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『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』 [映画]

『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』を観た。2023年、アメリカ、1時間40分。
ニューヨークの地下下水道で隠れて暮らす1匹のネズミと4匹のカメ。人間の年齢で15歳、ティーンエイジャーのカメたちはネズミの事を自分たちを育ててくれる父親として、また人間から身を守るための護身術の師匠として慕っているが、人間とは絶対にかかわらない事とするネズミの教えとは裏腹に人間たちとのハイスクール生活を夢見ていた。

面白かった。これまでのタートルズ映画を全部観たわけではないけど、カメ達の普通のティーンエイジャー(あくまで人間的な意味での普通)への憧れはこれまではひとつのネタとして扱われる事が多かった様な気がする。今回はその憧れと、でも冷静に考えれば無理なことは分かっている諦めが切なさになっている所にキュンとなる。ただこれまでと同じでネタにする事も忘れていなくて笑いと切なさのバランスが絶妙に取れていて、それは敵の側にも言えて、そこら辺の上手さは脚本にも参加しているセス・ローゲンならではないかと思える。

セス・ローゲンとは『ネイバーズ』『ネイバーズ2』で夫婦役だったローズ・バーンがワニ(?)のレザーヘッド役だったのには気付かなかった。
声に関しては最初ジャッキーにも気付かなかったがよく聞いてみればジャッキーだと分かって、『カンフー・パンダ』の全シリーズと合わせてもこっちの方が台詞が多いんじゃないかと思えてそれが嬉しかった。英語での演技も上手くなっているという事なのか。

これまでの作品でもそうだったけどカメ4匹のキャラクターの違いが最初はよく分からなかった。それは見た目と名前が一致しない事も原因だったと思うがその解決法の一つとしてベルトのバックルに名前の頭文字が有る事にようやっと気付いて、Lレオナルド真面目、Rラファエロ喧嘩っ早い、Mミケランジェロお笑い、Dドナテロ頭がいい。というキャラクターだとようやっと分かった。
公式サイトのキャラクター紹介文がいい。https://turtles-movie.jp/character.html

気になったのは画面が暗い。屋外では夜のシーンが多いし、日中では地下にいる事になるので仕方ないのかもしれないけど、上映設備が多分最新のシネコンで観たけどそれでも暗く思えたので一般家庭のテレビ、モニターで観たら真っ暗になってしまうんじゃないだろうか。テレビやモニターの性能も上がっているのでそんな事にはならないか。



別の映画を下北沢に新しく出来た映画館シモキタ-エキマエ-シネマ「K2」で観た。映画館のオープンは去年の1月だったらしいけどそんな情報は一切入ってこない情弱ぶりが泣ける。下北沢に滅多に行かないのも原因なのかもしれない。再開発されているらしいという事はなんとなくは知っていて、実際に行ってみたら大分変わったんだろうなとは感じられたけどどこがどう変わったのかは全然分からない。
映画館の客席に入ると照明がボール状なのが珍しいなと思って、それが予告が始まって客席の照明が少し落とされた時に複数のボール状の明かりだけがぼんやりと浮かび上がるのがカッコよかった。
肝心の映画は寝不足気味だった事もあって寝てしまった。今年は観る本数も減ったのもあってまだ2本と少ない方。もう1本はモリコーネのドキュメンタリー。これからどうなるかは分からないが。
シモキタ-エキマエ-シネマ「K2」はちょっと席の間が狭いけどまた観たい映画をやっていたら行ってみたい。
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