ステキな金縛り [サ行の映画]
『ステキな金縛り』
(2010・2h22・日本)
監督・脚本 : 三谷幸喜
出演 : 深津絵里、西田敏行、阿部寛、中井貴一、KAN、小林隆
殺人事件の証人として呼ばれたのは落ち武者のユーレイ。
コメディだから有り得る設定。だけれどもどこかで納得できるポイントが欲しい。そのポイントが途中まで見つけられなかったけど、ある事でスッと納得出来た。
検事の「裁判では検事と弁護士は真実を追求する点において同志である」というセリフ。それがそこに掛かっていて上手いなぁと。
クライマックスの裁判シーンの演出も上手かった。すっかり引き込まれた。
2時間20分。大作級のコメディは少なからず心配だったけど、それほど長さは感じなかった。ただ、要らないエピソードも少なからず有った気がする。
2時間20分をもう一回観たいかと言うと…。かなり悩ましい。
子供たちにもウケてた。特に西やんの落ち武者は子供たちにとって笑える要素たっぷりなのだと思う。確かに現代用語を使いこなす落ち武者は面白い。
子供も大人も楽しめるコメディという事で大ヒットも納得の映画なのでは。個人的には『スマグラー』の方が面白かったんだけど。
しかしこのままいくと『ステキな金縛り』の日本アカデミー賞受賞があるのかもしれない。他に対抗するのがあったっけ?と考えると。
『わさお』?『豆富小僧』?
どっちも観てないが。
コメント 0