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ヒトラーの忘れもの [ハ行の映画]



『ヒトラーの忘れもの』
"LAND OF MINE" (2015・デンマーク=ドイツ・1h41)
監督・脚本 : マーチン・サントフリート
出演 : ローランド・ムーラー、ルイス・ホフマン、ジョエル・バズマン、エーミール・ベルトン、オスカー・ベルトン、ミゲル・ボー・フルスゴー



第二次世界大戦中ナチスドイツによってデンマークの海岸線に無数の地雷が埋められた。終戦後、地雷の除去に異国に残されたドイツ軍の少年兵が駆り出される。担当地域が終了すれば祖国に帰れると信じ少年兵たちはその危険な作業に従事する。



ネタバレ有。



邦題からは想像しづらい過酷な物語。地雷の除去という危険な作業もそうだけど、敗戦国しかもナチスという事での少年兵たちの置かれている状況が過酷。もはや人としては扱われない。
そんな状況でも真面目に黙々と作業しやり遂げようとするのは勤勉と言われるドイツ人であり、そして兵士であるからだろうか。

そんな真面目な子たちが作業中に地雷がいつ爆発するか分からないというのが心配であるけど、映画としてスリルも感じたりしていた。
そして最後の爆発には美しさも感じてしまった。
それは映画だから仕方ないしそう感じさせる意図も有ったのかもしれない。と都合よく考えるが、そのスリルと美しさは少年兵たち(そして犬)の犠牲によって成り立っている事を忘れてはならないのだろう。

過酷な物語だけど最後には希望が有って。若干唐突ではあったけど、でも良かった。
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