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『マイ・エレメント』『地球防衛軍』 [映画]

『マイ・エレメント』を観た。2023年、アメリカ、1時間41分。
4つのエレメント(元素)火、水、風、土が共に暮らす世界。水と風と土は穏やかに暮らしていたが火は厄介事を呼び込む存在として疎まれていた。

観ている間は木のエレメントだと思っていたのが実は土のエレメントだった事を知る。土のキャラクターをよく見ると身体全体は土で出来ていてそこに生えている草木や埋まっている石等でキャラクターの造形が成されていた。
水のエレメントには淡水、海水、硬水、軟水の違いが有るのかも。中にはプランクトンもいて。魚が住み着いてたりもして。

ディズニーピクサーのCGアニメ。同時上映作品は『カールじいさんのデート』。同時上映作品が有るのは久し振りという事だけどそう言われればそうかもしれない。日本では劇場公開されずに配信のみの作品も続いたし。

4つのエレメントの内の火と木の関係性に絞って火の女の子の心の成長が描かれる。その中で見せ場としての大きな事件を無理矢理にでもねじ込んでくるのがこれまでのディズニーピクサー作品の特徴とも言えたと思うが今回はそういう事をしない。あくまで心の成長が小さな積み重ねで描かれる。そういう所でも変わっていかないといけないんだろう。



『地球防衛軍』を観た。1957年、日本、1時間29分。
富士山麓周辺に正体不明の巨大ロボットが現れる。日本の防衛隊は自力で排除するが続いて巨大なドーム状の建造物が現れその中にいたのは自らをミステリアンと名乗る宇宙人だった。ミステリアンは人類より遥かに高い科学力とそれによる攻撃力を有しているが争いは好まないと言い、その代わりに半径3キロメートルの土地と地球人女性との結婚の自由を要求してきた。

午前十時の映画祭13にて。4Kデジタルリマスター、

志村喬さんも出ていたが途中で少しだけの顔見せではなく最後の方までしっかりと出ていたのが良かった。

特撮作品。半世紀以上前の作品だけど恐らく当時の特撮の最高技術が結集されているのだろう。
ミニチュアと言えど実物であるという事は現代の主流のCGとは違う月並みな言い方になってしまうが手作り感が有る。しかし、CGだって人間の手作業の部分、よく分かってないけどプログラミングとかが必要だろうし、最近のA.I.によるものだって手作業はほぼ無いにしても一番最初のこういう絵にしたいという所で人間の意思や操作みたいなものは必要なのだろうし。A.I.になんか好きなもの勝手に描いてと言っても描けないんじゃないだろうか。
その人間による創造性や想像力、好きなものに対する熱意を特撮作品に勝手に上乗せして観ている所は正直有るのかもしれない。
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