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『プロジェクトX‐トラクション』 [映画]

『プロジェクトX‐トラクション』を観た。2023年、中国=アメリカ、1時間43分。
中東の地で石油戦争に巻き込まれる中国企業。傭兵部隊によって危険にさらされる現地スタッフを中国の民間治安部隊が救助に向かう。治安部隊を率いるルオ司令官とやむを得ない事情により傭兵部隊に参加していたクリスは首謀者の企みを阻止するため手を組む。



ジャッキー主演作がネットフリックスで配信されていた。
ウィキペディアを見ると撮影は2018年に終わっていたのだとか。それがコロナの影響だったり他の事情だったりで2023年の今、配信での公開。

トラクションの意味が分からないまま観ていたけど特に問題はなかった。言葉自体は「地面を掴む事で生み出される推進力」という意味らしい。自動車用語やビジネス用語で初動のために必要な牽引力みたいな感じでも使われるみたい。
日本では小林旭さん歌唱の「あ~か~い~トラクタア~」でお馴染みの車両のトラクターも「牽引する車」という事。
本作では主役の二人が物事を引っ張って悪を成敗して正しい方向に進める。といった所だろうか。
そういった感じのアクション映画。
最初はジャッキーがシリアスなキャラクターで最近はこんな感じが多いなあと思っていたけどジョン・シナとがっつりバディを組むようになってからはコミカルな所も見せてくれるので良かった。そういうジャッキーをいつまでも見たい古い厄介なファンで何か申し訳なくも思う。でも昔からジャッキーが演じていたのはシリアスと言うか真面目な人物であったと今更になって気付いた。カンフー映画時代にはおちゃらけた青年なんかも有ったけど。でも根は真面目。
真面目で誠実な人物が物凄いアクションを時にコミカルに見せてくれるのが魅力。
その真面目で誠実という所が今は中国に向けられた優等生の様に思えてしまうのが観ているこちらが複雑な想いにもなる。そっちに片寄って大丈夫?ジャッキー。みたいな。ジャッキー本人は中国を通して世界に向けている感覚なのかもしれない。中国を通した方が世界に届きやすい状況であるし。と勝手に思ってみる。
そうなると映画の中で使われる車輌はもう三菱では無いのかなあと思うと(ちゃんと確認したわけではない)ちょっと寂しくもある。

ジョン・シナとのコンビは良かった。ジョン・シナがアクションもコメディ演技も上手い。イニシャルが同じJC同士。
役柄が人や物にニックネームをつけたがる人物で、当人は現地の村人から「ビッグ・ドッグ」と呼ばれている。直訳の大型犬の意味だろうと思ったのはジョン・シナが大型犬っぽい顔をしているからだけど別の意味では「責任者」「成功者」という意味での使われ方があるらしい。
https://zukan.pethomeweb.com/list.php?c=dog&name=%e5%a4%a7%e5%9e%8b%e7%8a%ac&size=%e5%a4%a7%e5%9e%8b%e7%8a%ac

ジョン・シナのなんか面白い動画はないか、探せばきっと何か有るだろうと探していたらトークショーでこれだけのサービスをするヒュー・ジャックマンがさすがだった。

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