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ティエリー・トグルドーの憂鬱 [タ行の映画]



『ティエリー・トグルドーの憂鬱』
"LA LOIDU MARCHE" (2015・フランス・1h32)
監督・脚本 : ステファヌ・ブリゼ
出演 : ヴァンサン・ランドン、カリーヌ・ドゥ・ミルベック、マチュー・シャレール



会社をリストラされた男。家族との生活を守るためスーパーマーケットの警備員の職を得る。



家族3人での生活をつつがなく過ごす事を願っているだけなのにそれすらままならなず。その願いがなんとか叶いそうになると、それを守るために今度は人間らしさを失わなければならない。
こんな資本主義の成れの果ての社会構造はいかがなものか。という事を訴える。

最後に主人公は職場放棄をしたのか、それとも定時になったから帰宅しただけなのかは分からない。観客が自分の身に置き換えて自分で判断しろと。
理想をとるか現実をとるかの二者択一。難しい問題を突き付ける。カッコよく理想の方をとりたいけど現実を潔く捨てられるほどの人間でも無し。残念。本当に。



本作、『イレブン・ミニッツ』、『ハイ・ライズ』の3作品がヒューマントラストシネマ渋谷での合同企画の様な感じだった。3作品とも世知辛い系。
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沈黙の粛清 [タ行の映画]



『沈黙の粛清』
"CODE OF HONOR" (2016・アメリカ・1h46)
監督・脚本 : マイケル・ウィニック  製作総指揮・出演 : スティーヴン・セガール
出演 : クレイグ・シェイファー、ヘレナ・マットソン、ルイス・マンディロア、ジェームズ・ロッソ



街にはびこる悪者たちが何者かによって次々に抹殺される。それは果たして正義なのか。



悪い奴らは有無を言わさず殺してしまえばいい。という本音に理性や倫理はどう対応するべきか。という問いかけがなされる。その答えはこの映画の中に有ったのか無かったのか。
現実のアメリカ新大統領の本音に振り回されている昨今、みんなが考えなければいけない問題という事なのか。そんな映画だったけか?



セガールのアクション映画としては今イチ。セガールはあまり動かないし、クレイグ・シェイファーに至っては動けない。
なんで動けないクレイグ・シェイファーを起用したんだろう? と不思議だったけどセガールの現在の体型に似た人が必要だったんじゃないかと思えた。
実はセガールとクレイグ・シェイファーが同一人物だった。と思わせる流れでもあったし。
しかし、実際の所は別々の人物で。一体どういう事なんだ? と思わないでもないが、まあそこまで細かい事とやかく言うような映画でもないし。



池袋シネマ・ロサにて。
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ダーティー・コップ [タ行の映画]

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『ダーティー・コップ』
"THE TRUST" (2016・アメリカ・1h33)
監督・脚本 : ベンジャミン・ブリューワー  監督 : アレックス・ブリューワー
出演 : ニコラス・ケイジ、イライジャ・ウッド、スカイ・フェレラ、ジュリー・ルイス、イーサン・サプリ―

こっちのポスターもカッコいい。
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麻薬絡みの大金の隠し場所を突き止めたラスベガスの警察官二人。隠し場所の上の階からの金庫破りを試みるが予想外の事が起きる。



シネマカリテ≪カリテ・ファンタスティック! シネマ・コレクション2016≫での上映後、2週間限定でロードショー公開された。そっちのロードショーの方で、角川シネマ新宿の小っちゃい方で観た。



予告を見てニコラス・ケイジ主演作では久し振りに期待の持てる作品だった。そしてイライジャ・ウッドとのW主演。イライジャ・ウッドの出演作選びは独特なのでそれにも期待していた。

小品の部類だろうと思う。短編小説的というか。
その小品、短編小説的ならではの面白さ、大作映画にはない面白さが有った。

ニコラス・ケイジの面白さが存分に出ていた。真面目過ぎない役の方がいいと思う。そして次第に狂っていくニコラス・ケイジ。狂うの久し振りだろうか。一つの芸として狂ったニコラス・ケイジはちょくちょく見たい。
ただ、年齢差のある(ニコラス・ケイジ53歳、イライジャ・ウッド36歳)イライジャ・ウッドと関係的に対等の役というのが最後までしっくりこなかった。年齢による上下関係にこだわるのは日本的で古臭い考え方なのか。
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ターザン: REBORN [タ行の映画]


海外輸入版オリジナルポスター ターザン:REBORN US版オリジナルポスター

『ターザン: REBORN』
"THE LEGEND OF TARZAN" (2016・アメリカ・1h50)
製作総指揮・監督 : デヴィッド・イェーツ
出演 : アレキサンダー・スカルスガルド、マーゴット・ロビー、クリストフ・ヴァルツ、サミュエル・L・ジャクソン、ジャイモン・フンスー、ジム・ブロードベント








ジャングルの王者だったターザンは人間社会で英国貴族となっていた。英国政府はその経歴からターザンが育ったコンゴの視察を依頼する。アメリカ特使からコンゴの現状を聞いたターザンは妻のジェーンを連れコンゴへ渡るがそこにはターザンの命を狙う者がいた。



格調高い文芸作品にしようとしている感じも見受けられそれにはちょっと乗れなかったが、実際の所はジャングル版007であって。そんなアクション映画として面白かった。
それに何と言ってもサミュエル・L・ジャクソンがサミュエル・L・ジャクソンらしい活躍を見せてくれてそれがとても楽しかった。
ターザン人気復活でシリーズ化。はどうだろう? といった所だけど、サミュエル・L・ジャクソン主役のスピンオフが観てみたい。
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 [タ行の映画]


Trumbo

『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』
"TRUMBO" (2015・アメリカ・2h04)
監督 : ジェイ・ローチ
出演 : ブライアン・クランストン、ダイアン・レイン、エル・ファニング、ルイス・C・K、マイケル・スタールバーグ、ヘレン・ミレン、ジョン・グッドマン、ディーン・オゴーマン、クリスチャン・ベルケル





1940年代、アメリカ国内で共産党員への赤狩りが激しさを増していた時代。共産党員である映画脚本家ダルトン・トランボも一時職を失うが、その才能で密かに栄誉を勝ち取っていた。



『オースティン・パワーズ』シリーズや『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズのジェイ・ローチ監督作品というのが意外に思えたけど、近年はコメディだけではなく政治的な内容を含んだ作品も発表しているらしい。
その成果が本作で現れたという事だろうか。

本作では次第に政治的な意味合いは薄くなった。大多数による強圧的な排除に抗い続けた男を描くのがこの映画の主旨なんだろうと思う。またそういった歴史が有った事を忘れてはならないと。

トランボ氏は最後まで政治思想は変わらなかったんだろうか。多分変わらなかったんだろうと思うが、そこら辺もうちょっと詳しく観てみたかった。



カーク・ダグラスがカッコよかった。1960年の『スパルタカス』でトランボ氏を実名で起用。時を同じくしてオットー・プレミンジャー監督も別の作品で起用。
それくらいから時代や社会が変わり始めたのだろうか。時代や社会が変わり始めるその先頭にいる人、切り開いていく人はカッコいい。



トランボ氏の長女役がエル・ファニングに変わってびっくりした。いいんだけど、いきなりエル・ファニングだったのでびっくりした。
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トリプル9 裏切りのコード [タ行の映画]


Triple 9

『トリプル9 裏切りのコード』
"TRIPLE 9" (2015・アメリカ・1h55)
製作・監督 : ジョン・ヒルコート
出演 : ケイシー・アフレック、キウェテル・イジョフォー、アンソニー・マッキー、アーロン・ポール、クリフトン・コリンズ・Jr、ノーマン・リーダス、ケイト・ウィンスレット、ガル・ガドット、テリーサ・パーマー、ウディ・ハレルソン







現役の警察官を含む犯罪グループは実現困難な計画を成功させるため、警察の機能を一時的にマヒさせる手段を実行する。



ネタバレ有。



警察と犯罪グループの細かいディテールにこだわりが感じられる所が良かった。特には警察が容疑者宅に捜索に入る際のフォーメーションがカッコいい。



群像ドラマの物語は最終的にウディ・ハレルソンが最重要人物となる。
ただ、ウディ・ハレルソンは見ようによっては可愛らしい顔立ちなのでやや重みに欠けるというか。そんな事は無いか。でも声もちょっと可愛いし。それがシリアス演技に逆に効果的というのはこれまでも見させてもらったけど。
ケイシー・アフレックが主演だと思っていたので、ウディ・ハレルソンが中心で物語が終わる展開が意外でしっくりこなかっただけなのかもしれない。
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デッドプール [タ行の映画]


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『デッドプール』
"DEADPOOL" (2016・アメリカ・1h48)
監督 : ティム・ミラー  製作・出演 : ライアン・レイノルズ
出演 : モリーナ・バッカリン、エド・スクライン、T・J・ミラー、ジーナ・カラーノ、レスリー・アガムズ








余命わずかと宣告された腕利きの元傭兵がある組織に目を付けられ不死身の体を手に入れる。しかしその代償として醜悪な容姿にされてしまった男は元の姿に戻るためデッドプールと名乗り組織をつけ狙う。




これまでのアメコミヒーローにはいなかった不真面目な正義のヒーロー。そこが面白かった。
一応正義側にいるという事だけで当人にその意識はほとんど無い。でも悪者ではない様。真面目な正義のヒーローたちと対立したりはしそうだけど。

コメディテイストもあるヒーローモノなだけに脇のキャラクターたちも面白かった。



本作は20世紀フォックスのマーベルヒーロー。『X-MEN』『ファンタスティック・フォー』との共演は可能なようだけど、ディズニーのマーベルヒーロー『アイアン・マン』『キャプテン・アメリカ』などとの共演は今の所は無さそう。色々ややこしい。
でも『X-MEN』にデッドプールが乱入したら大分作品の雰囲気が変わりそう。
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天使の涙 [タ行の映画]


天使の涙 [DVD]

『天使の涙』
"堕落天使" (1995・香港・1h36)
監督・脚本 : ウォン・カーウァイ
出演 : レオン・ライ、ミシェール・リー、金城武、チャーリー・ヤン、カレン・モク









殺し屋としてコンビを組む女Aと男A´。女Aは男A´に恋をするが男A´は別の女Bに恋をする。
男B´は20年以上生きてきて初めて恋をした女Cに振られる。
お互い振られた同士の女Aと男B´が偶然出会う。



早稲田松竹にて。『恋する惑星』との二本立て。



初見。日本では1995年7月(香港では1994年7月)に公開された『恋する惑星』で日本でもブームになったウォン・カーウァイ監督作品。
本作は1996年6月(香港では1995年9月)に公開。
どちらが先に作られたのかもよく分かってなくて時間の都合でこちらを先に観た。

本来は『恋する惑星』の中の一つのエピソードだったのを独立した作品としたのが本作との事。

パラララは当時結構耳にしたのは憶えてる。ただどっちの映画だったかは憶えてなくて。こっちだった。




それまでの香港映画(ジャッキーのしか知らないけど)には無かったおしゃれテイスト。ジャッキーの映画からしたら相当気取ってる、すかしてる。それが受けたんだろうけど、それを当時は嫌ってたのかもしれない。
でもどこか香港映画らしさも感じさせて、大らか、無邪気、大雑把。それが根っこに有るように思えた。気取ってはいるけどやっぱり香港映画だなあと。
別に食わず嫌いする必要は全然無かったと20年以上経ってようやっと気付いた。
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探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海 [タ行の映画]



『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』
(2016・日本・1h47)
監督 : 和泉聖治
出演 : 玉木宏、広瀬アリス、小倉久寛、谷村美月、要潤、石田ひかり、吉田栄作



数々の難事件を解決してきた天才脳科学者が瀬戸内海にある漂流死体の行き着く島の謎に挑む。



映画では初登場のキャラクターながら自己紹介的エピソードをすっ飛ばして、皆さんもう御存知の天才脳科学者が今回も難事件に挑みますよ。といった始まり方。なので観るこちら側でキャラクターが定まっていない。
定番とも言える天才と助手のコンビで事件を解決してゆくミステリーなので、どういうキャラクターなのかというよりも誰がその天才役を演じるのかが重要になっているような。それは多分違うんじゃないかと思うが。

クライマックスは映画だからとりあえず大袈裟な事やっとけといった感じ。
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団地 [タ行の映画]



『団地』
(2015・日本・1h43)
監督・脚本 : 阪本順治
出演 : 藤山直美、岸部一徳、大楠道代、石橋蓮司、斎藤工、冨浦智嗣



長年営んできた漢方薬局を閉め団地に越してきた夫婦。団地住人との間での現実と夫婦の前に現れる不思議な青年との非現実。やがてその境界が曖昧になる。



ネタバレ有。



予想外のSF展開。ちょっと怪しいオカルト系とも言えなくもないが。この監督、キャストの面子が団地でSFっていうのが内容はともかくとしていい意味で予想を裏切られた。
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殿、利息でござる! [タ行の映画]



『殿、利息でござる!』
(2016・日本・2h09)
監督・脚本 : 中村義洋
出演 : 阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、堀部圭亮、松田龍平、草笛光子、山崎努



江戸時代、仙台藩のとある宿場町。町は貧しく、幕府によっても財政を圧迫されていた。その事を憂う一人の町民が立ち上がり、やがて多くの人を立ち上がらせるのだった。



コメディかと思ったら真面目な時代劇だった。最後までそのギャップが埋まらなかった。勝手にこっちがコメディだと思ってたのが悪いんだろうけど。
『奇跡のリンゴ』の系統と理解しておけばギャップは無かったのかもしれない。
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追撃者 [タ行の映画]


BEYOND THE REACH

『追撃者』
"BEYOND THE REACH" (2014・アメリカ・1h31)
監督 : ジャン=バティスト・レオネッティ  製作・出演 : マイケル・ダグラス
出演 : ジェレミー・アーヴァイン、ハンナ・マンガン・ローレンス、ロニー・コックス 








富豪相手に砂漠での狩猟ガイドをする事になった若者。重大な事故が起こりそれを隠蔽しようとする富豪の口車に乗った若者が命の危険に晒される。



マイケル・ダグラスも様々な役を演じているけど金持ちでいけ好かない役の印象が強い。またそういう役がハマるし上手い。
本作でも富豪かつ傲慢という役を安定したクオリティで演じて見せてくれる。
いっその事傲慢全開で金の力を使って逃げ切ってしまう。とした方がマイケル・ダグラス大リスペクト映画となって面白かったのかもしれないなあ。と思ったりする。
自身で製作だから自分で自分をリスペクトはさすがに出来ないか。



ロニー・コックスを久し振りに見た。
『ロボ・コップ』でロニー・コックスとEDくん。
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太陽 [タ行の映画]



『太陽』
(2015・日本・2h09)
監督・脚本・編集 : 入江悠
出演 : 神木隆之介、門脇麦、古舘寛治、古川雄輝、中村優子、森口瑤子、村上淳、鶴見辰吾



ウィルスによって大半の人間が死滅した世界。ワクチンを開発するもののその副作用によって太陽の光を浴びれなくなったノクスと、抗体を持たずウィルスへの抵抗力は著しく弱いが太陽の下自由に行動出来るキュリオとに二分されていた。
科学文明を持つノクスはキュリオの管理者となり、その事に不満を持つキュリオがいる一方、ノクスの文化に憧れる者たちもいた。



映画の中の日本は恐らく近代国家としては崩壊していて。その先に日本はもう一度近代文明社会へと進むべきか、それともかつての土着文化に基づいた社会へ戻るべきなのか。という事が問われているのだろうと思う。
それぞれどちらにも良し悪しが有って、どちらが正しいとも間違っているとも言えず、どちらも酷い。難しい問題だなあと考えるのを放棄。



池袋シネマ・ロサにて。
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追憶の森 [タ行の映画]


追憶の森 (PARCO CINEMA NOVEL SERIES)

『追憶の森』
"THE SEA OF TREES” (2015・アメリカ・1h51)
監督 : ガス・ヴァン・サント
出演 : マシュー・マコノヒー、渡辺謙、ナオミ・ワッツ










青木ヶ原樹海を訪れたアメリカ人の男にはある目的があったが、森をさ迷い歩く日本人の世話をする内に自身の過去を振り返る事になる。



マコナヘー・ミーツ・ケンワタナビ・イン・ジュカイの苦悩する中年男性の再生の物語。

ガス・ヴァン・サント監督もこれまでは悩める若者たちを主に描いてきて、ちょっとずつ対象とする年齢が上がってきたりもしているけど、それは悩める若者たちも否応なしに年齢は重なって、大人になって中年になって。それでもやっぱり悩みは尽きないおじさんおばさんになるわけで。
対象とする年齢が上がったとしてもそれは悩める若者の延長線という事で。基本のスタンスはこれからも変わらないんだろうなあと思う。

ハリウッド版『デス・ノート』の監督に決まった。みたいな話が有ったけどそれは無くなったみたいで。そういう事になるかもしれないなあとは思っていたけど。



池袋シネマ・ロサにて。
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ドロメ【男子篇】とドロメ【女子篇】 [タ行の映画]



『ドロメ【男子篇】』
(2016・日本・1h32)
監督・脚本 : 内藤瑛亮
出演 : 小関裕太、中山龍也、大和田健介、岡山天音、東根作寿英、森川葵、三浦透子、遊馬萌弥、比嘉梨乃、菊池明明、長宗我部陽子、木下美咲

男子高演劇部と女子高演劇部の合同合宿が行われる。男子部員の一人は不思議な力を持ち強力な因縁に縛られていた。
合宿中の不可思議な現象はやがて男子校で起きた女性教師失踪事件へとつながり、そしてドロメ伝説が生徒たちを襲うのだった。


『ドロメ【女子篇】』
(2016・日本・1h38)
監督・脚本 : 内藤瑛亮
出演 : 森川葵、三浦透子、遊馬萌弥、比嘉梨乃、菊池明明、小関裕太、中山龍也、大和田健介、岡山天音、東根作寿英、長宗我部陽子、木下美咲

女子高演劇部と男子校演劇部の合同合宿が行われる。女子部員の一人は男子に対してあるトラウマを抱えていた。
合宿中それが原因でドロメを呼び起こしてしまう。一方でドロメは男子校の女性教師失踪事件に何らかのかかわりを持っていた。



同じ事柄を男子篇と女子篇の二つの視点から描いた青春ホラー。
同じ事柄であっても男子には男子しか知らない事情、女子には女子にしか知らない事情があって、それが両方観る事によって合致する面白さはあった。
男子篇と女子篇で同じシーンを繰り返し観なければいけないのは作りの上で仕方の無い所。

ホラー描写はそんなにハードではないので観易いとも言えるけどホラーを期待して観るとゆるいと言わざるを得ない。

ドロメ伝説からすると女子篇の方がメインで男子篇はサブストーリーといった感じ。上映スケジュールの関係で男子篇の方から観たけど多分どっちから先に観ても問題は無いはず。

比嘉梨乃さんは『ぼんとリンちゃん』の肉便器ちゃん。
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