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シュアリー・サムデイ [2010年8月に観た映画]


シュアリー・サムデイ (角川文庫)





『シュアリー・サムデイ』
(2010・日本) 2h02
監督 : 小栗旬
出演 : 小出恵介、勝地涼、綾野剛、鈴木亮平、ムロツヨシ、小西真奈美





青春はっちゃけムービー『シュアリー・サムデイ』。



小栗監督の燃えたぎる熱い想いが込められているのだとは思います。
熱い青春映画。
初監督作品のモチベーションって、自分が観たい映画を作る。って事なのかと思います。
多分小栗監督は熱い青春映画を観たかったのだろうし、現代の若者にも観せたかったのだろうと思う。

しかし映画の中に熱気を込めるのって難しいんだなぁ。と思いました。熱気を込めようと思えば思うほど空回りして寒い。
青春とは恥ずかしい。と振り返ってみれば思うものと言われますが、その恥ずかしさはたくさん込められていました。
その意味においては青春映画の王道と言えなくもないような『シュアリー・サムデイ』。

はっちゃけ感を出す演出意図なのか下ネタ多め。
しかし笑えない下ネタは逆効果で下品で幼稚な印象を与えかねない。
青春=下ネタ。は分からないでもないですが、いかにも短絡的。その安直さも青春と言えば青春『シュアリー・サムデイ』。

なんか青春につなげれば全部OK。そんな映画に思えてきた『シュアリー・サムデイ』。
青春を免罪符とした青春映画『シュアリー・サムデイ』。

小栗・シュアリー・サムデイ
小栗・シュアリー・サムデイ
シュアリー・小栗・サムデイ
小栗旬責任編集 「 旬刊小栗 」 (ワニムックシリーズ 156)

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ヒックとドラゴン [2010年8月に観た映画]


The Art of How to Train Your Dragon


『ヒックとドラゴン』
“HOW TO TRAIN YOUR DRAGON” (2010・アメリカ) 1h38
監督・脚本 : クリス・サンダース/ディーン・デュボア
声の出演 : 田谷隼、田中正彦、寿美菜子







バイキングとドラゴン。対立と融和の物語。



対立と融和。現実の世界、現代社会において一番困難な問題なのではないかと思われますが、この映画ではそこは単純化されている。
だからエンターテイメントとして楽しめる所でも有るし、そのテーマを担ぎ出してきた割に物足りない所でもありました。
ボスキャラやっつけてめでたしめでたし。それはそれでいいんだけど。



字幕で観たかったのだけど吹替えでの鑑賞。
吹替えでの外国人チックな喋り方。あれが苦手なのですが。最近では『くもり時々ミートボール』、昔では『アイアンジャイアント』。わざとらしさを感じてしまう。
アニメーションなら外国人チックにならなくてもいいような気がするのだけど。
でも、外国人を基本としている表情や言葉使いなので、日本人の喋り方で吹き替えてはマッチしないのかも。



CGは美麗。
CGアニメは立体を追求すると人形アニメになるんじゃないだろうか。と、ふと思いました。
デフォルメされたキャラクターが立体化されて動く。それは正に人形なわけで。
セルアニメの平面から立体へ。がCGアニメのスタートだったとして、そのゴールはハイクオリティな人形アニメだったとしたら、進歩ってなんなんだろう?と考えずにいられません。
もっと誰もが知らないようなゴールを見据えてCGアニメは進化し続けているのかもしれませんが。



今なら『ヒックとドラゴン』上映館限定で『シュレック・フォーエバー』のダイジェスト版が観れるそうです。
なので観ました。
懇切丁寧にダイジェストされているので、本編はもう観なくていいんじゃないだろうかと思えるほどでした。

既に浜ちゃんをはじめとしたお馴染みの吹替え版キャストの方々が吹替えられていました。
12月公開で既に吹替えの収録は終わったんだろうか?
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ジェニファーズ・ボディ [2010年8月に観た映画]


Jennifer's Body Music From Motion Picture


『ジェニファーズ・ボディ』
“JENNIFER'S BODY” (2009・アメリカ) 1h43
監督 : カリン・クサマ
出演 : ミーガン・フォックス、アマンダ・セイフライド、ジョニー・シモンズ、アダム・ブロディ、J・K・シモンズ







ハイスクール・エロティック・オカルトホラー。



まあそんな感じで。他のジャンルもあっただろうか?
エロティックと言っても半チチどまりなので、セクシーの方が正しいかも。しかし、ミーガン・フォックスとアマンダ・セイフライドの唐突なソフトレズシーンなども有ったのでこの際はエロティックの方で。

ミーガン・フォックスとアマンダ・セイフライドのエロティック対決は、ミーガン・フォックスの圧勝かと思いきや、アマンダ・セイフライドも頑張っていて個人的には引き分けな感じで。

とりあえず若者受けしそうな素材を一緒くたにしたら、それぞれの素材が薄味になってしまった。
もう少し素材を絞ったら面白くなりそうな感じだっただけに残念でした。
最後で復讐劇にもなって、そこは面白かった。見せ方がちょっと『ハングオーバー』っぽい感じ。



J・K・シモンズがヅラ着用だったので誰だか分からなかった。スティーヴン・トボロウスキーかと思った。
お二人実際にはそんなに似ていないのですが(1箇所そっくりだけど)、ヅラ着用で見分けがつかなかったという事で。
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J・K・シモンズ、本作ではヅラand何故か義手でした。何故義手だったんだろう?演出意図不明。

ランス・ヘンリクセンが終わり頃にチラリと登場。久し振りにお姿拝見したのでこちらも誰だか分からなかった。
久し振り。かと思ったら『アパルーサの決闘』にご出演だったので久し振りじゃなかった。確かその時も最初誰だか分からなかった。
随分とおじいちゃんになっちゃったので、『ターミネーター』とか『エイリアン2』の頃のイメージのままでいると一瞬誰だか分からない。
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日本のいちばん長い日 [2010年8月に観た映画]

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『日本のいちばん長い日』
(1967・日本) 2h37
監督 : 岡本喜八
出演 : 笠智衆、三船敏郎、山村聰、志村喬、高橋悦史、黒沢年男



1945年8月。敗戦濃厚の日本。
時勢は終戦に向けて動き出すが、軍部と政治家、それぞれの思惑は一致せず事態は混迷を極める。
そして運命の8月15日正午を迎えるまでの24時間が日本のいちばん長い日となった。



岡本喜八監督の作品で前々から観たかったので観ました。
岡本監督の作品をそれほど観ているわけではないですが、作品のイメージとして一風変わったユーモアが魅力だと思っていました。
しかし本作は全編に渡ってシリアス。
なんだろうか?それともシニカル?
混迷し続ける日本国上層部やその周辺の人々。その滑稽とも思える姿を突き放して観察しているようでも有り、そこにシニカルなユーモアが隠されていたような気もしないでもない。

それは気のせいで、岡本監督も戦争の経験者であるからユーモアを控えて、あの戦争がどのように終わりを迎えたのか。それを群像劇によって真っ正面から描いた作品ととるべきだろうか。



浅草新劇場にて上映。
浅草の映画館にも一度行ってみたかったので行ってみました。

映画館は昔の池袋日勝や新宿東映パラスを思い起こさせる。要は古い。
それは別に問題ではありませんでした。逆に懐かしかったくらいで。
驚いたのはマナーの悪さ。マナー崩壊。
一部の方でしたがよく喋る。しかも映画の音声に負けないくらいの音量で。他の映画館でもたまに若い女の子が「なるほど~」とか「ウケるぅ~」とか感想を述べるのを耳にしますが、それが可愛いもんだなぁと思えるおじさん、おじいさんたちの会話でした。

映画を観るのにかなりの集中力を要しましたが、そういう意味では集中力を鍛えるのに絶好の場所なのかもしれません。
自分としてはよっぽど観たい映画がやらない限りもう行かないと思いますが。
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