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プラチナデータ [ハ行の映画]


映画「プラチナデータ」オリジナルサウンドトラック

『プラチナデータ』
(2012・日本・2h14)
監督 : 大友啓史
出演 : 二宮和也、豊川悦史、杏、生瀬勝久、鈴木保奈美、水原希子






今より遠くない未来の2017年の日本。犯罪科学研究所はDNAによる捜査システムを構築させた。
システム開発に携わった兄妹が殺され、そのシステムが導き出した容疑者はシステム開発のリーダーだった。



巷での評判はあまりよろしくない様だったので良い方には期待しないで観たら初めの方はそんなに悪くなかった。むしろセットやコンピューター画面がゴージャスでいいお金の使い方してんなあと思った。

ただ話しが進むにつれ、評判がよろしくない理由も分かるくらいにツッコミ所が多々顔を出す。でも笑える感じのツッコミ所だったので個人的には笑って済まされた。日本映画のためにはそこを笑って済ませちゃいけないんだろうけど。

前半あれだけいいお金の使い方をしていたのに、後半になると画面的にショボくなってしまったのが残念。物語上そんなに派手な事が出来なかったのかも。



“真のプラチナデータ”の意味する所は、ああ、なるほどと納得した。
そこに薄っすらとアメリカが関わってくるけど、そこを薄っすらではなく日本とアメリカのガチのぶつかり合いで見たかった気がする。

しかしアメリカは“真のプラチナデータ”を手に入れたらどうするつもりだったんだろうか。今更アメリカが日本の弱みを握った所でどうなるもんでもないとも思うが。日本(だけに限らず世界各国)の弱みは出来るだけ握っておきたいのか。



品川駅での逃走シーンは日本映画版の『ボーン・アルティメイタム』になるのかも。とちょっとだけ期待したけど品川駅で『ボーン・アルティメイタム』するのはやっぱり無理だったようで早めにどこかの工場地帯に場所移動。



カーチェイスシーンではちゃんと引きの絵が有ったのが良かった。引きの絵で全体像を見せる事によってスケール感が出たように思う。
全体像を見せるという事はそれなりの場所で撮影しなければならなくて、そしてそれを空撮なりなんなりで捉えるという事で。やっぱりそれにはお金がかかる。

本作はお金のかかる所にはきちんとお金をかけて見応えのある映像を作り出している。そこは良い所だなあと思う。



場面が展開する毎にそこがどこの場所であるか律儀なくらいに説明テロップを出していたけど、競技場(サッカー場?)の所だけは説明テロップが出なかったのは何かしらの事情によるためなのだろうか。



トヨエツさんの顔の肌の質感がなんとなくモーガン・フリーマンぽかった。
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