREMA MASTER” (1988・アメリカ) 1h34
監督 : レニー・ハーリン
出演 : リサ・ウィルコックス、ダニー・ハッセル、チューズデイ・ナイト、ロバート・イングランド
前作からの生き残りの若者3人が再登場。パトリシア・アークエットの役は別の人で残念。
その若者3人がフレディをリンチした住民の最後の子供たち。そのうちの一人の魂みたいなものが本作のヒロインに乗り移り、フレディの新たな標的となる。
シリーズ最高傑作。という話しも聞きます。
後半アクション度高め。特殊効果はまだアナログだけど良く出来てる。最高傑作と言われる所以はそこら辺だろうか?
フレディ最期(本作に限る)は『エヴァンゲリオン』のアダムみたいだった。
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『エルム街の悪夢5/ザ・ドリームチャイルド』
“A NIGHTMARE ON ELM STREET: THE DREAM CHILD” (1989・アメリカ) 1h30
監督 : スティーヴン・ホプキンス
出演 : リサ・ウィルコックス、ダニー・ハッセル、ウィットビー・ハートフォード、ロバート・イングランド
前作で生き残りのカップル、アリスとダンが引き続いて登場。
アリスとダンの間に出来た胎児の見る夢を利用してフレディが復活。しましたが、その理屈が今いちよく分からず。
フレディの母アマンダ2度目の登場。フレディの天敵的な役割。
フレディの幼児殺しの罪が20人から30人に増量。
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『エルム街の悪夢/ザ・ファイナルナイトメア』
“FREDDY'S DEAD: THE FINAL NIGHTMARE” (1991・アメリカ) 1h29
監督・原案 : レイチェル・タラレイ
出演 : リサ・ゼイン、レズリー・ディーン、ヤフェット・コットー、ロバート・イングランド
原題から“A NIGHTMARE ON ELM STREET”が無くなってる。エルム街縛りを解き放って新章突入な感じだったんだろうか?
フレディには娘がいた!でもって結婚してた!
その娘を媒介として復活しましたが、理屈は分からず。
フレディ不死身の理由は、魂を悪霊(3体)に渡したから。といった感じのよう。
ヤフェット・コットーが意外と活躍。最後まで生き残った。
ジョニー・デップがチラリと出演。
ラスト15分は赤青セロハンの3D上映だった模様。3D演出がチラホラ見える。
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『エルム街の悪夢/ザ・リアルナイトメア』
“WES CRAVEN'S NEW NIGHTMARE” (1994・アメリカ) 1h52
製作総指揮・監督・脚本・出演 : ウェス・クレイヴン
出演 : ヘザー・ランゲンカンプ、ミコ・ヒューズ、ロバート・イングランド、ジョン・サクソン、ロバート・シェイ
本作だけ劇場未公開。
1、3作目でヒロインのナンシーを演じたヘザー・ランゲンカンプや、言わずと知れたフレディ役のロバート・イングランド、監督のウェス・クレイヴン、プロデューサーのロバート・シェイなどが本人役で出演。
『エルム街の悪夢』を作り上げた人たちの現実世界の元へ、映画の中からフレディがやってくる。
本作におけるフレディの正体は、古代から存在する邪悪な魔物で、その魔物が映画の中に存在するフレディに乗り移り色々悪さをしている。といった所の様。
パロディ的なノリなのかと思いきや、『エルム街の悪夢』とは何だったのか、フレディとは、ホラーとは、映画とは。といった観念的であり哲学的な内容。なので小難しい。残念ながら何がしたいのかよく分からず。
ホラーとはなんなのか?を突き詰めていった結果出た一つの答えが『スクリーム』だったんじゃないだろうか。
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『エルム街の悪夢』
“A NIGHTMARE ON ELM STREET” (2010・アメリカ) 1h35
監督 : サミュエル・ベイヤー
出演 : ルーニー・マーラ、カイル・ガルナー、ジャッキー・アール・ヘイリー
前シリーズの1作目を真面目に作り直した感じ。設定も所々で変更有り。
前シリーズの面白さは遊び心と手作り感にあふれるホラー。なのではないかと思いましたが、真面目に作ったせいなのか、遊び心は感じられませんでした。前シリーズへのオマージュは見られました。
それとCG全盛の現代においては、手作り感を出すのは難しい。全部CGではなく手作りな所も有ったけど。
観終わってしばらくして、これは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』と同じではないのだろうか。と思いました。
本作は『序』で、『破』の様に『エルム街の悪夢』でありながら前シリーズとは違う展開を見せてくれたら面白そう。
ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーションとユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターン [2010年7月に観た映画]
『ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション』
“UNIVERSAL SOLDIER: REGENERATION” (2009・アメリカ) 1h37
監督 : ジョン・ハイアムズ 製作・撮影 : ピーター・ハイアムズ
出演 : ジャン=クロード・ヴァン・ダム、アンドレイ・“ザ・ピットブル”アルロフスキー、ドルフ・ラングレン
ネタバレ有り。
ユニソル・オールドタイプ VS ユニソル・ニュータイプ
ヴァン・ダム、ラングレン、ザ・ピットブル。三つ巴の激突!
とは残念ながらいきませんでした。
ヴァン・ダムVSラングレン。ヴァン・ダムVSザ・ピットブル。の二つのカードが組まれていました。両カードとも好カードでした。
アクションシーン、格闘シーンが素晴しく見応え十分でしたが、映画としてはそれほど面白くなく。
かと言って酷い出来では全く無く。むしろ良く出来ている。世界各国で劇場公開されずDVDスルーされたようですが、それが信じられないくらい良く出来ていました。
ただ、話しとしてそれほど面白くない。
ヴァン・ダムとラングレンのユニソル復活。そして因縁の戦いが繰り広げられる。って所が一番の面白ポイントかと。
それをより効果的にするには1作目を観てから本作を観るべきでした。観たのはかなり昔の事なので内容ほとんど忘れてる。覚えてるのは、ユニソルには冷却が必要。ぐらい。
近くのレンタル店に1作目が置いてなく、観ないでも大丈夫だろう。と本作を観ましたが、やっぱり1作目を観ておくべきでした。
時代はもうネットレンタルなのだろうか。
2作目は置いてあったので観たのだけど、本作は2作目無視で1作目の続き。の位置付けの様。意味無かった。
観てしまった2作目。
『ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターン』
“UNIVERSAL SOLDIER: THE RETURN” (1999・アメリカ) 1h23
監督 : ミック・ロジャース 製作・出演 : ジャン=クロード・ヴァン・ダム
出演 : マイケル・ジェイ・ホワイト、ビル・ゴールドバーグ、ハイジ・シャンツ、カリス・ペイジ・ブライアント
ユニソル・オールドタイプ VS ユニソル・ニュータイプ
基本的にはユニソル新旧対決で3作目とほぼ同じ。
しかしながらお手軽度は本作が遥かに上回る。時間も90分を大幅に切っていて(エンドロール除けばほぼ80分)かなりお手軽。
リュック(JCVD)には娘がいた。のですが、3作目ではそこらへん無視。
アイアンマン2 [2010年7月に観た映画]
『アイアンマン2』
“IRON MAN 2” (2010・アメリカ) 2h04
製作総指揮・監督・出演 : ジョン・ファブロー
出演 : ロバート・ダウニー・Jr、グウィネス・パルトロー、ミッキー・ローク、ドン・チードル、スカーレット・ヨハンソン、サム・ロックウェル、サミュエル・L・ジャクソン
アイアンマンことトニー・スタークの活躍を描く第2弾。
悪役不在。と言えるのではないだろうか。鳥好きマッチョの物理学者さんがいたけど。
やってる事は私怨と内輪揉めでの大騒動。
アイアンマンは世界の平和を守っている。という事だけど、どの様にして守っているのか?
それは描かれていませんが、前作の様子からすると多分アメリカが敵とみなしている国の、アメリカが良くないと思っている事をしている人たちを成敗しているのではないだろうか。
それは極端に言えばアイアンマンは人殺しであって(半殺しでとどめているのかもしれない)、ヒーローでありつつ人殺し。ってのはヒーローモノの映画では踏み入っちゃいけない領域なのかもしれない。
アメコミヒーローモノは次第にヒーローの影が薄れ、悪役の強烈キャラで映画を成立させる。みたいな感じになってしまいますが、この『アイアンマン2』はまだヒーローが主役。その点では良かった。ロバート・ダウニー・Jrカッコよかったし。
『アイアンマン』はずっとヒーローが主役の映画であって欲しい。
最終目的はマーヴェルコミックのヒーロー大集合。らしいですが、その時になって悪役不在は解消されるのかも。
出演者の皆さん、役にはまってて良かった。
中でもスカーレット・ヨハンソンはオイシイ役だった。
1人だけ惜しいと思えたのが、トニーのパパ。
誰?って感じの人でした。もう少し有名所を抑えられなかったのだろうか。パパ役の人、実際有名な人らしいですが。
あるいは思い切ってビッグスターを。
『エア・アメリカ』つながりでメル・ギブソンとか。