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なまいきチョルベンと水夫さん [ナ行の映画]



『なまいきチョルベンと水夫さん』
"TJORVEN, BATSMAN OCH MOSES" (1964・スウェーデン・1h32)
監督 : オッレ・ヘルボム
出演 : マリア・ヨハンソン、クリスティーナ・イェムトマルク、ステフェン・リンドホルム、ルイーズ・エドリンド



島民たちの暮らしを主に子供たち目線から描く。



1960年代の作品。テレビドラマシリーズからの映画化という事は後になって知った。
日本での『ケンちゃんチャコちゃん』シリーズと似たようなもの。という事で多分いいんじゃないかと思う。視聴者の子供たちに道徳心を学んでもらうという。
『ケンちゃんチャコちゃん』と比べてこっちの子供たちはかなりワイルドだったが。大人相手に「地獄に堕ちろ!」と罵る子供たち。

道徳心の教えは基本に純粋さや無邪気さが有る。良い事は良い、悪い事は悪いと。
そしてもし善悪の判断が間違いだったと気付いたならば素直に非を認めましょうと。
確かにそれを実行できたのなら社会は良くなるだろうと思うがそれを実行すると色々とややこしい事になるのも事実。
非を認めるという事は敗けであり、敗者になる事は勝者に隷属することを意味する。
非を認める事は大切。と一緒に非を認められた側はその事に後腐れなく対等の関係でいる事も大切なのでしょう。



タイトルでは前面に出ているチョルベン(女の子)と水夫さん(セントバーナード)であったが実際は主役は島民全員といった所。群像劇と言っていいのかも。
島民それぞれの生活事情などが物語に大きく関わっている。



廃村となった死の浜が不気味だった。かつては漁村だったみたいだけど自然現象か何かの事情によって村民は消え去り村の存在が無くなってしまった。何の事情によるのかが興味深い。海賊の村だったとか?



チョルベン役の女の子はアメリカ映画(イギリスかも)で政府の役人役とかで見かける役者さんに似ているんだけどその役者さんが誰だか調べても一向に判明しなくてモヤモヤが止まらない。
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