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『オリオンと暗闇』 [映画]

『オリオンと暗闇』 2024年、アメリカ、1時間32分。を観た。
自分に対して自信が持てず身の回りの些細な事に恐怖と不安を抱いている少年オリオン。ある夜オリオンの前に暗闇が現れオリオンの恐怖と不安を24時間で取り除いてあげようと夜の世界に誘う。

『マルコヴィッチの穴』『アダプテーション』『エターナル・サンシャイン』等の脚本家チャーリー・カウフマンが脚本を担当したドリームワークスのCGアニメ。ネットフリックスでの配信での公開は日本だけではないみたい。
チャーリー・カウフマンのオリジナルではなく絵本『オリオンとクラヤーミ』を脚色。主人公が何かしらの不安を抱えているのはチャーリー・カウフマンの作品に共通している。チャーリー・カウフマン自身の事が主人公に投影されているのかもしれない。
原作には無いアイデアも盛り込まれているらしいけど『アダプテーション』の様に全くの別物になったのではないのだろうと思う。多分。正直『アダプテーション』の内容はよく理解出来ないままで現在に至っている。本作はそういった理解しづらい感じではなく、ちょっとややこしくはなってはいるが子供も大人も楽しめるエンタメとしての脚色だったと思う。

太陽系で太陽の光の届く所では朝が来て夜が来て朝が去って夜が去ってが何十億年も繰り返し続いているわけで、それは恐らくこの先も続いていくと思われ。天変地異が起きて朝が続いて夜が来ないのも困るしその逆も困るし。
夜の暗闇が訪れるのは当たり前の事であって、何千年前の人間から何百年何万年先の人間にまで変わりなく来るはずの暗闇を恐れる事はないと。お天道様の下よりも暗がりの中での方が何か良くない事は起こりがちなので用心は必要かなと思うけど。




オリオンとクラヤーミ (おはなしシリーズ)

オリオンとクラヤーミ (おはなしシリーズ)

  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2017/07/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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