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ブッシュ [2009年5月に観た映画]


George W. Bushisms: The Slate Book of Accidental Wit and Wisdom of Our 43rd President



『ブッシュ』
“W.” (2008・アメリカ) 2h10
監督 : オリヴァー・ストーン
出演 : ジョシュ・ブローリン、エリザベス・バンクス、ジェームズ・クロムウェル、エレン・バースティン、リチャード・ドレイファス、スコット・グレン、タンディ・ニュートン、ジェフリー・ライト、トビー・ジョーンズ



第43代アメリカ大統領ジョージ・W・ブッシュのありのままの姿。



『ミルク』の直後に観ました。
ジョージ・W・ブッシュ氏とハーヴィ・ミルク氏。なんかもう政治家の有り方として全然違う。
自分の私利私欲のためだけに政治家になってはいけないものなんだなぁと思いました。
それなのにブッシュ氏アメリカ大統領にまでなってしまう。

ブッシュ氏、人間的にはとても良い人なんだと思います。
それぞれの国のそれぞれの人によっては極悪人なのかもしれませんが、本作を観る限りでは政治家の父の元に生まれてしまった普通のアメリカ人。というのがよく分かる。

普通な故に政治理念があまりにも無い様に思えました。ただ大統領になってその座を守ろうとしただけ。なんかそこらへん氏が大好きなスポーツ感覚にも似たような。
そのためアメリカ大統領として何をするべきなのか、何をなさねばならないのか。そこを完全に見失ってる。そんな感じのラストでした。

本作ではオリヴァー・ストーン監督に『JFK』の頃のような攻撃的姿勢は見えず、穏やかにブッシュ氏のありのままの姿を描いている。
そのありのままの姿を描けば、この人大統領になっちゃいけない人だったんだなぁ。というのが分かるので特に攻撃する必要も無かったんだろうけど。



出演者は実在の人物を演じていますが、微妙に似てて微妙に似てない。
それがただのものまね大会になっていなくて、ちゃんと俳優の演技として見れて良かったと思う。
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コッスン

パウエルは結構反対してたのにチェイニーが推し進めようとして
ブッシュは、自分の意志であんまり動いてなかったけど
パウエルが最終的にyesといって
大量破壊兵器がなかったとき
矢面にたったのがブッシュで気の毒だったけど
くつよけのシーン見たかった
by コッスン (2009-05-21 22:44) 

ドコサヘキサエン

なんかブッシュの事について考えてみたら、大統領になるタイミングが悪かったのかなぁ。と気の毒に思えてきました。
もう少しのんきな時代に大統領になっていたら、ここまで酷く言われることは無かったのかも。

靴を見事によけるブッシュをスローモーションで再現したらかなり笑えそうです。音楽はルイ・アーム・ストロングの「この素晴しき世界」あたりで。
by ドコサヘキサエン (2009-05-22 19:12) 

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