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チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ [2009年5月に観た映画]


チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ [DVD]




『チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ』
“CHANDNI CHOWK TO CHINA” (2009・インド=アメリカ) 2h35
監督 : ニキル・アドヴァーニー
出演 : アクシャイ・クマール、ディービカー・バードゥコーン、ロジャー・ユアン、ミトゥン・チャクラバルティー、ランヴィール・ショウリー、ゴードン・リュウ



インド映画は初めてかもしれない。

日本でも1998年の『ムトゥ 踊るマハラジャ』を皮切りに一時期ブームになりましたが、そのブームには一切乗りませんでした。

ウィキペディアを見ますと、インド映画と一言で言っても各言語圏毎によって異なるんだそうで、『ムトゥ』はタミル語映画、本作はヒンディー語映画。その他にも何種類か有りますが、多分同じようにしか見えないと思う。

とりあえず色んな要素が詰め込まれた賑やかな映画でした。
歌と踊りは思っていたより少なかった。
主題曲が耳に残る。様々なバージョン違いで聴けます。



インド映画、長いとは聞いていました。それでも本作は短い方なのかも。
ちょっと睡魔と格闘しながら観ていたので、途中に“INTERMISSION”の文字が出てきた時に「ラッキー」と思いましたが、そのまま続行されたのでガッカリしました。

何とか睡魔には打ち克ちましたが、記憶が曖昧でしかも断片的。

主人公の人、後半ひげ剃ってからカッコよかった。
主人公の人が「真空稲妻斬り」みたいな「竜巻落とし」みたいな必殺技を繰り出して、悪の手下どもを宙高く舞い上げてバタバタと倒すシーンが良かった。あれは全員(10人近く)をワイヤーで吊ったんだろうか?
悪の頭領が日本人の名前なのは抗日的な意味合いが有るのだろうか?
エンドロールのオチは、主人公の人が「俺は伝説の英雄だ」みたいな事を歌うラッパーの人にそっくりで、それをテレビで見た村の人たちが主人公の人を英雄の生まれ変わりと勘違いした。という事なのだろうか?
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60歳のラブレター [2009年5月に観た映画]


映画「60歳のラブレター」オリジナル・サウンドトラック






『60歳のラブレター』
(2009・日本) 2h09
監督 : 深川栄洋
出演 : 中村雅俊、原田美枝子、井上順、戸田恵子、イッセー尾形、綾戸智恵、星野真理、石田卓也



新宿ジョイシネマ3最後の上映作品なので観ました。
じゃなきゃ恐らく観なかったですが、思っていた以上に良かった。
観る前は辛気臭い話だったら嫌だなぁと思っていましたが、そんな事は無くユーモアが有って、人生における幾つかの問題も描かれていて勉強にもなりました。

3組の熟年カップルのお話し。過不足無く、それぞれのエピソード、感情、関係性などがどこかで誰かと繋がっていて、それらが要所で明かされてゆく物語は観ていて心地よかった。

熟年離婚した夫婦。
その妻が新婚旅行の時に書いた30年後の夫に宛てた手紙。泣けた。奥さん健気。
そこが個人的にクライマックスで、その後そこ以上の盛り上がりが感じられなかったのが残念。
ちょっとロマンチック過ぎてファンタジーになってしまった感じ。
でもそれがいいのかも。
ロマンチックなファンタジーには年齢は関係ない。って事で。



タイトルで観客層が限定されそうなのが勿体無い。

勿体無いと言えば新宿ジョイシネマ閉館。
本当に勿体無い。
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バットマン・ビギンズとダークナイト [2009年5月に観た映画]

The Art of Batman BeginsBatman Begins: Visual Guide (Batman)












『バットマン・ビギンズ』
“BATMAN BEGINS” (2005・アメリカ) 2h20
監督・脚本 : クリストファー・ノーラン
出演 : クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマン

『ダークナイト』
“THE DARK KNIGHT” (2008・アメリカ) 2h32
製作・監督・原案・脚本 : クリストファー・ノーラン
出演 : クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマン

The Dark Knight: Featuring Production Art and Full Shooting ScriptThe Dark Knight [Original Motion Picture Soundtrack] [Bonus Packaging]
















早稲田松竹にて2本立て。
満席で立ち見の方もおられたようです。



今回改めてはっきりと分かりました。

俺、『ダークナイト』嫌い。

分かったので途中退場。スッキリしました。

『ダークナイト』を観るまでは『ビギンズ』結構好きでしたが、『ダークナイト』嫌いのついでに『ビギンズ』もちょっと嫌いになりました(笑)
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たそがれ清兵衛 [2009年5月に観た映画]

『たそがれ清兵衛』
(2002・日本) 2h09
監督・脚本 : 山田洋次
出演 : 真田広之、宮沢りえ、伊藤未希、橋口恵莉奈、草村礼子、神戸浩、吹越満、丹波哲郎、大杉漣、田中泯、小林念侍、岸恵子


たそがれ清兵衛.jpg



武士の悲哀と実直に生きることの気高さ。



当節においては不良の人たちが喧嘩したり野球したり。そんな姿を感動的に描く映画がウケている様で。
それらも観たら観たで感動してしまうとは思います。不良の人たちの方が逆に真面目で心清らかなのかもしれない。それに不良の人たちがガヤガヤしながら青春しているのを観るのは楽しそう。
観てないし多分観ないのでよく分かりません。

そんな人たちと較べたら、実直に生きる清兵衛のその姿は観ていてやや退屈な感じもあります。でもそれでいい。
つつましく、他人に迷惑をかけず、実直に生きる清兵衛さんカッコイイ。



映画も実直そのもの。
であるが故、清兵衛たちがどの様な人生を歩んだのか後日談を入れたのだと思います。
それは個人的には無い方がよかった。激動の歴史の渦に飲み込まれて。っていう続きは知りたくなかった。
清兵衛さんの生き様が報われた。そこで終わって欲しかった。

主題歌も無くて構わなかった。



《新宿ジョイシネマさよならフェスティバル》にて。
ジョイシネマ1で上映。1には恐らくこれで最後。
1で最初に観たのは1995年8月『アポロ13』。
しかし勿体無い。ロードショー館としては難しいみたいですが、ミニシアター、名画座としての存続は無理だったんだろうか?
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ミリオンダラー・ベイビー [2009年5月に観た映画]

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『ミリオンダラー・ベイビー』
“MILLION DOLLAR BABY” (2004・アメリカ) 2h13
製作・監督・音楽・出演 : クリント・イーストウッド
出演 : ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン



2回目。結末を知った上で観ると、映画の中で起こる出来事全てが泣けてくる。
ヒラリー・スワンクの笑顔を見るだけで泣けてくる。
2回観る事を想定して作っているんだろうか?だとしたらスゴい。



急転直下の展開はあまりにも深い。逆にとてつもない高みにまで登りつめているかの様。
もう深いんだか高いんだか分かんない。とんでもない映画。
終わり方がまたイーストウッドらしくて渋い。

深さとか高さが存在しない世界。と言えば宇宙。宇宙にあるのは不条理なほどの圧倒的現実。
アメリカンドリーミーなボクシングの世界から一気に宇宙レベルの圧倒的現実の話しに持って行き、最後はイーストウッドらしさで締める。やっぱりとんでもない映画。
個人的にイーストウッド監督作品の最高傑作かも。
本作をアカデミー作品賞に選んだ人たちも褒め称えたい。



イーストウッド演じる男の行為が許される事なのか許されざる事なのか。全く分かりません。
ただ、あの2人だから許される事なんだろうとは思う。
本当の父娘の関係を超えた。それ程の信頼関係をボクシングを通して結んでいたからこそ、宗教上では絶対に許されない行動が出来たのだと思う。
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チョコレート・ファイター [2009年5月に観た映画]

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『チョコレート・ファイター』
“CHOCOLATE” (2008・タイ) 1h33
製作・監督 : ブラッチャーヤ・ピンゲーオ
出演 : “ジャージャー”ヤーニン・ウィサミタナン、阿部寛、アマラー・シリポン、ボンパット・ワチラバンジョン、タポン・ポップワンディー



良かった。感動した。

タイのアクション映画に関してはストーリーは全く期待していません。だから気にしません。
要はアクション。アクションが良ければそれだけで十分。

アクションが素晴しい上に、ニューアクションヒロインのジャージャーが可愛い。
気合の掛け声「エイッ!」「ヤッ!」などがいちいち可愛い。
基本的に可愛ければオールOKなのにジャージャー、アクションも超絶。

キック、肘打ちなどの技のキレがスゴい。キック出した後の構える姿も綺麗。体が全くブレない。
だからビルの壁面でもアクションが出来んだなぁ。と納得できます。

壁面アクションスゴかった。3次元の壁面落下アクション。
その前の道場(?)でのシーンがクライマックスかと思っていて、普通のアクション映画なら道場でも十分過ぎるほどなのに、まだ続けて大丈夫なんだろうか?尻すぼみになりゃしないだろうか?と心配になったけど、そんな心配要らなかった。スゴかった。



ジャージャー一人に注目が行きがちですが、ジャージャーの攻撃を受ける人たちの体を張った受けっぷりも見事。
キックが直撃すると分かっているのに全くよけずに直撃を受ける。それにはプロのテクニックももちろん有るのでしょうが、最終的には精神論なんだろうと思います。どんだけ根性入れられるか。その精神が素晴しい。

アクション映画に何が重要かと言ったら、それはもう根性入れた生身のアクションに他ならない。至極当たり前の事に改めて気付きました。
カット割りなどでのごまかしでは到達できない感動的アクションが本作には有りました。

良かった。感動した。



カポエイラ使いのジャージめがね君はnice!キャラ。
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天使と悪魔 [2009年5月に観た映画]


天使と悪魔 (中) (角川文庫)





『天使と悪魔』
“ANGELS & DEMONS” (2009・アメリカ) 2h18
製作・監督 : ロン・ハワード
出演 : トム・ハンクス、アイェレット・ゾラー、ユアン・マクレガー、ステラン・スカルスガルド、ビエルフランチェスコ・ファヴィーノ、ニコライ・リー・コス、アーミン・ミューラー=スタール



ヴァチカン大騒動。



プロモーションでの来日時、プロ野球の始球式でトム・ハンクスがピッチャーで、多分やんなくてもいいのにロン・ハワードがキャッチャーやってんのを芸能ニュースで見て、ロン・ハワードってイイ人なんだなぁと思いました。
映画監督としても信頼できる人なので、本作でもちゃんと楽しめる娯楽映画になっているんだろうと思って観る前は安心してました。

ですが、あまり面白くなかった。
ある種のパニック映画。タイムリミットボンバーサスペンス。そのパニック映画として今イチ。
『ダイ・ハード3』的な謎解きが今イチ。その点では『ダイ・ハード3』の方が全然面白い。
ヴァチカンを舞台に高尚な謎解きが展開。しかし高尚過ぎて全くの勉強不足なので取り立てて興味がわかず、ただ主人公達が後手後手に回りながら謎を解く様をイライラしながら眺めているだけ。

実行犯のニコライ・リー・ロスも魅力に今イチ欠ける。『ダ・ヴィンチ・コード』の時の実行犯ポール・ヴェタニー程の印象が残らない。

ボンバーに新手の趣向の「反物質」なるものを担ぎ出してきますが、新手過ぎてどれぐらいの威力が有るのか分からず、その点もサスペンスを盛り上げない。実際とんでもないものでは有りましたが。
定番の「核」でいいんじゃねぇの?とも思いましたが、「核」ではいけない理由がちゃんと有りました。後遺症的な事で。
でも「反物質」もあれだけの威力が有るとなると、全くの後遺症が無いはずも無さそう。異常気象とか引き起こしそう。

「反物質」を出してきたのには、科学を否定していた真犯人がその科学によって宗教的奇跡を起こした。
という皮肉みたいなのも込められてはいるのかなぁ。とも思いました。



シリーズモノの面白さも無かった。
前作関連からの小ネタがほとんど無し。原作では『ダ・ヴィンチ・コード』より前の話だからだろうか?
観る前はイアン・マッケランとかジャン・レノがどっかで出てくんのかなぁ。と期待していました。特にイアン・マッケランはレクター博士みたいに刑務所内だけでの登場だったら面白そう。と思っていたけど、主人公がヴァチカンに嫌われている。ぐらいしか関連性が無かった。
なんか『ダ・ヴィンチ・コード』とは別物。と割り切って作っているような感じ。初見の人への入りやすさに重点を置いているのかも。
でも、やっぱりシリーズモノにはシリーズのお約束が無いとつまんない。



良かったのはエンドロール。
1曲でまかないますが、最後の「コロンビア」のロゴマークが出る所で音楽がビシッと決まる。
エンドロールに合わせた音楽なのか、音楽にエンドロールを合わせているのかは分かりませんが、丁寧な仕事してるなぁ。と感心しました。
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上島ジェーン [2009年5月に観た映画]

猿岩石 セーターを着る旅




『上島ジェーン』
(2009・日本) 1h39
監督 : マッコイ斉藤
出演 : 上島竜兵、有吉弘行





竜ちゃん47歳。サーフィンする。



実録!?ドキュメント その時…上島が動いた [DVD]ノーマニフェスト for UESHIMA [DVD]未見ですが、この2作の擬似ドキュメンタリーコントDVDが好評で、今回映画化となったみたいです。
本作が映画なのか?と言うと微妙な感じ。やっぱりコント。





↓予告を見ればどんな感じか分かります。


映画館は自分の予想に反してお客さんがいっぱい。立ち見が出るほどでした。
多分ほとんどの方が竜ちゃんファン。
なので場内は温かい雰囲気。竜ちゃんがキレれば笑いが起こり、竜ちゃんが有吉さんに突っ込まれれば笑いが起こる。
衝撃の結末にも場内騒然。

面白かったんですけど、自分としては笑いのパターンが少なかったのが残念。
竜ちゃんが問題起こして、有吉さんに突っ込まれて、竜ちゃんキレて有吉さんもキレる。
ほぼこのパターンなのでちょっと飽きる。

でも面白かった。竜ちゃん面白い。
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ウェディング・ベルを鳴らせ! [2009年5月に観た映画]


Promise Me This

『ウェディング・ベルを鳴らせ!』
“ZAVET” (2007・セルビア=フランス) 2h07
製作・監督・脚本 : エミール・クストリッツァ
出演 : ウロシュ・ミロヴァノヴィッチ、マリヤ・ベトロニイェヴィッチ、アレクサンダル・ベルチェク、リリャナ・ブラゴイェヴィッチ、ミキ・マノイロヴィッチ、ストリボール・クストリッツァ



嫁を探しに町までやって来たいなかっぺ少年。inセルビア。



なんだかスゴかった。
バイタリティだとかエネルギッシュだとか、なんかそういったものがグチャグチャにもみくちゃになって、2時間余りをドドドドドッ!と駆け抜ける様を見せ付けられました。
決して幸せな歴史を歩んでこなかったセルビアという国で、こういった映画が作られるのは、エミール・クストリッツァ監督だからなのか?そこらへんの事は全く分かりませんが、とにかくなんだかスゴかった。
そして、最後の“HAPPY END”の文字。文字通り本当にハッピーエンドだと思いました。



うずまきのシーンで必ずかかる音楽。何であんなにおどろおどろしいんだろう?
と、ちょっと疑問だったのですが、ちゃんとオチがついていました。
最後のあのシーンであの音楽は実に効果的で笑えました。
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脱線。
しかしいなかっぺ少年ウロシュ・ミロヴァノヴィッチ君、ラッセル・クロウに似ている。
映画の最中それが気になってしょうがなかった。
『プロヴァンスの贈りもの』(未見)ではラッセル・クロウの少年時代をフレディ・ハイモア君が演じたらしいですが、今後は是非少年時代役、息子役、親戚役にはウロシュ・ミロヴァノヴィッチ君を。
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フレディ君が大人になったらこんなゴツくなるとはどうにも想像できない。
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脱線ついでに。
公開が待ち望まれていた“3:10 TO YUMA”。8月に公開だそうで。
邦題『3時10分、決断の時』。
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いいなぁ。
『アパルーサの決闘 特別版』。DVDにて6月24日絶賛発売予定。
アパルーサの決闘 特別版 [DVD]


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オレンジカウンティ [2009年5月に観た映画]


Orange County



『オレンジカウンティ』
“ORANGE COUNTY” (2002・アメリカ) 1h22
監督 : ジェイク・カスダン  脚本・出演 : マイク・ホワイト
出演 : コリン・ハンクス、ジャック・ブラック、シュイラー・フィスク、キャスリン・オハラ、ジョン・リスゴー、チェヴィー・チェイス、リリー・トムリン、ゲイリー・マーシャル、ハロルド・ライミス



作家になる夢を持ち、憧れの作家のいる名門大学への進学を望む主人公。
成績優秀で合格間違いなし。
のはずだったが手違いであえなく不合格に。
どうにかして大学に入り、なにかとややこしい家族や故郷から離れようと奮闘努力する姿を描くコメディ。



トム・ハンクスのドタバタなコメディが観れなくなって久しく。その代わりを御子息コリン・ハンクスがしてくれそう。と思っていたのですが。
途中まではドタバタだったのに、最終的に行き着く先は主人公の心の成長を描くコメディタッチの青春モノになっていました。ちょっと残念。

なので恐らくドタバタをサポートするのが役目のはずの破壊者ジャック・ブラックが若干浮いていました。それもまたJBらしいっちゃぁらしいのですが。
JBとコリン・ハンクスの共演は、あたかもJBとトム・ハンクスの擬似共演のよう。トム・ハンクスならJBの暴走をもう少し制御できたのかもしれませんが、いくらなんでも映画初主演のコリン・ハンクスではまだ無理だったようです。



脇を固める出演者が実力派ぞろい。がっちり固めた感じ。
監督もローレンス・カスダンの息子さんのジェイク・カスダン。
クレジット無しでの有名スターも2名。
初主演のコリン・ハンクスを盛り立てよう。というのが感じられます。



英語(アメリカだから国語?)教師役で本作の脚本も書いているマイク・ホワイト。
映画とテレビドラマ大好きの教師。あの授業なら受けてみたい。特典映像の未公開授業シーンも笑えた。

本作後、JB主演の『スクール・オブ・ロック』で脚本・出演(JBの友達役)。『ナチョ・リブレ』で製作・脚本。とJBとの関係を深めていきます。変な意味じゃなく。
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GOEMON [2009年5月に観た映画]

ムービー・マスターピース GOEMON The Movie  1/6スケールフィギュア 浅井 茶々ムービー・マスターピース GOEMON 1/6 スケールフィギュア 石川 五右衛門ムービー・マスターピース GOEMON The Movie  1/6スケールフィギュア 霧隠 才蔵
『GOEMON』
(2008・日本) 2h08
製作・監督・原案・脚本・撮影・編集 : 紀里谷和明
出演 : 江口洋介、広末涼子、奥田瑛二、ゴリ、大沢たかお





紀里谷監督の前作『CASSHERN』の記憶ももはやおぼろげで、ただ面白くなかったなぁ。という印象しか残っていませんので本作にも期待は全くしていませんでした。

観たら『CASSHERN』より全然面白かった。
良く出来たCGアニメ。フルCGではなく実写とCGを融合させたCGアニメ。



話しの方はトンデモ歴史時代劇ですが、日本史の知識がとても頼りないので全く問題なく、むしろ納得して観れました。
まあ無茶苦茶なのだけは分かりますが、パラレルなSF時代劇として観れたのでもっと無茶苦茶してもいいぐらいでした。
ラストの関が原の合戦で戦車出して欲しかった。

日本史の知識が無い方が楽しめそうなので海外向けかと思えますが、日本史の知識が多少は無いと理解できない所もあるので海外向けではないのかもしれない。
そこらへんのバランスが上手く取れていない様な気はしました。



話しの方はとりあえず置いといて、とにかく映像が綺麗。
CGによるアクションシーンはかなりショボイ所も見られますが、それ以外の映像は正に映像美。
特に冒頭の大泥棒シーンが終わった後の早朝シーン。朝霧がかかった様な色具合がとんでもなく綺麗だった。

小道具などのデザインもいちいち凝っていてカッコよかった。
中でもお城の中の建具がカッコイイ。中国風(?)の襖。あれはCGなんだろうか?実際に作ったんだろうか?
町の中華料理屋さんにあの襖があったら、それだけで高級っぽく見えそう。


映像としては全くの唯一無二のオリジナルなのかどうかは分かりません。静止画や短編映像としてはありふれているのかもしれない。でも2時間を越える映画、その全編を通して終始このスタイルというのは今の所稀有だと思う。

紀里谷監督さっさとアメリカ行っちゃった方がいいと思う。亜流の作品が出てくる前に。
で、さっさとアメリカで成功して、ハリウッドスターのお友達いっぱい作って日本映画に連れて来て欲しい。



見た目ショボイ感じのCGアクション。でもカット割りは上手いなぁと思いました。
ハリウッド的な何してんだか分かんないものではなく、かと言って香港映画ほどの何の疑問も無く頭にスッと入ってくるほどでは無く。
その中間ぐらい。動きをしっかり追えば何をしているのか分かる。日本のアニメーションのアクションシーンのカット割りに近いものを感じました。
デビュー作に『キャシャーン』を選ぶくらいですから、紀里谷監督ってアニメ好きなんだなぁと思います。
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ブッシュ [2009年5月に観た映画]


George W. Bushisms: The Slate Book of Accidental Wit and Wisdom of Our 43rd President



『ブッシュ』
“W.” (2008・アメリカ) 2h10
監督 : オリヴァー・ストーン
出演 : ジョシュ・ブローリン、エリザベス・バンクス、ジェームズ・クロムウェル、エレン・バースティン、リチャード・ドレイファス、スコット・グレン、タンディ・ニュートン、ジェフリー・ライト、トビー・ジョーンズ



第43代アメリカ大統領ジョージ・W・ブッシュのありのままの姿。



『ミルク』の直後に観ました。
ジョージ・W・ブッシュ氏とハーヴィ・ミルク氏。なんかもう政治家の有り方として全然違う。
自分の私利私欲のためだけに政治家になってはいけないものなんだなぁと思いました。
それなのにブッシュ氏アメリカ大統領にまでなってしまう。

ブッシュ氏、人間的にはとても良い人なんだと思います。
それぞれの国のそれぞれの人によっては極悪人なのかもしれませんが、本作を観る限りでは政治家の父の元に生まれてしまった普通のアメリカ人。というのがよく分かる。

普通な故に政治理念があまりにも無い様に思えました。ただ大統領になってその座を守ろうとしただけ。なんかそこらへん氏が大好きなスポーツ感覚にも似たような。
そのためアメリカ大統領として何をするべきなのか、何をなさねばならないのか。そこを完全に見失ってる。そんな感じのラストでした。

本作ではオリヴァー・ストーン監督に『JFK』の頃のような攻撃的姿勢は見えず、穏やかにブッシュ氏のありのままの姿を描いている。
そのありのままの姿を描けば、この人大統領になっちゃいけない人だったんだなぁ。というのが分かるので特に攻撃する必要も無かったんだろうけど。



出演者は実在の人物を演じていますが、微妙に似てて微妙に似てない。
それがただのものまね大会になっていなくて、ちゃんと俳優の演技として見れて良かったと思う。
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ミルク [2009年5月に観た映画]


Milk [Original Motion Picture Soundtrack]
『ミルク』
“MILK” (2008・アメリカ) 2h08
監督 : ガス・ヴァンサント
出演 : ショーン・ペン、ジェームズ・フランコ、ジョシュ・ブローリン、エミール・ハーシュ、ディエゴ・ルナ








ネタバレあり。



アメリカでゲイである事を公表して政治家となった初めての人物ハーヴィー・ミルク。



ショーン・ペン、アカデミー主演男優賞も納得の体当たり演技。
ジェームズ・フランコも良かった。『スパイダーマン』ではどこか頼りなげなお坊ちゃまでしたが、本作では主人公を陰で支え、時には叱咤する恋人役。こんなに芝居が上手い人だとは思わなかった。



ディエゴ・ルナは要らなかった。恐らくハーヴィー・ミルクという人物を聖人君子として描かない、ありのままのハーヴィー・ミルクを描くために出さなければならなかったんだろうけど、ただのお騒がせの厄介者でしかない。
本当に映画以上に厄介者だったのかもしれないけど、その情報は映画として必要な情報かと言うとそうでもない気がする。

そこらへんも含めガス・ヴァンサント監督が本作に対して、ハーヴィー・ミルクなる人物を描く上で誠実であろうとする思い入れが強過ぎるのか、やや冗長な感じがしました。

結末事前告知の物語構成もハーヴィー・ミルクを知っていれば何も問題は無いんだろうけど、全く知らないで観ていると結末が見えてしまうのでより冗長に思える。
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俺たちステップ・ブラザース ‐義兄弟‐ [2009年5月に観た映画]


俺たちステップブラザース〈義兄弟〉 コレクターズ・エディション




『俺たちステップ・ブラザース ‐義兄弟‐』
“STEP BROTHERS” (2008・アメリカ) 1h38
製作総指揮・監督・原案・脚本 : アダム・マッケイ  製作総指揮・原案・脚本・出演 : ウィル・フェレル  原案・出演 : ジョン・C・ライリー
出演 : リチャード・ジェンキンス、メアリー・スティーンバージェン、アダム・スコット、キャスリン・ハーン、セス・ローゲン



ネタバレあり。



すねかじりの中年男2人。それぞれの父と母が再婚し義兄弟となる。



こども大人の2人。そのおバカっぷりが痛々しいやら、おバカ過ぎるやら、身につまされる所も大いに有りで笑えたり、笑うに笑えなかったり。
そんな2人が物語が佳境を迎えると、やけに大人びる。

こども大人を散々コケにして笑いを取り、最後はキミたちさっさと大人になりたまえ。と、ありがたいお説教をたれる。
ジャド・アバトー製作はやっぱりそっち方向に行くのか。と残念だったけど、そこはさすがウィル・フェレル。
力技で全く逆方向のハッピーエンドに持ち込む。説得力も何も無いけれど、その強引さが笑える。
コメディにありがたいお説教は必要なし。とでも言ってくれているかのよう。

ウィル・フェレルと弟を演じたアダム・スコットのグダグダのハグ。笑った。しばらくは思い出し笑い出来そう。
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バンコック・デンジャラス [2009年5月に観た映画]


Bangkok Dangerous [Original Motion Picture Sountrack]




『バンコック・デンジャラス』
“BANGKOK DANGEROUS” (2008・アメリカ) 1h40
監督 : オキサイド・パン/ダニー・パン  製作・出演 : ニコラス・ケイジ
出演 : シャクリット・ヤムナーム、チャーリー・ヤン



タイにやって来た暗殺成功率驚異の100%の殺し屋[黒ハート]その恋の結末[黒ハート]



ニコラス・ケイジの映画なんで考えないで気楽に観れるかなぁと思いました。
その通りでした。



自分的には前売り特典をゲットした時点で満足。何の文句も無い。
ただ、前売り特典を手にしていなかったらどうだろう?
ツッコんでツッコんでツッコミ倒して、こき下ろしてこき下ろしてこき下ろし倒してたんじゃないだろうか。

本作を観て怒りに打ち震えているお方がどれ位いるかは知りませんが、特典余ってんだったら映画館に来てくれた人たちにもあげたら、ちょっとは怒りも収まるんじゃないだろうか。
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