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見えない目撃者とエイス・グレードと王宮の夜鬼 [映画]

見えない目撃者を観た。
自動車事故によって視力を失った元警察官が不審な車の中から若い女性の助けを呼ぶ声を聞く。

東映のロゴが昔のだった。戻ったのか?

誰も観た事の無いサスペンススリラー。といった感じのキャッチコピーを予告で見る度に公開前の作品なら誰も観た人はいないだろうなと思っていた。公開前でも関係者は観ているだろうけど。
そう思っていたがオープニングクレジットで韓国映画のリメイクと分かって結構色んな人に観られてんなと思った。
2011年の韓国映画ブラインド(未見)が有って、2015年に監督自らが中国でリメイクした見えない目撃者(未見)を撮って本作という事。
ブラインド、中国版見えない目撃者のあらすじを見ると二つの作品はほぼ同じ内容みたいで、日本版はかなりアレンジを加えているみたい。だから誰も観た事が無いと言い切れるのかもしれない。

感動要素は有るがほとんど押し付けてこないのがとても良かった。と言ってもラストシーンに感動した。観てる方で勝手に感動するのでそんなに押し付けてこない方がいい。

サイコサスペンスとして見応えが有った。なのでグロい所はしっかりとグロい。
盲導犬パルは盲導犬としては失格な行いをしてしまうがそれはやはりサイコサスペンスだからで主人公とパルとの信頼関係においてはパルをよくやったと大いに褒め称えたい。

恐らく字数の都合上タイトルは主人公一人に絞られているが字数の事を考えないでいいなら『見えない目撃者と盲導犬パルとスケボー高校生と定年間近な木村さんと正義の味方吉野』としたい。



エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へを観た。
クラスの中では無口と思われ目立たない存在のケイラはSNSを駆使して様々な提言を発信していた。

エイス・グレードはてっきり主人公の名前なのかと思っていたが8年生(8TH GRADE)の事だった。
8年生というと14才。恐らく主に学校関係の事で悩み家庭では親の事を煩わしく思い始める頃だろう。多分それは根本的な所で今も昔も世界中で全く変わっていないんだろうと思う。現代はSNSが生活の中心を占めているというだけで。
その年頃を通り過ぎてしまった立場の者からしたらその内なんとかなるだろうと思える事でもケイラは大問題として真剣に深刻に悩む。その姿が同年代の共感を呼ぶだろうし、そんな難しい年頃の子供を親がどう受け止めるのかが大事という事も描かれていただろうと思う。ケイラのお父さんはいいお父さんだった。ちょっと面倒臭い人ではあるけど。



王宮の夜鬼を観た。
朝鮮王朝時代。王の清に対する政策に不満を持つ者たちが外国船から大量の銃と火薬を買い付けるが船員の一人が夜鬼(やき)と化していた。

ゾンビの血みどろと朝鮮王朝の内紛とクーデターの血まみれが合わさって流血量も倍増。ゾンビ映画はジャンルも時も場所も選ばない何でも有りなのでこれも有り。
若き王子の成長物語でもあって、そこで感動を盛り上げる。韓国映画らしいなと思える盛り上げ方だった。
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