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『兎たちの暴走』『BECKY ベッキー』 [映画]

『兎たちの暴走』を観た。2020年、中国、1時間45分。
中国、四川省の地方工業都市は自然も多く残る中に工場が建ち並ぶ。17才のシュイ・チンは多感な年頃で継母と上手く行かず家に居づらい。そんなシュイ・チンの前にまだ赤ん坊の頃に家を出ていった実母チュー・ティンが現れる。都会的に洗練された母に憧れを持つシュイ・チンだったが母が戻ってきたのにはある理由が有った。

池袋シネマロサにて。

2011年に実際に起きた事件から着想を得た物語という事。
経済発展による近代化が進んでいる中国ではこれからもこういった事件が頻発して、それらを題材にした映画が増えていくのだろうなと思う。しかし当局からの作品への検閲も相変わらずの様で悪事は絶対に許されない。全ての悪事が許されなくて悪徳高利貸しも検挙された様でそれは良かったとは思うが、作品自体にいい影響を及ぼすかと言えばそれは無いと思う。どんな作品でも最後は当局の意向が色濃く反映された締めくくりになってしまう。
ピカレスクな作品なんてもっての他でそうなるとジョニー・トー監督は現在映画を撮れているのだろうか?それが心配。新作を最近観れてないし。犯罪映画だけでなくコメディからロマンスから色んなジャンルの作品を撮れる監督ではあるけどそれでもやっぱり観たいのはジョニー・トー監督ならではの犯罪映画。
https://www.moviecollection.jp/news/184510/
この記事を読むと今年2月の時点で公開待機中の作品が9本有るのだとか。安心したけどやはりそれらの作品も検閲を受けなければならないのだろう。



『BECKY ベッキー』を観た。2020年、アメリカ、1時間34分。
13歳のベッキー。亡くなった母との思い出が残る別荘に父と訪れるがそこに父が再婚を考えている女性とその息子がやって来る。その事を聞かされていなかったベッキーが飼い犬の一頭を連れて離れた小屋に籠っていると残された三人の前に見知らぬ男たちが現れる。

キネカ大森、"ホラー秘宝まつり2023"の"シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション"にて。過去に行われたシッチェス映画祭特集上映の中から動員数のベスト5を上映。本作は第4位。
キネカ大森も久し振りの様な気がする。いつ何の作品を観て以来なのか全く思い出せない。


本作では悪役を演じたケヴィン・ジェームズの変わり様が前から気になってはいた。確かネットフリックスにも有ったと思うのでそちらで観ればいいのだけど、今回映画館で再上映されたのでようやっと観た。
ケヴィン・ジェームズの出演作品を全て観たわけではないけどアダム・サンドラーとの共演作や単独での主演作品では気のいいおじさんといったイメージ。
本作ではどうやらネオナチだったという事らしいが全然分かんなかった。予告でははっきりと鉤十字が映っていた。探している鍵はマクガフィン(マクガフィンとは、マクガフィンによって物語は動くがマクガフィン自体にそれほど意味はない。といった事だったと思う)なのだろうとは思ったけどネオナチだったとすると何か意味が有るものだったのか。
強面の役も違和感無かったが悪役へのチャレンジは『僕が結婚を決めたワケ』で共演したヴィンス・ヴォーンからの影響も有ったりするのだろうかとなんとなく思った。ケヴィン・ジェームズもヴィンス・ヴォーンもシリアス一辺倒になるのではなく引き続きコメディにも出るスタンスの様。

ネタばれ有り。

大まかなストーリーで女の子が悪者どもと死闘を繰り広げる。という事は知っていて、ティーンエイジャーの女の子ベッキーがどうして悪者どもと互角に闘えるのかそこに何らかの理由が有るのだろうと思っていたけど理由はなかった。強いて言うならベッキーがあらかじめ持っていた凶暴性。悪者どもへの怒りが頂点に達した時にそれまで抑えられていた凶暴性が露になる。
怒りと凶暴性が強さの秘密とは言え何故そこまで強いのかその説得力はあまり感じられず、これはより残酷な『ホーム・アローン』なんだなという事で納得する事にした。
クライマックスのシーンが夜中でリアリティを重視してなのか画面が真っ暗で何してるのかよく分からないのが残念。鉤十字の事もそうだけど上映自体が全体的にちょっと暗かったのかも。

続編が作られてベッキー役のルールー・ウィルソンが続投。アメリカでは既に限定的に公開されたみたいで今度の悪者はショーン・ウィリアム・スコット。ショーン・ウィリアム・スコットもどちらかというとこれまでは気のいいにいちゃん役が多かったと思う。
ベッキーの強さの秘密が気にならないので続編の方が楽しめるのかも。

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『ブギーマン』『星くずの片隅で』 [映画]

『ブギーマン』を観た。2023年、アメリカ、1時間39分。
一ヶ月前に母を亡くした高校生のセイディと小学生のソーヤーはまだ心の傷が癒えていなかったがセラピストである父ウィルは死を受け入れて普段の生活に戻るべきと考えていた。自宅で行うウィルのセラピーに自身も家族を亡くしたという一人の男が訪れ家族の死はブギーマンの仕業だとウィルに話す。

ブギーマンと言うと『ハロウィン』シリーズのマイケル・マイヤーズの事だと思っていたが、アメリカだけでなく世界各国で主に子供の命を狙うと言われている怪物の事らしくアメリカとかではブギーマンと言われている。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の麻袋のお化けウギー・ブギーもブギーマンの一種なのだろうか?ちなみに日本映画『来る』の"ぼぎわん"はブギーマンから来ているらしい。ウィキペディアより。
しかしそれは大人たちが子供への躾の一環として語られる存在でも有るらしく「悪い事をすると××××(世界各地それぞれでの呼び名)が来て××されるよ」といった感じで怖がらせるのだろう。
そのブギーマン伝説を題材にしたスティーヴン・キングの短編小説が原作。

死、死者についての恐怖が根源に有るのだろうと思う。弔う方法としての土葬と火葬の違いが恐怖の違いにもなるのではないか。
土葬だと肉体は土の中で朽ち果ててもそこに遺体が存在している確証があるので死者に対する恐怖も物理的なモンスターとして現れる。火葬の場合は火葬する事によって肉体は遺灰だけになるがこの世に未練とか憎しみとかが残っていると霊魂が残り続ける幽霊としての恐怖。
ゾンビも土葬だからしばらくは土の中で肉体が存在しているから死者がゾンビになるという発想になるのだろうし。火葬の場合は死者がゾンビになりづらいが最近はウィルスによるゾンビが増えたので土葬も火葬もあまり関係無いのかもしれない。
アメリカだと恐怖はモンスターとして現れるのでその決着としてはブギーマンも燃やせばいいのだ。となるのではないか。新らしく作られた『ハロウィン』の1作目でもマイケル・マイヤーズを家ごと燃やそうとしていたがその結果は…。『来る』の場合は祈祷で滅殺だったか。
なので本作でエンディングにかかる曲が"バーニングなんとか"。なんか聴いた事は有る曲だったので誰の歌なんだろう?とエンドクレジットを見ていたらプレスリーの曲だった。


"JEFF GOLDBLUM"という曲も使われていたみたいでそんなの有るのか?と調べてみたら有った。この曲が流れていたのかは覚えていない。

これ見てそう言えばジェフ・ゴールドブラムとジーナ・デイヴィスは元夫婦だったっけと思いだした。
ミュージックビデオにはその二人の共演作品『ザ・フライ』(1986年)と『ボクの彼女は地球人/BRAND NEW GIRL』(1988年)の映像が使われている。二人の初共演は『突撃バンパイア・レポーター/トランシルバニア6-5000』(1985年)。どれも未見。
『ボクの彼女は地球人/BRAND NEW GIRL』はまだ売れる前のジム・キャリーも出ている。赤ジム・キャリー、青ジェフ・ゴールドブラム、黄デイモン・ウェイアンズ。




『星くずの片隅で』を観た。2022年、香港、1時間55分。
コロナの影響で経済活動が停滞する香港。その中でも逞しく生活する人々だったが個々の力には限界が有った。

人々が助け合って生活している姿が描かれる。助けを必要としている側が助けを請うのは当たり前の事のように思えたし、請われた側はなんのためらいもなく手を差し伸べる。しかし、なんでもかんでも頼るのではなくてお互いに助け合ったり時にはやせ我慢したり。そこら辺はちょっと昔の香港の名残みたいなものも有るのかなあと思う。実際のところ現代は世知辛い世の中になっているのかも。お互いに助け合いたいと思っていても良くない事が起こってしまうのは映画だからではなく残念ながらそんなもの。
本当は行政による援助が必要なのだろうけど大まかなものは有っても細かいところまでは行き届かず、主人公ザクが自分たちは塵みたいな存在で神様にも見落とされる。と言っていて、だからこそ塵同士各々で助け合わなければ生きてはいけないのだろう。その考えだと悪の道に走ってもしまいそうだけど、香港映画なら特に。でも実際悪の道に行く人もそんなにいなくてみんな健気に生きている。
助け合っている中で男女の恋愛関係も絡めようとしないのが今の映画。そういう雰囲気にはなりかけて、単純な人間なので結ばれればいいのにと思ったけども。

ザクを演じているルイス・チョンがだんだんマイケル・B・ジョーダンに似てるなあと思えたのは髭によるところが大きいと思う。

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REPTILE

ベニチオ・デル・トロとアリシア・シルヴァーストーンが『エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち』以来(?)に共演している。邦題は『レプタイル 蜥蜴』。



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シネマ★シネマ★シネマ 1997年 41 [シネマ★シネマ★シネマ]



作品紹介
"MAD CITY" 『マッド・シティ』
監督 : コスタ=ガヴラス
出演 : ジョン・トラヴォルタ、ダスティン・ホフマン、アラン・アルダ、ミア・カーシュナー、ウィリアム・アザートン

"STARSHIP TROOPERS" 『スターシップ・トゥルーパーズ』
監督 : ポール・ヴァーホーベン
出演 : キャスパー・ヴァン・ディーン、ディナ・メイヤー、デニース・リチャーズ、ジェイク・ビューシー、ニール・パトリック・ハリス、マイケル・アイアンサイド

”A LIFE LESS ORDINARY" 『普通じゃない』


全米興行成績トップ10
"SWITCHBACK" 『スイッチバック 追跡者』

"BOOGIE NIGHTS" 『ブギーナイツ』 (公開4週目)
製作・監督・脚本 : ポール・トーマス・アンダーソン
出演 : マーク・ウォールバーグ、バート・レイノルズ、ジュリアン・ムーア、ヘザー・グレアム、ジョン・C・ライリー、ウィリアム・H・メイシー、ドン・チードル、フィリップ・シーモア・ホフマン、フィリップ・ベイカー・ホール、ルイス・ガスマン

"RED CORNER" 『北京のふたり』

の3本が初登場。


コスタ=ガブラス監督の名前はコンスタンチン・コスタ・ガヴラスと覚えていた。allcinemaを見ると別名でコンスタンタンと可愛らしくなっていた。
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『スターシップ・トゥルーパーズ』は物量(人間)VS物量(バグズ)の地上戦も凄いけど宇宙艦隊の戦闘シーンも凄い。そもそも宇宙艦隊が出てくるような映画自体がそんなにないし。他には『スターウォーズ』くらい?『スターシップ・トゥルーパーズ』以降にちょこちょことは有った様な気がする。アニメだと『宇宙戦艦ヤマト』。『ガンダム』でも宇宙艦隊は出てきたけど主に戦うのはモビルスーツ。『クラッシャージョウ』にも出てきたか。
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出演者を勝手にブギーナイツ組と呼んでいた。ブギーナイツ組はこの後ほぼみんなが売れっ子になって大活躍する事になる。
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『シャーク・ド・フランス』『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』 [映画]

『シャーク・ド・フランス』を観た。2022年、フランス、1時間27分。
フランス南西部のリゾート地ラ・ポワント。バカンスのシーズンは終わろうとしているがビーチは海水浴客で賑わう。アトラクション施設からの異臭の苦情に出向いた海上警察のマジャは遺体を発見。専門家の意見から巨大ザメによるものと確信しビーチの封鎖を提言する。

予告などを見るとフランス発のゆるふわコメディなのかと思っていた。ゆるふわにカモフラージュされた熱いドラマだったと思うしそこが良かった。
マジャは海上警察官である事に誇りを持ち、そしてその職務を全うする事に精力を注いでいる。しかしながら平和な土地柄であるためにその事をアピール出来る場は無いまま(アピールする事がマジャの目的ではないけど)に早期退職を迎えようとしている。
そんなマジャの事を上司や同僚はただの堅物として扱い理解しようともしなかった。
そしてサメが現れマジャだけがラ・ポワントの人々の平和を守るために立ち向かおうとし、そこでようやっと同僚達の理解を得てサメの捕獲へと海に出る。
そこからも色々と有るが、やはりこれはそれまでただの堅物のおばちゃんと思われその様に扱われていたマジャが己のプライドと意地を賭けて巨大ザメに立ち向かう熱いドラマ。
それをなんでゆるふわコメディとして宣伝しているんだろうと納得出来なかったけど、クライマックスで

ネタばれ有り。

肝心な所でマジャは気を失っていて、そして夫も別の場所で気を失っているというそんなのゆるふわでしか有り得ない事なので納得出来た。
ちょっと仲違いしていたのにとても重要な場面で別の場所で二人とも気を失っている(夫は詳しい事は言わなかったらしいけど恐らくマジャの手助けに向かおうとしていた)というのはお似合いの夫婦としか思えない。そんな所も良かった。



『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』を観た。2022年、カナダ=ギリシャ、1時間48分。
近未来。人間の体内に新たな臓器が生まれ始める。新たな臓器はどの様な役割を果たしどの様な影響を与えるのか。また新たな臓器を有した人間は人間と呼べるのか。政府はこれまでの人間社会の崩壊を懸念し新たな臓器を生み出そうとする人間を監視し管理しようとする。

このあらすじが合っているのか自信はない。それくらいによく分からない映画だった。これだけ分からない映画を作るのがさすがデヴィッド・クローネンバーグ監督と納得出来てしまうのがさすが。これまでにもよく分からない映画が幾つか有ったし。これまでのヴィゴ・モーテンセンが主演の映画は分かりやすかった反動が思いっきり出たのかもしれない。

女性キャラクターは何か常に性的な魅力を振り撒いている。クリステン・スチュワートもそんな感じな所も有るけどどこか可愛らしさも感じられた。『危険なメソッド』ではキーラ・ナイトレイの顎を突き出させる事に何の躊躇も無いように思われたデヴィッド・クローネンバーグ監督が本作のクリステン・スチュワートに関してはエロスの中にも可愛らしく撮ろうとしている様に思えた。
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『マイ・エレメント』『地球防衛軍』 [映画]

『マイ・エレメント』を観た。2023年、アメリカ、1時間41分。
4つのエレメント(元素)火、水、風、土が共に暮らす世界。水と風と土は穏やかに暮らしていたが火は厄介事を呼び込む存在として疎まれていた。

観ている間は木のエレメントだと思っていたのが実は土のエレメントだった事を知る。土のキャラクターをよく見ると身体全体は土で出来ていてそこに生えている草木や埋まっている石等でキャラクターの造形が成されていた。
水のエレメントには淡水、海水、硬水、軟水の違いが有るのかも。中にはプランクトンもいて。魚が住み着いてたりもして。

ディズニーピクサーのCGアニメ。同時上映作品は『カールじいさんのデート』。同時上映作品が有るのは久し振りという事だけどそう言われればそうかもしれない。日本では劇場公開されずに配信のみの作品も続いたし。

4つのエレメントの内の火と木の関係性に絞って火の女の子の心の成長が描かれる。その中で見せ場としての大きな事件を無理矢理にでもねじ込んでくるのがこれまでのディズニーピクサー作品の特徴とも言えたと思うが今回はそういう事をしない。あくまで心の成長が小さな積み重ねで描かれる。そういう所でも変わっていかないといけないんだろう。



『地球防衛軍』を観た。1957年、日本、1時間29分。
富士山麓周辺に正体不明の巨大ロボットが現れる。日本の防衛隊は自力で排除するが続いて巨大なドーム状の建造物が現れその中にいたのは自らをミステリアンと名乗る宇宙人だった。ミステリアンは人類より遥かに高い科学力とそれによる攻撃力を有しているが争いは好まないと言い、その代わりに半径3キロメートルの土地と地球人女性との結婚の自由を要求してきた。

午前十時の映画祭13にて。4Kデジタルリマスター、

志村喬さんも出ていたが途中で少しだけの顔見せではなく最後の方までしっかりと出ていたのが良かった。

特撮作品。半世紀以上前の作品だけど恐らく当時の特撮の最高技術が結集されているのだろう。
ミニチュアと言えど実物であるという事は現代の主流のCGとは違う月並みな言い方になってしまうが手作り感が有る。しかし、CGだって人間の手作業の部分、よく分かってないけどプログラミングとかが必要だろうし、最近のA.I.によるものだって手作業はほぼ無いにしても一番最初のこういう絵にしたいという所で人間の意思や操作みたいなものは必要なのだろうし。A.I.になんか好きなもの勝手に描いてと言っても描けないんじゃないだろうか。
その人間による創造性や想像力、好きなものに対する熱意を特撮作品に勝手に上乗せして観ている所は正直有るのかもしれない。
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シネマ★シネマ★シネマ 1997年 40 [シネマ★シネマ★シネマ]



作品紹介
"RED CORNER" 『北京のふたり』
製作・監督 :ジョン・アヴネット
出演 : リチャード・ギア、バイ・リン、ブラッドリー・ウィットフォード、ジェームズ・ホン

"SWITCHBACK" 『スイッチバック 追跡者』
製作総指揮・監督・脚本 : ジェブ・スチュアート
出演 : デニス・クエイド、ダニー・グローヴァー、ジャレッド・レト、R・リー・アーメイ、ウィリアム・フィクトナー

"BEAN" 『ビーン』
監督 : メル・スミス
出演 : ローワン・アトキンソン、ピーター・マクニコル、パメラ・リード、ハリス・ユーリン、バート・レイノルズ


全米興行成績トップ10
"A LIFE LESS ORDINARY" 『普通じゃない』
監督: ダニー・ボイル
出演 : ユアン・マクレガー、キャメロン・ディアス、ホリー・ハンター、イアン・ホルム、デルロイ・リンドー

"FAIRY TALE: A TRUE STORY" 『フェアリーテイル』

"GATTACA" 『ガタカ』

の3本が初登場。


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『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』『バービー』 [映画]

『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』を観た。2019年、アメリカ、1時間41分。
1991年の映画監督デビュー作『レザボア・ドッグス』で注目を集めて以来順調にキャリアを重ねているクエンティン・タランティーノ。かねてより監督作品10作での引退を公言している中で2019年の9作品目『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』より以前の足跡を辿る。

本作の製作は9作品目の公開を控えていた頃なのだろうか?何か振り返る上でタイミング的には中途半端なような気がしないでもない。
2023年現在では10作品目の製作も始まっているみたい。
長年製作上でパートナーに近いような存在だったハーヴェイ・ワインスタインの問題が表面化したのが2017年で、近しい存在だったタランティーノにも非難が及んでいて、その潔白を証明するために本作が作られたのではないかと考えてしまう。

映画監督としての足跡を振り返るドキュメンタリーとしては肯定的な意見がほとんど。一応監督作品の全ては観ているけどファンではないのでそこまで褒め称えるべきなのかなあとも思う。なるほどなあと思う意見も有ったけどどういった内容だったかは覚えていない。



『バービー』を観た。2023年、アメリカ、1時間54分。
バービーランドで平和に暮らすバービーたちとボーイフレンドのケンたちとアラン。一人のバービーがそれまで考えたこともない死について考え始めると彼女の周りだけ世界が変わる。元に戻りたいバービーはその問題が人間界の持ち主にあると言われ人間界へと向かう。

人形、玩具からの映画化と言えばG.Iジョーが先に有った。『バトルシップ』も元々はボードゲーム。(ちなみにG.Iジョー、『バトルシップ』はアメリカの二大玩具メーカーの一つのハズブロ社の玩具で、バービーは二大メーカーのもう一つのマテル社。)それらはどちらかというと男の子向け玩具で、その内容も正義と悪が戦うアクションがメイン。対して本作はバービー人形がどちらかというと女の子向け玩具であって、そして映画の内容は現代女性の生きづらさ、それは男も女も含めての周囲からの女性はこうあるべきという強要によるものであって、その事を知った人形のバービーは自分自身が周囲からの強要を具現化された存在である事実にも気付いて。と深い内容。同じ玩具を題材にしてもこれだけの差が出てしまうのはそれもまた男女格差の現れなのではないか。
そうするとレゴはどうだったかと言うと、レゴの映画も男の子の話ではあったけど女の子にも置き換えられたかもしれない。まあG.Iジョーも『バトルシップ』も女の子に置き換える事は出来るしバービーだって男の子に置き換える事は出来る。つまりは女だからどうだ男だからどうだという拘りなんか取っ払ってしまえばいいと。これからはそういう世界になっていくのかもしれない。

もう既に有名な人なのだろうと思うが最近になって動画を観た。最初はモーターとか発電機を修理してて凄いなと思っていたが、自宅のお祖父ちゃんの部屋をリフォームしたり、古い中国の刀剣を修繕したり、水力発電のシステムを作る動画では最初に小屋を建てる所から始まったのには驚いた。

深い内容ではあるけど本作は一応コメディでもある。コメディとして面白かったかというと特定層には受けるのかもしれないが老若男女全てに受ける作品ではなかったと思う。それはグレタ・ガーウィグ監督の資質なのかもしれない。ヒューマンドラマな所はさすがに良かったし。
ウィル・フェレルは要望されたお仕事をいつも通りな感じでやりきった感じ。いつも通りなので個人的には面白かったけど。
ウィル・フェレルの新作は動物映画で犬の声。日本でも公開は予定されているが字幕版の上映は有るのか?


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シネマ★シネマ★シネマ 1997年 39 [シネマ★シネマ★シネマ]



作品紹介
"GATTACA" 『ガタカ』
監督・脚本 : アンドリュー・ニコル
製作 : ダニー・デヴィート
出演 : イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウ、アラン・アーキン、アーネスト・ボーグナイン

"FAIRY TALE: A TRUE STORY" 『フェアリーテイル』
監督 : チャールズ・スターリッジ
出演 :フローレンス・ホール、エリザベス・アール、ビル・ナイ、ピーター・オトゥール、ハーヴェイ・カイテル

"I KNOW WHAT YOU DID LAST SUMMER" 『ラストサマー』
監督 : ジム・ギレスピー
出演 : ジェニファー・ラヴ・ヒューイット、サラ・ミシェル・ゲラー、ライアン・フィリップ、フレディ・プリンゼ・Jr、ブリジット・ウィルソン


全米興行成績トップ10
"PLAYING GOD" 『不法執刀』

"THE DEVIL'S ADVOCATE" 『ディアボロス』

”I KNOW WHAT YOU DID LAST SUMMER" 『ラストサマー』

の3本が初登場。


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きょうのポストカード(スコア) [映画のポストカード]

今夜のBSテレ東シネマクラッシュはスコア
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マーロン・ブランドの遺作。監督がスターウォーズのヨーダ役でも知られるフランク・オズ監督だったので撮影中は監督の事をヨーダと呼んであまり敬意を払っていなかったとかいう噂の記事を読んだ事が有る。
この日の午後にはBSプレミアムで代表作の一本ゴッドファーザーが放送される。
来年2024年が生誕100年で没後20年。
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チョコエッグ クレヨンしんちゃんムービーセレクション総集編だゾ

総集編での新規造形は今年のとシークレットの2種類だけだと思っていたがオラと宇宙のプリンセスが第一弾の時のシークレットだったので新しくなっていた。
第二弾でのシークレットはロボとーちゃんだったがロボしんちゃんもすでに造形されているのでそちらを使用している。
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ブタと宇宙のプリンセス(わたしはブタではないっ!)
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シネマ★シネマ★シネマ 1997年 38 [シネマ★シネマ★シネマ]



作品紹介
"THE DEVIL'S ADVOCATE" 『ディアボロス/悪魔の扉』
監督 : テイラー・ハックフォード
出演 : キアヌ・リーヴス、アル・パチーノ、シャーリーズ・セロン、コニー・ニールセン

"PLAYING GOD" 『不法執刀』
監督 : アンディ・ウィルソン
出演 : デヴィッド・ドゥカヴニー、ティモシー・ハットン、アンジェリーナ・ジョリー、ピーター・ストーメア

"SEVEN YEARS IN TIBET" 『セブン・イヤーズ・イン・チベット』


全米興行成績トップ10
"GANG RERATED" 『ギャングシティ』
監督・脚本 : ジム・カウフ
出演 : トゥーパック・シャクール、ジェームズ・ベルーシ、デニス・クエイド、デヴィッド・ペイマー、ジェームズ・アール・ジョーンズ

"MOST WANTED" 『クロスゲージ』
監督 : デヴィッド・グレン・ホーガン
製作総指揮・脚本・出演 : キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ
出演 : ジョン・ヴォイト、ポール・ソルヴィノ、エリック・ロバーツ

"ROCKETMAN" 『ロケットマン』

"SEVEN YEARS IN TIBET" 『セブン・イヤーズ・イン・チベット』

の4本が初登場。


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どういったシーンだったかは覚えてないが恐らくカメラマンの影も映ってしまっているのではないだろうか。
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ジャン・ジャック・アノー監督はこの写真だとちょっとだけロビン・ウィリアムズに似ている。
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ラッセル・クロウの役は原作では腕っぷしの強いのが取り柄の醜男だったと思う。しかし女性に対しての接し方はどこまでもジェントルマン。
見た目だけではラッセル・クロウだと男前すぎるのかも。例えに出して申し訳ないが例えばロン・パールマンだとしたらより美女と野獣感が有ったのかも。
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『プロジェクトX‐トラクション』 [映画]

『プロジェクトX‐トラクション』を観た。2023年、中国=アメリカ、1時間43分。
中東の地で石油戦争に巻き込まれる中国企業。傭兵部隊によって危険にさらされる現地スタッフを中国の民間治安部隊が救助に向かう。治安部隊を率いるルオ司令官とやむを得ない事情により傭兵部隊に参加していたクリスは首謀者の企みを阻止するため手を組む。



ジャッキー主演作がネットフリックスで配信されていた。
ウィキペディアを見ると撮影は2018年に終わっていたのだとか。それがコロナの影響だったり他の事情だったりで2023年の今、配信での公開。

トラクションの意味が分からないまま観ていたけど特に問題はなかった。言葉自体は「地面を掴む事で生み出される推進力」という意味らしい。自動車用語やビジネス用語で初動のために必要な牽引力みたいな感じでも使われるみたい。
日本では小林旭さん歌唱の「あ~か~い~トラクタア~」でお馴染みの車両のトラクターも「牽引する車」という事。
本作では主役の二人が物事を引っ張って悪を成敗して正しい方向に進める。といった所だろうか。
そういった感じのアクション映画。
最初はジャッキーがシリアスなキャラクターで最近はこんな感じが多いなあと思っていたけどジョン・シナとがっつりバディを組むようになってからはコミカルな所も見せてくれるので良かった。そういうジャッキーをいつまでも見たい古い厄介なファンで何か申し訳なくも思う。でも昔からジャッキーが演じていたのはシリアスと言うか真面目な人物であったと今更になって気付いた。カンフー映画時代にはおちゃらけた青年なんかも有ったけど。でも根は真面目。
真面目で誠実な人物が物凄いアクションを時にコミカルに見せてくれるのが魅力。
その真面目で誠実という所が今は中国に向けられた優等生の様に思えてしまうのが観ているこちらが複雑な想いにもなる。そっちに片寄って大丈夫?ジャッキー。みたいな。ジャッキー本人は中国を通して世界に向けている感覚なのかもしれない。中国を通した方が世界に届きやすい状況であるし。と勝手に思ってみる。
そうなると映画の中で使われる車輌はもう三菱では無いのかなあと思うと(ちゃんと確認したわけではない)ちょっと寂しくもある。

ジョン・シナとのコンビは良かった。ジョン・シナがアクションもコメディ演技も上手い。イニシャルが同じJC同士。
役柄が人や物にニックネームをつけたがる人物で、当人は現地の村人から「ビッグ・ドッグ」と呼ばれている。直訳の大型犬の意味だろうと思ったのはジョン・シナが大型犬っぽい顔をしているからだけど別の意味では「責任者」「成功者」という意味での使われ方があるらしい。
https://zukan.pethomeweb.com/list.php?c=dog&name=%e5%a4%a7%e5%9e%8b%e7%8a%ac&size=%e5%a4%a7%e5%9e%8b%e7%8a%ac

ジョン・シナのなんか面白い動画はないか、探せばきっと何か有るだろうと探していたらトークショーでこれだけのサービスをするヒュー・ジャックマンがさすがだった。

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シネマ★シネマ★シネマ 1997年 37 [シネマ★シネマ★シネマ]



作品紹介
"SEVEN YEARS IN TIBET" 『セブン・イヤーズ・イン・チベット』
製作・監督 : ジャン・ジャック・アノー
出演 : ブラッド・ピット、デヴィッド・シューリス、ジャムヤン・ジャムツォ・ワンジュク、ラクパ・ツァムチョエ、ジェツン・ペマ

"ROCKETMAN" 『ロケットマン』
監督 : スチュアート・ギラード
出演 : ハーランド・ウィリアムズ、ジェシカ・ランディ、ウィリアム・サドラー、ボー・ブリッジス

"U TURN" 『Uターン』
監督 : オリヴァー・ストーン
出演 : ショーン・ペン、ジェニファー・ロペス、ニック・ノルティ、パワーズ・ブース、ジョン・ヴォイト、ビリー・ボブ・ソーントン、ホアキン・フェニックス、クレア・デインズ、リヴ・タイラー


全米興行成績トップ10
"THE EDGE" 『ザ・ワイルド』

"THE PEACEMAKER" 『ピースメーカー』

"SOUL FOOD" 『ソウル・フード』

の3本が先週初登場。


"U TURN" 『Uターン』

"KISS THE GIRLS" 『コレクター』
監督 : ゲイリー・フレダー
出演 : モーガン・フリーマン、アシュレイ・ジャッド、ケイリー・エルウィズ、ジェイ・O・サンダース、ブライアン・コックス、ミーナ・スヴァーリ

の2本がこの週初登場。


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ジェームズ・クロムウェルはデカい(身長201cm)ので突進するラッセル・クロウでも冷静に抑えられる。
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きょうのポストカード(ファインディング・ニモ) [映画のポストカード]

今夜の土曜プレミアムはファインディング・ニモ
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ファインディング・ニモが公開20周年。
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