SSブログ

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 8 [シネマ★シネマ★シネマ]



作品紹介
"THE BIG LEBOWSKI" 『ビッグ・リボウスキ』
監督・脚本 : ジョエル・コーエン 製作・脚本 : イーサン・コーエン
出演 : ジェフ・ブリッジス、ジョン・グッドマン、ジュリアン・ムーア、スティーヴ・ブシェミ、ピーター・ストーメア、サム・エリオット、ジョン・タートゥロ、フィリップ・シーモア・ホフマン

"DANGEROUS BEAUTY" 『娼婦ベロニカ』
製作・監督 : マーシャル・ハースコヴィッツ
出演 : キャサリン・マコーマック、ルーファス・シーウェル、オリヴァー・プラット、モイラ・ケリー、フレッド・ウォード

"ZERO EFFECT" 『ゼロ・エフェクト』


全米興行成績トップ10
"THE BORROWERS" 『ボロワーズ/床下の小さな住人たち』
監督 : ピーター・ヒューイット
出演 : ジョン・グッドマン、フローラ・ニュービギン、トム・フェルトン、ブラッドリー・ピアース、ジム・ブロードベント、ヒュー・ローリー

"SPHERE" 『スフィア』

"THE WEDDING SINGER" 『ウェディング・シンガー』

の3本が初登場。


シネマ★シネマ★シネマ 1998年 8-0001.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 8-0006.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 8-0007.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 8-0008.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 8-0012.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 8-0013.jpg
やっぱり『ビッグ・リボウスキ』と言えばこれ。1秒とか2秒ほどのカットだったと思うが嫌な事もちょっとは忘れられるかも。
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 8-0010.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 8-0018.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 8-0020.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 8-0022.jpg

ジブリアニメ『借りぐらしのアリエッティ』と原作が同じ。
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 8-0025.jpg
この子は『ハリー・ポッター』シリーズのドラコ・マルフォイ役でお馴染みのトム・フェルトン。『ハリー・ポッター』シリーズが始まるのは3年後。
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 8-0026.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 8-0004.jpg
コメント(0) 

きょうのポストカード(マーヴェリック) [映画のポストカード]

今日の午後ローはマーヴェリック
マーヴェリック (2).JPG
コメント(0) 

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『ザ・クリエイター/創造者』『カンダハル 突破せよ』『北極百貨店のコンシェルジュさん』 [映画]

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』を観た。2023年、アメリカ、3時間26分。
1920年代、アメリカ、オクラホマ州オセージ。先住民のオセージ族は自分達の土地を追いやられこの地にやって来た。石油が出た事によって財産を得るがオセージ族に使われる身となった白人たちがその財産を狙っていた。

白人たちがオセージ族に媚びへつらって親切な隣人を装いながら財産を掠め取ろうとする姿が全編に渡って描かれていてとても胸糞が悪い。
ディカプリオが演じる主人公がなんにも考えずに悪事を重ねるがそれを悪い事だとは思っていなくて、でも善悪の区別がつかない人間ではなくて、ただオセージ族の人達に対してだけは酷い事がナチュラルに出来てしまう。それは結局なんにも考えていないからなんだろうと思う。
悪事を働く時に頭を使う人間は自らは実行せず誰かにやらせる。実行犯に適しているのはなんにも考えない人間で、世の中の悪事を実行するのは大体がなんにも考えていない人間だという真理が描かれていたのかもしれない。

終盤に差し掛かってからFBIが出て来て胸がすく。『ミシシッピー・バーニング』ほどではないが。
FBIが世に知られるようになった事件の一つであるらしいがイーストウッド監督作品『J・エドガー』にはこの事件の事は描かれていただろうか。覚えていない。
本作は当初はFBIをメインに描かれる予定だったとか。ノンフィクションである原作ではそうだったのかもしれない。それをディカプリオの提言をスコセッシ監督が聞き入れてFBIの出番はかなり減ったのだとか。
そういえばデ・ニーロの監督作品『グッド・シェパード』もFBIの話じゃなかったっけかと思っていたが『グッド・シェパード』はCIAの話だった。ちなみに『グッド・シェパード』の脚本は本作ではスコセッシ監督と共同脚本のエリック・ロス。

ブレンダン・フレイザーが出ているのは知っていたがその事をすっかり忘れていた頃の登場だったのでちょっと驚いた。更に側にいたのがジョン・リスゴーでジョン・リスゴーが出ている事は知らなかったのでかなり驚いた。久し振りに姿を見たという事でもなく現在も映画にテレビドラマに活躍中。配信作品も有るのかもしれないし舞台にも立っているのかも。

デ・ニーロが『アイリッシュマン』の時とは違って年相応な役だったのが良かったが、ディカプリオの弟役の人がどう見てもディカプリオの弟には見えず、最初誰かの弟と言われていてデ・ニーロの弟なのかと思っていた。
スコセッシ監督は役者の見た目と役の年齢の合致にはあんまりこだわらない人なのか。まあ実際にもお兄さんだと思っていたら弟さんだったりその逆も有ったりはするけど。
ディカプリオが若く見え過ぎるという所も有るのだろう。役者として見た目で得していた時期から見た目で損する時期になっていくのかもしれない。ジャック・ニコルソンを真似てみても拭いきれないお坊っちゃま感が。



『ザ・クリエイター/創造者』を観た。2023年、アメリカ、2時間13分。
A.I.がロサンゼルスに核爆弾を落とす。アメリカはA.I.根絶のため破壊兵器"ノマド"を投入して全面戦争に突入しA.I.を擁護するニューアジアとも敵対する。

未来を舞台としたSF。ビジュアルの完成度が高くそれだけでも満足できる。
話の方は途中までハードSFな感じで良かったけど最後の方と結末はちょっと甘くなってしまった様に思えた。A.I.とかけているわけではないのだろうが"愛"が地球を救うとなったら甘くなるのも致し方ないけども。

軍人役の人の声の低音の響き方が凄いなと思って、あんまり聞いた事の無い声だった。軍服姿で帽子を被っているので顔がはっきりとは見えずに最後まで誰が演じているのか分からなかった。調べたらラルフ・アイネソンというイギリスの俳優さんでフィルモグラフィを見ると出演作は結構観ていた。本作での声はとても印象的なのに今まではなんで印象に残らなかったのだろうか。
あの声は日本語吹き替えではどうなっているんだろう。
ちなみに渡辺謙さんの日本語吹き替えはクレヨンしんちゃん二代目野原ひろしでお馴染み(お馴染みはもっと沢山有るだろうけど)森川智之さん。やっぱり謙さんに似せてる感じになっているのだろうか。



『カンダハル 突破せよ』を観た。2022年、イギリス、1時間59分。
MI6からCIAに出向しているトム・ハリス。イランの核施設の破壊に成功し帰国のため空港に向かうが新たな任務を依頼される。

CIAにイランの諜報部にタリバンにISISにパキスタンのイケメン兄さん、その他にもどこかの誰かが加わっていただろうか?軍閥間でのいざこざみたいなのも有ったか。そういった組織やイケメンが絡んでいてその関係をちゃんと理解出来たかは怪しいがアクション映画としてのストーリーはそれほど複雑ではなくむしろシンプルなので楽しめた。

それにしてもパキスタンのイケメン兄さんはカッコ良かったけどちょっと間が抜けていた。砂漠で追跡するのになにもバイクを選ぶ必要は1ミリもなかったと思う。結局ガス欠になるし。追跡するのにガス欠ってなんだよ。と全く関係が無くても思うのだから迎えに行った人達からしたら余計に(バイクでなんか行くなよ)と心の中では思っていたに違いない。黒ずくめの出で立ちでバイクで颯爽と飛び出して行った瞬間に既に(バイクでなんか行くなよ)と思っていたかも。
最後のトム・ハリスとのタイマン勝負もあれはカッコいいのかどうか自分には判断しかねる。



『北極百貨店のコンシェルジュさん』を観た。2023年、日本、1時間10分。
動物たちをもてなす北極百貨店の新人コンシェルジュが接客を通して百貨店ならではのもてなしを日々学んでゆく。



とにかく動物キャラクターたちの絵柄が可愛らしくて目と心の保養になった。物語も優しい。
個人的に動物の作画と言えば森康二さんだけど(動物だけじゃなくて描くものなんでも上手いし可愛らしい)匹敵するくらいじゃないかと思う。

作画で『カリオストロの城』で幽閉されているクラリスの前にルパンが現れるシーンでの動きっぽい所が有った。シチュエーションは違うけど。

原作漫画は未読。どうやら北極に有るから北極百貨店ではないみたい。実は地理的には北極で温暖化で住みやすい土地になったのかもしれない。それはただの妄想だけどではなんで北極百貨店なのか?と勝手に考察してみると、日本の有名百貨店に西武(西武・そごう)と東武が有って、それなら北でそれなら北極だ。となったんじゃないだろうか。英語とか外国語では何かの意味が有ったりするのか。南極百貨店も有るのか。
ところで昔雑誌の頃のぴあの欄外の"はみだしYOUとPIA"という読者投稿のコーナーで東西南北の東西の位置の覚え方で北が上に位置するのが前提にはなるが漢字の北の右側の部分がカタカナのヒに似ているので右がヒガシ東(その反対の左が西になる)という投稿が有ってそれで東西の位置を覚えてとても役に立った。
「東西南北」で位置を覚えようとすると頭の中でごちゃごちゃになってしまうのかもしれない。「東南西北トンナンシャーペー」の方が並びが時計周りになっているので位置を覚えやすいかも。

動物界の弱肉強食については大豆を使った代替肉を食用としているらしい。そういうとこをちゃんといているのが良かった。
何故動物たちが人間の言語を使い二足歩行する種類もいるのか?そこら辺の理由もきちんと有るのかもしれない。物凄いSF的な設定だったりして。
コメント(0) 

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 7 [シネマ★シネマ★シネマ]



作品紹介
"SPHERE" 『スフィア』
製作・監督 : バリー・レヴィンソン
出演 : ダスティン・ホフマン、シャロン・ストーン、サミュエル・L・ジャクソン、ピーター・コヨーテ、リーヴ・シュレイバー、クイーン・ラティファ

"THE WEDDING SINGER" 『ウェディング・シンガー』
監督 : フランク・コラチ
出演 : アダム・サンドラー、ドリュー・バリモア、クリスティーン・テイラー、スティーヴ・ブシェミ

"THE REPLACEMENT KILLERS" 『リプレイスメント・キラー』


全米興行成績トップ10
"BLUES BROTHERS 2000" 『ブルース・ブラザース2000』

"THE REPLACEMENT KILLERS" 『リプレイスメント・キラー』

の2本が初登場。


シネマ★シネマ★シネマ 1998年 7-0001.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 7-0005.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 7-0007.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 7-0010.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 7-0002.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 7-0003.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 7-0012.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 7-0013.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 7-0015.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 7-0016.jpg
初期坂本金八ヘアーのダニー・トレホ。

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 7-0018.jpg
コメント(0) 

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 6 [シネマ★シネマ★シネマ]



作品紹介
"THE REPLACEMENT KILLERS" 『リプレイスメント・キラー』
監督 : アントワン・フークア
製作総指揮 : ジョン・ウー
出演 : チョウ・ユンファ、ミラ・ソルヴィノ、マイケル・ルーカー、ユルゲン・プロホノフ、ダニー・トレホ

"BLUES BROTHERS 2000" 『ブルース・ブラザース2000』
製作・監督・脚本 : ジョン・ランディス
製作・脚本・出演 : ダン・エイクロイド
出演 : ジョン・グッドマン、J・エヴァン・ボニファント、ジョー・モートン

"GREAT EXPECTATIONS" 『大いなる遺産』


全米興行成績トップ10
"DEEP RISING" 『ザ・グリード』

"DESPERATE MEASURES" 『絶対×絶命』

"GREAT EXPECTATIONS" 『大いなる遺産』

の3本が初登場。
『タイタニック』『フラッド』『ザ・グリード』と水系の映画が集中したが当時は『ザ・グリード』が面白かった印象。今観たら変わるのかもしれないけど。
ちなみに『フラッド』のミカエル・サロモン監督は『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督の『アビス』での撮影監督。


シネマ★シネマ★シネマ 1998年 6-0006.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 6-0011.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 6-0013.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 6-0012.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 6-0004.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 6-0005.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 6-0016.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 6-0017.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 6-0020.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 6-0022.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 6-0023.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 6-0024.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 6-0025.jpg
コメント(0) 

きょうのポストカード (アントニオ猪木をさがして) [映画のポストカード]

現在池袋東武で開催中の昭和レトロな世界展にぶらりと寄ったら映画『アントニオ猪木をさがして』公開記念POP UP SHOPも同時開催されていたのでポストカードを購入。5枚セットの内の2枚。
アントニオ猪木をさがして (1).JPG

アントニオ猪木をさがして (2).JPG
コメント(0) 

『オペレーション・フォーチュン』『シアター・キャンプ』『宇宙探索編集部』 [映画]

『オペレーション・フォーチュン』を観た。2023年、イギリス=アメリカ、1時間54分。

フリーランスのスパイ、オーソン・フォーチュン。MI6からの依頼によりウクライナの研究所から強奪され100億ドルで取引されるという通称"ハンドル"を奪回するための任務に就く。

ネタバレ有り。

本来は敵対する人物も仲間に引き入れて難事に立ち向かうのは『ワイルド・スピード』っぽい。そういったシリーズ化も目指しているのだろうか。引き入れた人物はまだ敵か味方か分からないので状況が変わればいつでも敵対関係に戻りそう。何か弱味を握られているという事だけど。

真犯人は何がしたかったんだろうか。"ハンドル"を手に入れるのが一番の目的であるはず。そのために裏社会の大物に仲介してもらうがその仲介料が恐らく莫大でしかも大きな借りを作る事になる。それならば横取りした方が安く済んで大物の面目も潰れて目の上のたんこぶがいなくなるといった所だろうか。"ハンドル"を手に入れれば世界経済の頂点に君臨出来るわけでそれなのに仲介料を出すのが惜しかったのだとするとあまりにもセコい。世界経済を破綻させようとした悪党が実際は悪党とも呼べないくらいの小物だったという事か。



『シアター・キャンプ』を観た。2023年、アメリカ、1時間33分。
演劇を教える子供達のサマー・キャンプが経営危機に。最終日の発表会の出来がキャンプ存続のカギを握る事となった。

モキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)という事でいいのだと思うけどモキュメンタリーとしての出来は今イチ。ドラマとしての筋を追うためにドキュメンタリーならカメラの前でしないであろう会話や行動をする。偽とは言えしっかりとしたドキュメンタリーの体裁を保たないと興醒めしてしまう。
しかし発表会のミュージカルは良かった。ミュージカルは苦手だけど見せ場を繋いだダイジェスト的な見せ方なのが自分には良かった。

演劇のサマーキャンプとなると参加者は本当に本作に出てくるような子供達ばかりなのだろうか。大人びていながら普段の行動は演劇の好きな子供を演じているようなどこか芝居じみている。モキュメンタリーだからそういう風に演じているのだろうけど、そういう子供達が実際にもいるからそういう風に演じさせているのだろうし。
普段の学校生活では浮いているというか仲間が出来にくいと嘆いているかもしれないが、相手の側からしてみたら仮に仲間になりたいと思っていても近付きづらいと思われているのかも。



『宇宙探索編集部』を観た。2021年、中国、1時間51分。
かつての人気UFO雑誌『宇宙探索』は現在はじり貧状態。しかし編集長の宇宙への熱意だけは変わっていなかった。

思っていたより静かな映画で、つまらなかったわけではないけど最後の方の肝心な所で少しの間ウトウトしてしまいそこで何が起こったのか(何も起こらなかったのか)分からず結局どういう映画だったのかもよく分からなかった。ハッピーエンドみたいではあった。
エピローグで宇宙の広大さが映し出される所はちゃんと観て、アプリ版のぴあで押井守監督と映画ライターの渡辺麻紀さんとの対話形式で投稿された質問に答える連載があって、少し前が「宇宙人は存在するのか」というテーマ。押井監督はそこで三次元的には異星人は存在するであろうけどそこに時間を加えた四次元では地球人と同じ時間軸を持った異星人がいる可能性が低いので遭遇する確率も極めて低くほぼゼロ。みたいな事を話されていた。
本作のエピローグでの宇宙の広大さが現わされているのを目にすると同じ時間軸を持った異星人がいたとしても距離が光の速度で何百年とか何千年とか離れていたらワープ機関が存在しないとやっぱり遭遇は出来ないんだろうなあと思う。
では宇宙人とは遭遇出来ないのかといえば地球人も宇宙人であるのだから毎日どこかで学校で職場でコンビニで宇宙人と遭遇している事にはなる。本作の中で地球上にある全ての砂粒の数より宇宙に存在する星の数の方が多いといわれていたのが印象深い。そのもしかしたら無限に存在するかもしれない星の中で生き物が生存する事ができる星がレアだったとしたら、毎日顔見知りの宇宙人や初対面の宇宙人に遭遇するのは天文学的な確率でレアな事で。しかし普段の生活をしていて宇宙レベルの事に気付くのは難しいので同じ星で生きる宇宙人同士が争いを起こしてしまう。
押井監督は地球人が異星人と遭遇する事が出来ないと知った時には、それまで異星人は存在するはずでいつかは遭遇する事も有るはずというぼんやりとした認識が崩壊し、その頼りない認識の上に成り立っていた価値観やものの考え方も崩壊するであろうとも話されていた。
本作ではどうだったんだろうか。遭遇はしていなくても宇宙人が存在する痕跡みたいなものが主人公の前に現れたのだろうか。

本作も『シアター・キャンプ』と同じくモキュメンタリー。モキュメンタリーとしての出来はこちらの方が良かった。
しかし、こういった変化球的な作品はA級からZ級まである程度の作品が出尽くした頃合いに出てくるものかと思う。そういったタイプの作品が色んな過程をすっ飛ばしていきなり現れる中国映画の進歩の速さに驚くばかり。『ライオン少年』もいきなり高品質なCGアニメが現れて驚かされたし。

ところで、公式サイトやallcinemaのあらすじに主人公はUFO雑誌の編集長と記されていて自分もUFO雑誌と記しているがUFO雑誌って何?UFOの事だけが載っている雑誌なのだろうか。月刊誌なんだか季刊誌なんだかどれくらいのページ数なのか分からないがそんな珍しい雑誌を何十年も刊行し続けられているのは読者が興味を持つかは別にしてUFOネタ自体には困っていないという事なのか。
コメント(0) 

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 5 [シネマ★シネマ★シネマ]



作品紹介
"DESPERATE MEASURES" 『絶対×絶命』
製作・監督 : バーベット・シュローダー
出演 : マイケル・キートン、アンディ・ガルシア、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ブライアン・コックス

"TWILIGHT" 『トワイライト 葬られた過去』
監督・脚本 : ロバート・ベントン
出演 : ポール・ニューマン、スーザン・サランドン、ジーン・ハックマン、ストッカード・チャニング、リース・ウィザースプーン、ジェームズ・ガーナー

"GOOD WILL HUNTING" 『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』


全米興行成績トップ10
"PHANTOMS" 『ファントム』
監督 : ジョー・チャペル
出演 : ベン・アフレック、ピーター・オトゥール、ローズ・マッゴーワン、ジョアンナ・ゴーイング、リーヴ・シュレイバー

"SPICE WORLD" 『スパイス・ザ・ムービー』
監督 : ボブ・スピアーズ
出演 : スパイス・ガールズ(メル・B、エマ、メル・C、ジェリ、ヴィクトリア)、リチャード・E・グラント、ロジャー・ムーア、ボブ・ホスキンス

の2本が初登場。


シネマ★シネマ★シネマ 1998年 5-0001.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 5-0002.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 5-0010.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 5-0008.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 5-0011.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 5-0007.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 5-0014.jpg
流れている音楽の関係でカットせざるを得なかったが後にジェイソン・ボーンになるのも納得な身体能力の高さがうかがえる投球フォームを披露していた。
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 5-0027.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 5-0020.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 5-0021.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 5-0023.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 5-0024.jpg
コメント(0) 

『ロスト・キング 500年越しの運命』『コカイン・ベア』 [映画]

『ロスト・キング 500年越しの運命』を観た。2022年、イギリス、1時間48分。
健康、家庭、仕事において不調な主婦フィリッパ・ラングレー。気乗りのしないまま観劇した『リチャード三世』でこれまでになくリチャード三世を不憫に思う。果たしてリチャード三世はこれまで伝えられてきた様に極悪人だったのか。フィリッパの探求が始まる。

ネタバレ有り。

良い映画だった。最後でモヤッとした感じになってしまうがああいう事はイギリスだからというわけではなくどこの国でも起こる事だろう。
それを映画だからといって事実を曲げてみんなハッピーなエンディングにしてしまってはフィリッパがリチャード三世の真実を探りそして伝えようとする想いからは離れる事になるだろうし。

英国国王リチャード三世についてはほとんど知らない。フィリッパが観たシェイクスピアが書いた舞台劇『リチャード三世』でそのイメージが決定付けられたらしい。
アル・パチーノの今の所の唯一の監督作『リチャードを探して』(1996年)がその舞台劇『リチャード三世』を通してシェイクスピア作品の魅力に迫るといったドキュメンタリーだったと思うが内容はほとんど覚えていない。
シェイクスピアが『リチャード三世』を書いたのがリチャード三世の没後から100年近く(100年以上だったか)経ってからという事で、フィリッパの疑問もそこから始まって、確かにそれだけの時間が空いて真実に近い人物像が描けるかといったらどうなんだろうと思う。歴史なんかそれを伝える人の主観でコロコロ変わるし変えられるし。
ただ、紛れもない事実というのも後世に伝わるわけで、だからこそフィリッパはその事実を基にしてこの偉業を成し遂げられた。
リチャード三世に関して伝えられている事はシェイクスピアが作劇する前に誰かによって事実をねじ曲げられたのではないかと擁護派は推測するが結局真実はどうだったのかは分からずじまい。身体的な特徴は伝えられている通りではあった事からこれまでの説を信じている人達は更に信じる事になるのかもしれない。



『コカイン・ベア』を観た。2022年、アメリカ、1時間35分。
1985年、アメリカ。ジョージア州の国立公園にコカインを食べてハイになった熊が出没。

動物系のパニックムービー。熊に襲われるだけでは時間が持たないので襲われる人間のドラマも描かれるがそんな大したドラマでもない。なのでそれで話が膨らむという事もなく逆に話が散漫になってしまったと思う。

話が進むにつれ段々と日が沈んできて嫌な予感がしたけど思った通りにクライマックスでは夜になって画面が薄暗い。クライマックスがあまり盛り上がらないのを暗くして誤魔化していたのではないかと疑ってしまう。

レイ・リオッタの遺作の内の一本。日本では公開されていない作品がまだ有るみたい。

某TOHOシネマズの4DXのスクリーンで上映された。4DXではなく通常版での上映。本作の4DXでの上映が有ったのかは知らない。たまたま空いていたので遊ばせておくのはなんだし10円でも20円でも儲けるために上映されたのだろう。
4DXは4つの座席が繋がっている構造なので他の人がちょっと体を動かすとその振動がダイレクトに伝わってきて落ち着かない。
自分もよくもぞもぞしてしまうので他人の事はうるさく言えないのだけど上映したTOHOシネマズには値上げしといてそんなケチくさい事すんなよとうるさく言いたくなってしまう。
コメント(0) 

きょうのポストカード(ロッキー4/炎の友情) [シネマ★シネマ★シネマ]

今夜のBS松竹よる8銀座シネマはロッキー4/炎の友情
ロボットが消されてないバージョンの方。
ロッキー4/炎の友情 (2).JPG
コメント(0) 

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 4 [シネマ★シネマ★シネマ]



作品紹介
"DEEP RISING" 『ザ・グリード』
監督・脚本 : スティーヴン・ソマーズ
出演 : トリート・ウィリアムズ、ファムケ・ヤンセン、アンソニー・ヒールド、ウェス・ステューディ、ジェイソン・フレミング

"GREAT EXPECTATIONS" 『大いなる遺産』
監督 : アルフォンソ・キュアロン
出演 : イーサン・ホーク、グウィネス・パルトロー、アン・バンクロフト、ロバート・デ・ニーロ、ハンク・アザリア

"HARD RAIN" 『フラッド』


全米興行成績トップ10
"HALF BAKED" 『ハーフ・ベイクト』
監督・脚本 : タムラ・デイヴィス
脚本・出演 : デイヴ・チャペル
出演 : ハーランド・ウィリアムズ

"HARD RAIN" 『フラッド』

"FALLEN" 『悪魔を憐れむ歌』

の3本が初登場。


シネマ★シネマ★シネマ 1998年 4-0005.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 4-0008.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 4-0009.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 4-0002.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 4-0015.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 4-0016.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 4-0018.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 4-0020.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 4-0021.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 4-0022.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 4-0029.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 4-0030.jpg
ロビン・ウィリアムズはハニカミおじさんだった。
コメント(0) 

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 3 [シネマ★シネマ★シネマ]



作品紹介
"FALLEN" 『悪魔を憐れむ歌』
監督 : グレゴリー・ホブリット
出演 : デンゼル・ワシントン、エンベス・デイヴィッツ、イライアス・コティーズ、ジョン・グッドマン、ドナルド・サザーランド、ジェームズ・ガンドルフィーニ

"ZERO EFFECT" 『ゼロ・エフェクト』
製作・監督・脚本 : ジェイク・カスダン
出演 : ビル・プルマン、ベン・スティラー、キム・ディケンズ、ライアン・オニール

"FIRESTORM" 『ファイアーストーム』


全米興行成績トップ10
"FIRESTORM" 『ファイアーストーム』

"WAG THE DOG" 『ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ』 (公開3週目)

"GOOD WILL HUNTING" 『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』 (公開6週目)
監督 : ガス・ヴァン・サント
脚本・出演 : マット・デイモン、ベン・アフレック
出演 : ロビン・ウィリアムズ、ミニー・ドライヴァー、ステラン・スカルスガルド、ケイシー・アフレック

の3本が初登場。


シネマ★シネマ★シネマ 1998年 3-0002.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 3-0004.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 3-0005.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 3-0006.jpg
『バックドラフト』を観た後ではなかなか信頼はしづらいが。

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 3-0007.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 3-0008.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 3-0009.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 3-0010.jpg

シネマ★シネマ★シネマ 1998年 3-0014.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 3-0015.jpg
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 3-0016.jpg


何度やっても映像がガタガタでしばらくテープを休ませておいたらどうにかなるんじゃないかと昭和な考えで別のビデオを観ていてそっちでもガタガタなのとガタガタでは無いのが有って原因はやはりビデオデッキではなくテープの方かと思って休ませていたこっちの方を再生してみたらガタガタが無くなっていてなんなら画質もちょっとだけ良くなったようでなんだかよく分からないが結果オーライで
シネマ★シネマ★シネマ 1998年 2-0021.jpg
コメント(0) 

『アントニオ猪木をさがして』『ハント』『PIGGY ピギー』 [映画]

『アントニオ猪木をさがして』を観た。2023年、日本、1時間47分。
昨年亡くなられた元プロレスラーアントニオ猪木さんへの想いをそれぞれの人が語る。

猪木さんの全てを語るのには時間がいくらあっても足りないのだろう。なので猪木さんと猪木イズムに影響を受けた人達がアントニオ猪木という人物はその人たちにとってどの様な存在だったのかを語る事によって猪木さんの人物像を探っていく内容だった。それはそれで良かったけどプロレスラー時代も引退後も破天荒な面白エピソードやなかなか表には出しづらい危ない意味でのヤバいエピソード、それもワールドワイドにいっぱい有る人だっただろうからそういった内容のドキュメンタリーもいつか観てみたい。
馬場さんとの関係も触れないわけにはいかないだろうし、絶頂時には猪木さんと人気を二分していたタイガーマスクとか、テレビ中継実況の古舘さん解説の小鉄さんなど、その他にも多くの猪木さんを取り巻く人達も濃いい個性派ばかりなので大長編になってしまうかもしれない。だとしたら『プロレススーパースター列伝』の猪木さん編を読み直すべきかと考えるが『プロレススーパースター列伝』にはかなりのフィクションも入っているらしい。その原作者の梶原一騎(『プロレススーパースター列伝』では高森朝雄名義)さんとも色々と有ったり。

後は猪木さんと言えば猪木さんを物真似する人が多い。その中でも個人的に猪木さんの物真似と言えば春一番さん。ウィキペディアを見ると春一番さん以前の猪木さんの物真似と言えばアゴを突き出して「なんだこの野郎」とお決まりの文言を言えば通用していた中で春一番さんはそのお約束をあまりしないで猪木さんの言動を再現した初めての人とあってそう言われると確かにそうだったかもと思い出す。『お笑いウルトラクイズ』でのプロレスのリングを使ったコーナーが有った時は締めは春一番さんの猪木さんの物真似でそれを楽しみにしていた。猪木さんの「元気ですか!元気があれば何でも出来る」と、ご唱和バージョンの「1、2、3、ダァーッ!」がプロレスファン以外で一般的にも認知されるようになったのも春一番さんが一役買っていたかも。


2023年10月12日(Thu)17時35分14秒-0001.jpg
2023年10月12日(Thu)17時35分14秒-0002.jpg
2023年10月12日(Thu)17時35分14秒-0003.jpg
2023年10月12日(Thu)17時35分14秒-0004.jpg
2023年10月12日(Thu)17時35分14秒-0006.jpg
2023年10月12日(Thu)17時35分14秒-0007.jpg
2023年10月12日(Thu)17時35分14秒-0008.jpg
2023年10月12日(Thu)17時35分14秒-0009.jpg
2023年10月12日(Thu)17時35分14秒-0010.jpg



恐らくマンガ界にも多くの影響を与えていて『プロレススーパースター列伝』も初めに猪木さんと新日本プロレス有りで連載が始まったという所も有るのではないか。そしてなんと言っても忘れてはならないのが『1・2の三四郎』。
「1、2、3、ダァーッ!」はちょっとだけ『1・2の三四郎』とつながっているような。

猪木さんの引退の時のスピーチ
「この道を行けばどうなるものか
危ぶむなかれ危ぶめば道はなし
踏み出せばその一足が道となりその一足が道となる
迷わず行けよ行けば分かるさ」
猪木さん御自身が元々は一休和尚の詩と言われていてずっと信じていたけど本当は違う別の人の詩らしい。猪木さんが本当に一休さんの詩だと信じていたのか、騙されやすい人だとは本作の中で藤原喜明さんが言っていた。冗談好きな所もあるらしいのでちょっとしたいたずらだったのか。
プロレスラーとして最期の時に本当か嘘か分からない事をするのもなにか猪木さんらしいっちゃらしい気もする。

池袋シネマ・ロサにて。
今年の9月からネット予約、QRコードでの入場への対応を始められた。ロサに文明開化がやって来た。
受付の窓口はなくならないんだろうけど。ほとんど外と同じなのであの狭い所で今年の夏は特に暑かっただろうと思う。当然エアコンは付いてるんだろう。



『ハント』を観た。2022年、韓国、2時間5分。
1980年代独裁政権下にある韓国。旧KCIAの安全企画部は市民による民主化運動と北の不穏な動きに手を焼いていた。極秘事項の漏洩が発覚し以前から噂されていた北からのスパイを見付け出す事が優先され安全企画部職員同士がお互いに疑いを持ち始める。

俳優イ・ジョンジェの監督デビュー作。面白かった。デビュー作にしてよくこんなスパイエンターテインメント大作を撮ったなと観ている間感心しきり。しかも脚本も。
アクションシーンはアクション監督が撮ったのかもしれないけど。俳優からの監督デビュー作はちょっと地味で控えめな作品になるのが常な中で破格のエンタメ作品となっていた。
エンタメ作品で有りつつ朝鮮半島の南北問題を取り入れる所はイ・ジョンジェ監督に限らず韓国の方には素地として有るのかもしれない。

公式サイト等であらすじを読むと二重スパイとなっている。「二重スパイ」という言葉が出てくると一気に訳が分からなくなるのだけど本作の劇中には使われなかったので助かった。
本作では二重スパイだったか?と考えるといつも通りに訳が分からなくなりそうだったけど、
ネタバレ有り
北の人間が南に送り込まれたらそれはただのスパイで、南にいる南の人間がなんらかの理由で北側のスパイになると二重スパイになるという事なのか。
送り込まれたスパイが実は送り込まれた側のスパイだったのが二重スパイの解釈で固定されていたけど、送り込むのではなくその現地にいる人間を寝返らせるのも二重スパイなのか。
本作ではいないけど更に三重スパイ(さんじゅうすぱい。三重県のスパイではない)というのもいて、それは全く理解出来る気がしない。



『PIGGY ピギー』を観た。2022年、スペイン、1時間39分。
太った体型を同級生達からからかわれ酷い仕打ちを受けるサラ。おとなしい性格のサラはひたすら耐える日々が続き夏のある日の午後にも数名の女子からいじめられる。その帰り道サラはサラをいじめた女子達が車で連れ去られるのを目撃する。

スペインの映画はちょっと変わった作品が多いので本作にもいじめられっ子が救いのヒロインとなるがそれプラス何か変わった事が起こる作品を期待していた。

ネタバレ有り。

やはりこちらの期待を裏切る作品でそこら辺はスペイン映画らしくも思えた。サラが救いのヒロインになかなかなろうとしない。最終的にはなるのだけど、それは誰かを助けるためではなく、それまでのおとなしくて少し卑屈だった自分から抜け出すため、自分自身を救うためだったのだろうと思う。言わば自立の物語。
そのために誰かの力を借りるのではなく、『俺たちに明日はない』のボニーとクライドか『ナチュラル・ボーン・キラーズ』の様なバイオレンスカップルが誕生するのかとも思ったけど今の時代誰かの力を借りて、特に異性の力を借りてなんてのはナンセンス極まりないのかもしれない。『バービー』も然りで。
コメント(0) 

angels









アニソンだけではなく邦楽洋楽色々な曲をカバーされている。





コメント(0) 

『ビッグ ウェンズデー』『沈黙の艦隊』 [映画]

『ビッグ ウェンズデー』を観た。1978年、アメリカ、2時間。
カリフォルニアのビーチ。サーフィンで結ばれた若者たちの友情を1962年の夏、1965年の秋、1968年の冬、1974年の春に亘って描く。

Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下 "ワーナー・ブラザース創立100周年記念上映"35ミリで甦るワーナーフィルムコレクション"selected byル・シネマ"にて。

初見。観ようと思っているリストには長年入っていて劇場で上映されたので観た。
観たい理由の一つはゲイリー・ビジーが出ているから。同じくサーフィン、サーファーの生態が描かれている映画『ハートブルー』好きとしてはもっと早く観るべきだったと思えるほど本作の出演が有ったから『ハートブルー』への出演が有ったんだろうなと思えた。本作でミートボールサンドは食べないが。
『ハートブルー』では「サーファーなんかの考えてる事は全く分からん」と言っていたのに本作ではサーフィンして仲間たちと馬鹿騒ぎしてる。

しかし1962年の夏の馬鹿騒ぎは本当に酷かった。この映画ってこのままサーフィンもあんまりしないで終わってしまうんだろうか?と心配になるほどだったけど、やはり青春映画の名作と言われるだけあって年を重ねるにつれ物語としての厚みが増してくる。1974年の春になると1962年を懐かしんだりするが観ているこちらはほんの数十分前に目にした事なのに一緒に懐かしんでいた。
映画はただ過ぎた日を懐かしんでるだけじゃなくて馬鹿騒ぎしながらもサーフィンには真剣に打ち込んでいたのだろうし(そういった描写はほとんど無いけど)その総決算として、長年待って遂にやって来た"ビッグウェンズデー"に三人が立ち向かうというスペクタクルが用意されているのが良かった。

メインの三人組はゲイリー・ビジーと、メインの中でも主役はテレビドラマ『エアーウルフ』のジャン=マイケル・ヴィンセントになるのだろう。そしてもう一人、テレビドラマ『アメリカン・ヒーロー』のウィリアム・カット。ウィリアム・カットは映画ではブライアン・デ・パルマ監督の『キャリー』に出ていた。
ジャン=マイケル・ヴィンセントは2019年に亡くなられていた。
端役では『エルム街の悪夢』シリーズのフレディ役でお馴染みのロバート・イングランドが出ていた。各章の初めのポエティックなナレーションもやられている。

Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下は以前の渋谷TOEI。渋谷TOEIからそんなに大きく変わってはいなかった。若干客席数は減っているみたい。
道玄坂の方のル・シネマは昔のミニシアターといった感じだったけど渋谷宮下の方は昔の映画館といった感じ。



『沈黙の艦隊』を観た。2023年、日本、1時間53分。
海上自衛隊ディーゼル潜水艦やまなみ艦長海江田四郎と乗組員はやまなみが沈没し全員が死去したとされているがそれは一部の人間の悲願である原子力潜水艦を手に入れるためのカモフラージュであり、海江田たちは日米で極秘に建造した最新鋭の原子力潜水艦シーバットの乗組員となっていた。

原作漫画はモーニング連載当時の30年以上前に途中まで読んでいた。初めの方の潜水艦による海戦は面白く読んでいたが段々と政治色が濃くなってからついていけなくなって途中離脱したまま現在に至っている。
今回の映画化では何部構成になるのか告知はされていない(自分が知らないだけか)がこれ一本で終わるわけがないのは分かっているので続編が有る事は承知の上で観ていたけど、それにしてもこの一本だけでは海江田が何をしたいのかが不明過ぎたと思う。確か原作でも海江田の真意はなかなか明かされなかったかもしれないが海戦の面白さで自分も含めて読者を惹き付けていたと思う。この映画で観ている者を惹き付ける何かが有ったかと言うと自分には見つけられなかった。
ウィキペディアをチラッと見るとどうやら軍事力はあくまで世界平和のために使うべき。その為に海江田は身を挺して礎になる事を選んだ。という事になるみたいで、連載当時と現在では世界情勢が変わっているが海江田がやろうとしている事は現在でも誰も為し得ていないわけで、そもそもやろうとする人もいるのかいないのか。ある意味で理想の世界を目指そうとする姿は現在でも描く意味は有るのかもしれない。
しかし軍事力による世界平和のためには正義の基準が重要になるわけでその正義の基準を誰が決めるのかという所が最大のネックになるのではないだろうか。いきすぎた正義というのもそれはそれで問題になるわけで。
コメント(0)