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森山中教習所 [マ行の映画]



『森山中教習所』
(2015・日本・1h43)
監督・脚本 : 豊島圭介
出演 : 野村周平、賀来賢人、岸井ゆきの、麻生久美子、光石研、根岸季衣、ダンカン



細かい事は気にしない大学生キヨタカ。車に跳ね飛ばされた事も気にせず、そのおかげで高校時代の同級生轟と共に非公認の自動車教習所に通える事になった。



原作漫画は読んでいて面白かった印象。浮世離れしているというか現実感が薄いというか、ある意味ファンタジー的な面白さもあったと思う。
それが実写映画になると現実感は意図しなくても出てきてしまい原作の面白さが今イチ出てこなかったように思う。



森山中の読みは「もりやまちゅう」。森山中学校の廃校跡だからという事に今更になって気付いた。

森山中教習所 (ビッグコミックス)

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マネーモンスター [マ行の映画]


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『マネーモンスター』
"MONEY MONSTER" (2016・アメリカ・1h35)
監督 : ジョディ・フォスター  製作・出演 : ジョージ・クルーニー
出演 : ジュリア・ロバーツ、ジャック・オコンネル、カトリーナ・バルフ、ドミニク・ウェスト








人気財テク番組の生放送中スタジオに銃を持った男が現れ司会者に爆弾付きベストを着用させる。犯人の意向に添い事態は進展し、その模様はライブ放送される。



ドラマとして観ればスター同士の共演は華やかで観てて楽しい。またそれを監督しているのもスターというのも撮影風景を想像して楽しい。
それがサスペンスに効果をもたらすのかというとそれはまた別で。あんまりハラハラドキドキは無かった。
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モヒカン故郷に帰る [マ行の映画]



『モヒカン故郷に帰る』
(2015・日本・2h05)
監督・脚本 : 沖田修一
出演 : 松田龍平、柄本明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大、小柴亮太



東京で売れないデスメタルバンドを続けている男が恋人との結婚と妊娠を報告するため7年振りに故郷の広島、戸鼻島へ帰郷する。久し振りに揃った家族に大事件が起きるが日々はいつもと同じ様に流れてゆく。



ネタバレ有。



死を扱いつつ感動押し付け作品になっていないのが良かった。
沖田監督の『横道世之介』では主人公の世之介が死ぬが、何故死ななければならないのかその意味が分からず、ただ物語を盛り上げるドラマ性のためだけに主人公を死なせたように思ってしまった。
本作はその事への答えだと思った。結局人はみんないつかは死ぬと。それが早いか遅いか、何某かの悲劇の末か天寿を全うするか、望まれたり惜しまれたりするかの差は有るけど、そんな特別な事ではなくて、誰しもが今いる日常と隣り合わせで死は存在するのだから過剰に恐れたり忌み嫌う必要は無いのだと。世之介も普通に生きて普通に死んだ。ただそれだけの事。
『横道世之介』についても腑に落ちた気がする。ただ、今の日本映画の風潮の死を感動を生み出す便利な道具みたいに安直に持ち出すのはやっぱり嫌い。そんなんで感動したくはない。



広島が舞台なので永ちゃんと広島東洋カープ(菊池選手)を全面推し。主人公の名前は永吉、弟はミスター赤ヘル山本浩二さんから浩二。

本作が公開された年にカープがセ・リーグ制覇。めでたい。「神ってる」はなんか嫌。
ほとんどプロ野球見なくなって選手がさっぱり分からなくなって、たまに見ても監督、コーチの方が分かるといった感じだけども。
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ミラクル・ニール! [マ行の映画]


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『ミラクル・ニール!』
"ABSOLUTELY ANYTHING" (2015・イギリス・1h25)
監督・脚本・声の出演 : テリー・ジョーンズ
出演 : サイモン・ペッグ、ケイト・ベッキンセール、サンジーヴ・バスカー、ロブ・リグル
声の出演 : ロビン・ウィリアムズ、ジョン・クリーズ、テリー・ギリアム、エリック・アイドル、マイケル・パリン






宇宙に存在するある意思によって消滅の危機に立たされた地球。しかし審査に合格すれば危機を逃れられる。審査の対象になったのは無作為で選ばれた一人の中年イギリス人男性。男に与えられた全能の力の使い方次第に地球の命運がかかっていたが男はその事を知らなかった。



SFコメディ。伝説の英国コメディ集団モンティ・パイソンのメンバー、テリー・ジョーンズが監督・脚本で現存のメンバーが声の出演で勢揃い。という事でモンティ・パイソンのテイストが強いのだろうと思う。
モンティ・パイソンについてはあまりよく知らないのだけど、独特のひねった感じ、ひねくれてると言うか、それがSFの奇想さと相まって面白かった。

上映時間85分なのがいい。

モンティ・パイソンにサイモン・ペッグ、そしてロビン・ウィリアムズと英米の実力有るコメディアンの豪華共演が嬉しい。
ロビン・ウィリアムズは喋れる事になった犬の声で、犬の本性、本音をマシンガントークでぶちまける。
本作がロビン・ウィリアムズ最後の出演作品だそうで。感動作にも多く出演してきたけど笑いに徹した本作が最後というのはロビン・ウィリアムズらしくて良かった。
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マジカル・ガール [マ行の映画]


Magical Girl

『マジカル・ガール』
"MAGICAL GIRL" (2014・スペイン・2h07)
監督・脚本 : カルロス・ベルムト
出演 : バルバラ・レニー、ルイス・ベルメホ、ルシア・ポジャン、ホセ・サクリスタン、イスラエル・エレハルデ









自らの性格が災いし夫婦関係が破綻しかかっている女性。余命少ない娘の願いを叶えるために現金が必要な失業中の男。二人が出会ったことで女性が窮地に立たされるが女性には身を挺して守ってくれる旧知の知り合いがいた。



マジカルでガールと聞いてどんな印象を持つかは人それぞれだろうけど、個人的には可愛らしい印象を持つ。
本作はその印象を裏切る作品。不穏で妖しくて一筋縄ではいかない。マジカルの本来の「魔法の」「魔法のような」「不思議な」の意味に近い。もっとダークでドロドロとしているか。
つまりは世のガールの概ねがマジカルで。で、世の男はそのマジカルに翻弄され支配される。そして時にはマジカルなガールによって命をも失う恐れがありますよ。という事が描かれているのではないかと解釈してみた。



マジカルと言えば

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マネー・ショート 華麗なる大逆転 [マ行の映画]


ポスター/スチール写真 アクリルフォトスタンド入り A4 パターンA マネー・ショート 華麗なる大逆転 光沢プリント

『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
"THE BIG SHORT" (2015・アメリカ・2h10)
監督・脚本 : アダム・マッケイ  製作・出演 : ブラッド・ピット
出演 : クリスチャン・ベイル、スティーヴ・カレル、ライアン・ゴズリング、ジェレミー・ストロング、レイフ・スポール、ハミッシュ・リンクレイター、ジョン・マガロ、フィン・ウィットロック、マリサ・トメイ







アメリカの投資銀行が作り出したぼろ儲けのシステムサブプライムローン。そのシステムの異様さに気付き破綻する事を見越した男たちがいた。



残念ながら内容をあまり理解出来ず。
アメリカでもあまり理解しないままに手を出した人が大勢いて銀行が儲けてやがて破綻したという事なのだろう。

人の不幸を待ち望んで儲けた人たちの話と思えて華麗なる大逆転とは思えなかった。マネーゲームとはそういうものであり、勝者の言い分が正しいと。
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モンスター・ホテル2 [マ行の映画]


The Art of Hotel Transylvania 2
『モンスター・ホテル2』
"HOTEL TRANSYLVANIA 2" (2015・アメリカ・1h29)
監督 : ゲンディ・タルタコフスキー  製作総指揮・脚本 : アダム・サンドラー
声の出演 : 山寺宏一、川島海荷、藤森慎吾、大谷育江、我修院達矢、チョー、三ツ矢雄二、若本規夫、クリス松村、稲川淳二




人間と結婚した娘が子供を産みおじいちゃんになったドラキュラ。孫が立派な吸血鬼になる事を期待するが孫には牙が生えていなかった。



前作では娘の事でやきもきするシングルファーザーのドラキュラ、本作ではハーフヴァンパイアの孫の事でやきもきするグランドファーザーとなったドラキュラ。
前作同様賑やかなアニメ。ドラキュラは家族の事で暴走してしまうがそれは家族を愛するがゆえ。といった話のツボはきっちりと押さえていて。家族愛的な所はアダム・サンドラーのお得意とする所であろうし。
そこらへんが無かったらただ賑やかなだけで、それはそれでいいけど多分観ててしんどいと思う。
何か物語としての急所、そこをキュッと押さえておくとなんか良い様な気がする。
個人的な好みとしてキュッぐらいが丁度いい。ギュウーッとかグイグイだと冷めてしまう。嫌悪感すら抱いてしまう。



日本語吹替えのみの上映。芸達者なプロの声優さんが揃っている中にプロではない方が混じっているとちょっと厳しい。でも、稲川淳二さんは思っていた以上に良かった。上手いんだけどただ上手いんじゃなくて声に個性というか特徴があって。
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マギー [マ行の映画]


Maggie (2015) - Main - Movie Poster Reprint 13

『マギー』
"MAGGIE" (2015・アメリカ・1h35)
監督 : ヘンリー・ホブソン  製作・出演 : アーノルド・シュワルツェネッガー
出演 : アビゲイル・ブレスリン、ジョエリー・リチャードソン









感染するとゾンビになってしまうウィルスに罹った少女。父親は少女を守ろうとするが症状は進んでゆく。



シュワルツェネッガーがゾンビ映画に進出。かつての力でねじ伏せるマッチョ系ではなく、親子愛を前面に出した悩めるお父さん系。

ゾンビ映画は何でも有りだから親子愛が描かれてもそれはそれでいいとして、
(『高慢と偏見とゾンビ』は9月公開予定http://ciatr.jp/topics/44287)
シュワルツェネッガーとしてはこの先どうすんだろう?といった感じ。ターミネーターも迷走してるし。
将来的にはやっぱりイーストウッドになりたいんだろうなあ。と勝手に想像する。
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マイ・ファニー・レディ [マ行の映画]


ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 パターンB マイ・ファニー・レディ 光沢プリント

『マイ・ファニー・レディ』
"SHE'S FUNNY THAT WAY" (2014・アメリカ・1h33)
監督・脚本 : ピーター・ボグダノヴィッチ
出演 : イモージェン・プーツ、オーウェン・ウィルソン、キャスリン・ハーン、ウィル・フォーテ、リス・エヴァンス、ジェニファー・アニストン、オースティン・ペンドルトン、ジョージ・モーフォゲン







シンデレラガールとなった女優がなぜ自分がそうなれたのか、その素敵ないきさつをインタビューで語る。



名匠ピーター・ボグダノヴィッチ監督作品を観るのは初めて。当然名前は知っていて、『ラスト・ショー』『ペーパー・ムーン』などの有名作品は観ようかなと思いつつ思うだけにとどまっていた。

品の有るコメディ。羽目を外しつつも下品にはならない。そこら辺がピーター・ボグダノヴィッチ監督ならではなのだろうか。



オーウェン・ウィルソンがホテルで浮気相手と奥さんが鉢合わせしそうになった時、階下から上がってくるエレベーターの速さに「なんて速いエレベーターなんだ」みたいな事をぼやくけど、あれってオーウェン・ウィルソンのアドリブなんじゃないかと思う。
確かに速いエレベーターだった。



『いとこのビニー』の極度のあがり症の弁護士役の人が出ていた。オースティン・ペンドルトン。
そう言えば『いとこのビニー』でアカデミー助演女優賞を受賞したマリサ・トメイもシンデレラガールだったと言えると思う。

しかし、この時のマリサ・トメイ恐ろしくかわいい。そしてジャック・パランスは話が長い。

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モンスターズ/新種襲来 [マ行の映画]


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『モンスターズ/新種襲来』
"MONSTERS: DARK CONTINENT" (2014・イギリス・1h59)
監督・脚本 : トム・グリーン
出演 : サム・キーリー、ジョニー・ハリス、ニコラス・ビノック








最初にメキシコに現れたモンスター(地球外生命体)は今や全世界に現れていた。中東のモンスターに対して空爆を開始する米軍。それに反発する地元の武装勢力。武装勢力を制圧しようとする米軍。こうして人間同士の争いが始まった。



モンスターと人間との戦いが描かれるのではなく、モンスターが存在する世界での人間の行いが前作同様に描かれる。
前作ではモンスターがいる世界での恋愛、本作ではモンスターがいる世界での人間同士の争い。
基本的にはモンスターがいてもいなくても人間の行いなんかは同じ様な事になるんだけど、でもモンスターがいるのといないのとでは人間を取り巻く状況が大きく違うわけで。
それまでは階層構造の最上位にいて好き勝手していた人間がモンスターに運命を左右されると。

思うに地球外生命体は神的な位置付けであるような。人間の行いに対して不条理な仕打ちだったり、正義の鉄槌を喰らわす存在。
そうなるとモンスターズとは人間の事を指しているのかもしれない。
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魔界戦記~雪の精と闇のクリスタル~ [マ行の映画]



『魔界戦記~雪の精と闇のクリスタル~』
"鍾馗伏魔 雪妖魔霊" (2015・中国=香港=アメリカ・1h58)
監督・撮影 : ピーター・ハウ
出演 : チェン・クン、リー・ビンビン、ウィンストン・チャオ、ヤン・ズーシャン



天界、魔界、人間界、3つに別れた世界で千年に一度の転生の機会が訪れる。その期に乗じて魔界で不穏な動きが見られるため天界は人間界を守るための準備を進める。



シネマート新宿《2016冬の香港中国エンターテイメントまつり》にて。



中国の伝奇的な物語をCGを使ったファンタジー作品に。
香港、中国映画の泥臭さ。それが良い方に出たのが『タイガー・マウンテン』で悪い方に出てしまったのが本作。といった分け方が出来るかもしれない。
CGを駆使して外面を綺麗に纏ったとしても溢れ出てしまう泥臭さ。どうせ出てしまうなら泥臭さを芸としてエンターテイメントに昇華させられるかどうか。本作が昇華させられなかったのはツイ・ハーク監督との経験の違いからではないか。
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メニルモンタン 2つの秋と3つの冬 [マ行の映画]


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『メニルモンタン 2つの秋と3つの冬』
"2 AUTOMNES 3 HIVERS" (2013・フランス・1h30)
監督・脚本 : セバスチャン・ベベデール
出演 : ヴァンサン・マケーニュ、モード・ウィレール、バスティアン・ブイヨン、オドレイ・バスティアン、武田絵利










メニルモンタンで冬に出会った男と女。3度目の冬を迎えるまで二人の関係はさまざまに変わってゆく。



メニルモンタンとはフランスの首都パリ市に20有る行政区のうちの20区にある地域。パリ市の中心部からはやや離れた下町といった所の様。
華やかなパリのイメージではない生活感の漂う下町を舞台にしている。という所が重要だったのだろう。
登場人物も美男美女のパリジャン、パリジャンヌといった感じではない普通の人たち。普通といってもそこは映画俳優なので演技で普通に見せているのだろうけど。ヴァンサン・マケーニュだって映画の中ではイケてない役でしか今のところ見た事が無いけど、私生活だとめちゃくちゃ2枚目だったりするんじゃないかなあと想像する。

今までいくつもの作品の舞台になってきたパリ。それほどに人を惹きつける魅力のある街なのだろうけど、当然ながらパリ市民のみんながみんななんにも考えずにゴージャスでエレガントな人生を送っているわけではなくて、大多数の人たちが普通に生活していて、時に悩んだり迷ったりしながら誠実に生きている。そういう事が描かれているのだろうと思う。
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みんなのための資本論 [マ行の映画]



『みんなのための資本論』
"INEQUALITY FOR ALL" (2013・アメリカ・1h29)
監督 : ジェイコブ・コーンブルース
出演 : ロバート・ライシュ



貧富の格差がかつてないほどに広がる現代のアメリカ社会。その原因と解決方法を経済学者ロバート・ライシュ氏が分かり易く解説する。



少数の金持ちが巨額を稼ぐのは資本主義としては間違っていないのだろうけど、一点に集中してしまっては金のめぐりがよろしくない。
貧困層、中間層に金持ちが稼いだ金がほどよく流れる事によって社会全体が潤うのだ。という事。納得。

格差をなるべく少なく平たくして分厚い中間層を作る事で金のめぐりがよろしくなる。目指すべきは社会主義的資本主義だろうか。

政治家がお金持ちにおもねらないで全体を見渡せば誰もが幸せな理想の経済社会は作れると。そして政治家を動かすのは我々庶民であると。立てよ庶民。

しかし、理想の経済社会は大量消費社会である事が大前提である様で、今のご時世ではその点も考えなければならないんではないかなあと思う。
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ムーン・ウォーカーズ [マ行の映画]



『ムーン・ウォーカーズ』
"MOONWALKERS" (2015・フランス=ベルギー・1h34)
監督・原案 : アントワーヌ・バルドー=ジャケ
出演 : ロン・パールマン、ルパート・グリント、ロバート・シーアン、エリカ・サント、トム・オーデナールト



東西冷戦時代、アメリカとソ連の間では国の威信をかけた宇宙開発競争が繰り広げられていた。月探査や有人宇宙飛行などで遅れをとるアメリカだったが月面着陸第一号の座を逃すわけにはいかずCIAはある予備策を用意する。その準備のためロンドンに向かった強面のエージェントが手違いによりヒッピーの若者たちと共同作業でその準備を進めなければならなくなった。



アポロ11号による人類史上初月面着陸は1969年7月20日の事。今から約半世紀前。

人類史に残る偉業はイギリス、ロンドン郊外のヒッピーたちの溜り場で行われた。とする冗談のような、でもあながち嘘でもなさそうな話が東西冷戦、ベトナム戦争、ヒッピームーブメント、ドラッグカルチャーなど1969年の世相、文化を背景にして描かれる。

当時の世界情勢や、流行の最先端を行っていたロンドンの文化も、今見ると滑稽に見えてしまう。当時の人たちはもちろん大真面目なわけで。大真面目なんだけど滑稽っていうのはやっぱり傍から見ると面白い。



公式HPの撮影裏話によると撮影初日のロン・パールマンの衣装が花柄模様で、それを着るのが嫌でロン・パールマンがたいそう不機嫌だったとか。
その鬱憤がこのシーンに込められていたりして。
160325.jpg
ロン・パールマン、ナイススイング。
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ミケランジェロ・プロジェクト [マ行の映画]


ミケランジェロ・プロジェクト (上)  ナチスから美術品を守った男たち (角川文庫)

『ミケランジェロ・プロジェクト』
"THE MONUMENTS MEN" (2013・アメリカ・1h58)
製作・監督・脚本・出演 : ジョージ・クルーニー
出演 : マット・デイモン、ビル・マーレイ、ジョン・グッドマン、ボブ・バラバン、ジャン・デュジャルダン、ヒュー・ボネヴィル、ディミトリー・レオニダス、ケイト・ブランシェット








第二次大戦中ナチスはヨーロッパ各地で貴重な美術品を略奪した。戦争末期を迎えナチスはその事実の隠ぺいに走り、連合軍は美術品の奪回を目的とした少人数の特別部隊を編成する。その頃ロシア軍は美術品を戦利品として手に入れるために行動していた。



日本での2014年秋公開予定が諸般の事情により中止になり、2015年11月の公開となったいわくつきの作品。
何が問題で中止になったのか、一旦中止になったのがどうして公開できるようになったのか。そこら辺の裏事情はさっぱり分からないし、映画を観てもどこにいわくが有ったのか分からない。

映画はあまり知られていない戦地での美術品奪回を目的とした部隊の物語をユーモアを交えつつ真摯に誠実に描いた感じ。どんな時も文化、芸術は守られるべきもので戦争の犠牲になってはならない。という事がジョージ・クルーニー監督からのメッセージなのだろうと思う。

もうちょっと軽いノリの『オーシャンズ11』シリーズ的な集団劇のエンターテイメント作品を期待する所だったけど、これはこれで良かった。ビル・マーレイがおとなしかったのが残念だったけど。



池袋シネマ・ロサにて。
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