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やがて哀しき復讐者 [ヤ行の映画]


【DVD】【お取寄せ】アンソニー・ウォン(黄秋生)、リッチー・レン(任賢齊)報應 Punished[香港版]-DVD


『やがて哀しき復讐者』
“報應” (2011・中国=香港・1h37)
監督 : ロー・ウィンチョン
出演 : アンソニー・ウォン、リッチー・レン、ジャニス・マン、キャンディ・ロー







娘を誘拐された不動産業社長。身代金を渡すが娘は死体で発見される。社長はかつて裏社会にいた部下を使い誘拐犯グループを一人一人見つけ出し容赦のない復讐を加える。



新宿武蔵野館 “ニュー香港ノワール・フェス”にて。



ジョニー・トー製作という事で本作でもジョニー・トーの男の美学が貫かれていた。
アンソニー・ウォンとリッチー・レンの男の絆が最たるもので、その絆は何によって生まれたものかはよく分からないけど、とにかく二人の間には強い絆が有る。有ると言ったら有る。それで納得しなければいけない。

男と男の絆が有れば、親と子の絆も有る。とにかく有る。納得。

リッチー・レンがカッコ良かった。
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遊星からの物体X ファーストコンタクト [ヤ行の映画]


Thing

『遊星からの物体X ファーストコンタクト』
“THE THING” (2011・アメリカ・1h43)
監督 : マシーズ・ヴァン・ヘイニンゲン・Jr
出演 : メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジョエル・エドガートン







1982年、南極。アメリカ南極観測隊基地で起こった惨劇の発端はノルウェー観測隊にあった。ノルウェー観測隊に何が起こったのか。



SF映画の名作ジョン・カーペンターの『遊星からの物体X』の前日譚。
一体何が起こったのかを期待たっぷりで観たらやってる事はジョン・カーペンター版をなぞっているだけ。

映像は果たしてジョン・カーペンター版を超えられるのか。にも期待を込めて観たら1982年の作品の前章という所を意識しての事なのか何とも安っぽい映像でがっかり。CG映像だけは派手にグロくなっているものの。
いやいやジョン・カーペンター版はあなた方が全力出さないと太刀打ちできないぐらいにカッコいいですから。と思いました。



未来に起こる事を過去である本作でなぞられたら未来で起こる事の方が過去を真似たという事になり、それは名作SFであるジョン・カーペンター版のオリジナル性を否定する事であり作品を踏みにじる事ではないのか。
そんなの最低な事だな。と腹立たしさを通り越して呆れた。

これが本作の後に続くアメリカ観測基地での出来事をジョン・カーペンター版とは全く違う方向へと作り直す気だったのなら、それはその映画が出来た時に素直に謝る気持ちは持ち合わせています。



と、色々とモヤモヤ思ったが本作の原題がジョン・カーペンター版の前日譚であるのにも拘らず同じ“THE THING”である事と、そして物体Xの性質を考えた時にこの映画自体がジョン・カーペンター版に浸食され乗っ取られたもので。だから同じような運命を辿るのだと分かった気がしたら気持ちいい位にすっきりした。
逆にこっちの映画がオリジナルでジョン・カーペンター版は乗っ取られた方。とは絶対考えないようにする。



南極は吐く息が白くならない。という駄知識がある。白くならない理由はよく分からないけど。
本作でもジョン・カーペンター版でもガンガン白いが、それはそれで致し方の無い所なのだろうとは思う。
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容疑者、ホアキン・フェニックス [ヤ行の映画]


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『容疑者、ホアキン・フェニックス』
“I'M STILL HERE” (2010・アメリカ・1h48)
製作・監督・脚本・撮影・編集・出演 : ケイシー・アフレック  製作・脚本・出演 : ホアキン・フェニックス
出演 : アントニー・ラングドン、ショーン・コムズ、ベン・スティラー








俳優引退。そしてラッパーへの転身を表明したホアキン・フェニックス。その実像にカメラは密着する。



という風に見せかけるフェイクドキュメンタリー。と言うか全世界を巻き込んでの壮大なドッキリ。
しかしこの企画がスタートして早々の時点で、「それってドッキリなのでは?」と疑われていたらしい。
完全に引っ掛かっていた身としては何とも恥ずかしく。
しかし疑っていたのにもかかわらず、真相を表明したらかなりのバッシングが有ったようで。別に信じていなかったんだから何もとやかく言う事は無いと思うけど。

そもそも映画を含めフィクションであるものはドッキリの要素を含んでいるわけで。またドッキリを含んでいるから面白いのであろうし。
言わばフィクションとはドッキリである。という事でドッキリだけで映画を作ったらどんな事になるのか、どれだけ面白い映画が出来上がるのかを実験、証明しようと試みたのかも。



この映画は初めからドッキリが破綻する事を想定して作られたんだろうか?それとも思っていた以上にバレるのが早かったけど、始めてしまったからやり続けたのか?
後者だったとしたら相当ハートが強い。ちゃんと最後までやり通した。まあどこをゴールとして目指していたのかはよく分からないけど。
仮にドッキリがバレなかったらちゃんとラッパーとしてデビューして。で、どうしたんだろう?どこかのライブ会場でライブの幕が開いたらホアキン・フェニックスが赤いヘルメットにプラカードでドッキリであったことを明かすとか。



ハリウッドスターやセレブを取り囲むリアルな状況を映像に記録する事も目的だったのかも。
そこらへんはサシャ・バロン・コーエンの一連の作品からの影響が有るような。
サシャ・バロンの場合は特異なキャラクターを通しての社会風刺というスタンス。一方のこちらはホアキン・フェニックスをホアキン・フェニックス本人が演じる。しかし演じられるホアキン・フェニックスはハリウッドスターとしての、虚像としてのホアキン・フェニックスである。と、何が何やら分からない。

その虚像としてのホアキン・フェニックスを演じきり、ラッパーとして実際にステージに立ったホアキン・フェニックスの役者根性は認めるべき所であろうと思う。
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ヤング≒アダルト [ヤ行の映画]


★劇場展示限定ポスター★■シャーリーズ・セロンVer■ [映画ポスター] ヤング≒アダルト (YOUNG ADULT) [REG-DS]



『ヤング≒アダルト』
“YOUNG ADULT” (2011・アメリカ・1h34)
製作・監督 : ジェイソン・ライトマン
出演 : シャーリーズ・セロン、パットン・オズワルド、パトリック・ウィルソン、エリザベス・リーサー、コレット・ウォルフ









ハイスクール時代、学園の女王として君臨していた女性。
20年後、人生に行き詰まりを感じ地元の元カレの略奪を企む。



ジェイソン・ライトマン監督作品らしく万人受けしない個性的な人物が主人公。
正直言ってクソ女。
過去の栄光にすがり、見苦しいほどにもがく。その様に不快感が無いのはシャーリーズ・セロンの好演による所が大きいと思う。やさぐれっぷりが面白かった。
それと過去の栄光の日々を映像で見せないのも良かった。恐らくは相当のクソ女だったと思うので。
過去エピソードを挿入しないのは映画自体としても良かったと思う。かなりダークなエピソードもあるし、現在だけで話が進むので流れがスムーズ。



一時の迷いでつい過去の栄光を懐かしんでしまった元女王。しかし、ナチュラル・ボーン・クソ女である彼女にその姿は似合わない。
常に前進し、未来に向かうクソ女たれ。
クソ女讃歌の映画だったのだろうと思う。

その復活はたった一人の理解者を得ることで。それだけの事で復活出来てしまうのがさすが。
しかもその理解者のある願いをあっさり却下出来るのがさすが。



事の発端である主人公へのメールを送ったのも元カレの奥さんだったんだろうか?パーティーに呼んだのは奥さんで、メールは元カレ?
その違いで奥さんのキャラクターは大きく違ってくると思う。実はかなりの腹黒。
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預言者 [ヤ行の映画]

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『預言者』
“UN PROPHETE” (2009・フランス・2h30)
監督・脚本 : ジャック・オーディアール
出演 : タハール・ラヒム、ニエル・アレストリュプ、アデル・バンシェリフ、ヒシャーム・ヤクビ



上映終了かと思ったらまだヒューマントラストシネマ渋谷で上映していたのでまた観た。2週上映して1週休んでまた上映?



正直な所ちょっと飽きはじめてきた気がしないでもない。
でも今回3回目で預言者と亡霊の意味が分かった。
主人公に「お前に与えられた天啓を暗誦せよ」と啓示した亡霊こそが預言者。
その「天啓」はなんだったのか。
それは車内での銃声だったのでは。「お前はこの銃声が鳴り響く裏社会の中で生きるのだ。」と。あの銃声を聞いている時の主人公の晴れやかな表情がそれを物語っていたのだろうと思う。
そして「暗誦」とは主人公が放った銃声。銃声なので「暗誦」ではないのだけれど、あの時すでに主人公の耳は聞こえづらくなっていたと思うので主人公にとっては「暗誦」。



女性の心変わりについては、子供はそんなに成長していなかった。
旦那が亡くなってからそんなに間が無い感じ。でもそうだとしてあの親密さは恋愛感情ではなく、亡くなった旦那の親友に対しての接し方のようにも思えた。



マルセイユのパートが丁度いいクッションになっている。ちょっと一息ついて、そしてその後は佳境に向かっていく。
そのちょっと一息が有るおかげでこの映画が好きなんだと思う。

そしてなんと言ってもマルセイユのこの方。Slimane Daziがとてもいい顔してる。読み方はスリマネ・ダジ?スライメイン・ダジ?
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ルイス・ガスマン以来のいい顔だと思う。
そのルイス・ガスマンは何故かロビンのコスチューム。
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今週末でヒューマントラストシネマ渋谷での上映は本当に終わり。らしい。
そして上映館を変えて(オーディトリアム渋谷と新宿のk's cinemaにて)3月の初めあたりまで引き続き上映予定。良かった。
そうなると荒川だとかアフロだとか3丁目だとかはやぶさだとかが今の所観る気がしないので本作をもう1回ぐらい観るかも。
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預言者 [ヤ行の映画]


A Prophet - 映画ポスター - 11 x 17

『預言者』
“UN PROPHETE” (2009・フランス・2h30)
監督・脚本 : ジャック・オーディアール
出演 : タハール・ラヒム、ニエル・アレストリュプ、アデル・バンシェリフ、ヒシャーム・ヤクビ







東京での上映最終日にもう1回観た。結局単館で2週間のみの上映だった。

観終えてやはり良い映画だと思った。理解出来ていない所もやはり少なからずあって。もしかしたらそうなんじゃないかと薄っすらと思っていた宗教がらみの所もやはりあるようで。観る人が観ればすんなり理解できるんだろうけど残念ながらさっぱり分からない。特には亡霊が何を意味しているのか。
でも逆にそこら辺の所が分らないから単純に映画として楽しめている所もあるのだと思う。それがいいのか悪いのか。

良かったのは前回観た時女性の変わり身の早さに引っ掛かる所が有ったけど、今回観てラストシーンとその前のシーンでは子供の成長具合で1年ないし2年の月日が流れているのだろうと分かった。その間に色々あっての事なんだろうと。

結末における爽快感は今回も変わらずあった。しかし最後の最後での主人公の表情がとても険しかったのを見るとただ単に爽やかな結末ではないのだろうと。
その険しい表情の意味する所は、これからさらに裏社会で上り詰めてやろうという決意なのか。それともコルシカンマフィアの大物のなれの果てを見て、そこが非情な世界であると分かった上で裏社会で生き抜く決意をしたのか。
あの表情で終わらせるところがこの映画を奥深いものにしていると思う。



主人公が裏社会で成功を収める要因の一つに言語能力の高さがある。フランス語、アラビア語、コルシカ語と3つの言語を理解出来たからこそのし上がれた。
しかしそれを日本語の字幕では表現できない。やろうと思えば出来たのかもしれないけど、いちいち「彼らは今はフランス語をしゃべっていますよ」的な説明が入ったとしたらそれは作品の雰囲気をぶち壊してしまうかもしれない。そこらへんちょっと難しい所だなぁと思った。



出演者が良かった。
主人公のタハール・ラヒムは元祖ドラゴンタトゥーのノオミ・ラパスに似てる。

良い写真が有ったので勝手に拝借。カンヌでの晴れの写真。みんないい顔してる。
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預言者 [ヤ行の映画]


Un prophete

『預言者』
“UN PROPHETE” (2009・フランス・2h30)
監督・脚本 : ジャック・オーディアール
出演 : タハール・ラヒム、ニエル・アレストリュプ、アデル・バンシェリフ、ヒシャーム・ヤクビ






フランス。19歳のアラブ人の青年が6年の懲役で刑務所に入所する。そこはコルシカンマフィアによって牛耳られていた。マフィアに目をつけられた青年は裏社会で生き抜く術を学ぶ事になる。



良い映画だった。
長らく個人的フランス映画1位は不動の『スズメバチ』だった。『スズメバチ』が不動の1位というのもなんだとも思うが。
これにて1位変わった。さようなら『スズメバチ』。まだ2位だけど。

2時間半と長尺ながら2時間半である事の意味のある映画だった。観終えて良い映画観たなぁという満足感があった。

無学で暴れん坊であっただけの青年が様々な経験を経て迎える結末。あれは2時間半という時間を経ているからより重みを増すのだと思う。

チラシの解説では『ショーシャンクの空に』にも似た爽快感。みたいなことが書かれていて、「ホントナノ?」と疑いも有ったけど、確かに爽快感が有った。『ショーシャンク』とはやや種類が異なるかと思うけど。

むしろ映画としては『ゴッドファーザー』や『スカーフェイス』『グッドフェローズ』に近い。それでいて爽快感が有る。何とも不思議な映画。



コルシカンマフィアの大物を演じるのはつい先日観た『サラの鍵』でとても人のいいおじいさんを演じていたニエル・アレストリュプ。こっちでは非情な人物だった。

青年が裏社会での力をつけていくのに反比例して次第に力を失っていく大物。その対比が裏社会の非情さを表しているのかと思う。



コルシカンマフィアとか、フランスで生まれ育ったアラブ人と移住してきたアラブ人の関係性とかよく分かっていない所は多々有る。
「預言者」という事に関してもイスラム教と関係が有るのか無いのか。
まあ「預言者」に関してはそういう人たちによくある伝説のエピソード「まるであの時のあいつは預言者の様だった」的な意味で理解してしまっている。

『預言者』って邦題はいかがなの?的な所は感じなくもなく。



監督は『リード・マイ・リップス』を監督していた人だった。そう言えば『リード・マイ・リップス』も良かったなぁと思い出した。
Read My Lips [VHS] [Import]

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善き人 [ヤ行の映画]



『善き人』
“GOOD” (2008・イギリス=ドイツ・1h36)
監督 : ヴィセンテ・アモリン
出演 : ヴィゴ・モーテンセン、ジェイソン・アイザック、ジョディ・ウィッテカー、マーク・ストロング



大学教授である男が書いた小説がヒトラーの目に留まり男はナチスに入党せざるを得なくなった。



そんなに善き人ではなかったような。かと言って悪い人でもなく。普通の人だったんじゃないかと思う。
普通の人であるだけでナチスにおいては善き人と言えるのかも。



男にはナチスの本当の顔が見えていなくて。ドイツを中心にヨーロッパ、そして世界が悪い方向に向かおうとしている実感もなかったんじゃないだろうか。
時折現実と妄想の区別さえつかなくなることも有り。
それが最後にナチスが何をしようとしていて、世界が暗黒の時代に突入している現実をその身で実感する。それは妄想でもなんでもなく紛れもない事実なのだと。

世界とか社会とか大それたことじゃなく、自身や自身の周りにおいても何が起きていてどこに向かおうとしているのかなんてその瞬間に分かるという事はそんなには無く。後で振り返ってみて気づく事が多々あり。
だけれども男はあの場所の状況を見て瞬時に世界がとんでもない方に向かっている。と気付いてしまったんじゃないだろうか。そのショックは一人の普通の男にとって計り知れないものだったのだろうと思う。
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指輪をはめたい [ヤ行の映画]



『指輪をはめたい』
(2011・日本・1h48)
監督・脚本 : 岩田ユキ
出演 : 山田孝之、小西真奈美、真木よう子、池脇千鶴、二階堂ふみ



記憶障害になった男。カバンの中に謎のダイヤ。誰に贈ればいいのか思い出せない。



途中まではこのテンポは合わないなぁと思っていた。小説や漫画なども文体のテンポやリズムと読む側のそれが合った時に好意を持てるもので。映画でも同じだと思う。それがこの映画では合わなかった。
と、思っていたけど、局面が佳境を迎えた時にバシッと合った。
初めから相性ばっちりというのが理想ではあるけど、肝心な所でばっちり合うのも印象度を良くするなぁと。



女性により心の折れた男が女性たちにより救われる。それは男側からの都合のいい話しなのかもしれない。でも岩田監督は女性。都合がいいように思わせてくれているのかもしれない。



ロサにて。
白っぽいシーンだとスクリーンの汚れが気になる。いっぱいお客さんが入ってスクリーンが綺麗になりますように。と願うしかない。
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八日目の蝉 [ヤ行の映画]


ユリイカ2011年5月号 特集=角田光代 明日に向かって歩くのだ

『八日目の蝉』
(2011・日本) 2h27
監督 : 成島出
出演 : 井上真央、永作博美、渡邉このみ、小池栄子、森口瑤子、田中哲司








生後4ヶ月で誘拐され4年後家族の元に戻った女の子。



物語はどこに着地するんだろう?と気になる映画で、途中迷走してんのか?と思わない事もなく。

子どもは無条件に愛が注がれるべき存在であり、母親は子どもに無償の愛を与えられる存在である。
と主人公の女性は気付いたんだろうと思う。

自分には母親からの愛を与えられなかったので、自分も自分の子どもに愛を与えられるはずが無い。と思い込んでいた主人公。
実際は本当の母親からも誘拐した母親からも有り余る愛情を注がれていて、でもそれが様々な事情で普通の分かりやすい愛の形をしていなかったので気付かなかった。

現在、親と子どもに関して色々な事件が起こったりもしているけれど、本来、本質的には親と子どもの間に断ち切れることの無い愛情や絆が有るはず。と言うか有って欲しい。と願いの込められた映画なのだろうと思う。

テーマがはっきりと見え出してから、こちら側としては泣く準備、覚悟は出来ていた。
でも、敢えての寸止めのような締め。
グイグイ来られたら(再会とか)引いてたかもしれない。でも覚悟は出来ていただけに来られないと物足りない。
あれはあれでいい終わり方だったけど。
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