SSブログ

パブリック図書館の奇跡、機動警察パトレイバーThe Movie、アングスト/不安 [映画]

パブリック 図書館の奇跡を観た。
記録的寒波に見舞われるシンシナティ。路上生活者の避難所が足りず公立図書館がその役割を担っていたがそれも閉館時間までの間だけだった。

題材は社会的に意義の有るものだとして商業的には地味と言わざるを得ない作品をハリウッドの有名俳優でもあるエミリオ・エステベスがよく撮ったなと思う。
長編映画の監督作は今の所7作品くらい有るらしい(テレビドラマシリーズのエピソードも手掛けていたりもするらしい)。その全ては観てはいないが本作の印象からすると監督としては真面目な人なんだなあと思う。物語は意外な展開を見せてくれるのだけどどこか真面目さの方が上回ってしまって面白さにはなっていなかった様に思う。
アメリカの現状を真摯に描いているので面白さはそんなに必要無いのかもしれない。



機動警察パトレイバー The Movie〈サウンドリニューアル版〉を観た。
20世紀末、東京。東京湾を大規模に干拓し首都圏の土地不足を劇的に解消させるバビロンプロジェクト。有人搭乗型作業用ロボット、通称レイバーの活用によってプロジェクトは進められるが同時にレイバーを使った犯罪も生み出してしまう。

面白い。もう30年以上前の作品になってしまったけど今でも面白い。
4DXでの上映。座席が動いたり風が吹いたり関係なく面白い。
日本人の国民性だったり都市開発論だったりを語る事も出来るだろうけど(自分には出来ない)、天才犯罪者に翻弄されながらも警察が必死にその犯罪を防ごうとする物語としての面白さの方が上回っている。
漫画、オリジナルビデオアニメ、テレビシリーズのメディアミックスからなる作品で漫画は途中までしか読んでいなくてビデオ、テレビシリーズはほとんど観ていない。それでも面白い。メディアミックスを全て網羅したらもっと面白いのだろうか。
映画の2作目は系統の違う作品に仕上がっているがやはり面白い。

井上瑶さんの声が聴けて嬉しい。富永みーなさん、榊原良子さんと3人の個性的な女性キャストも魅力。
当時、30年後に富永さんが磯野カツオやってるとは誰も想像出来なかっただろう。



アングスト/不安を観た。
殺人の罪で10年服役していた男が出所した直後に次の殺人の衝動に駈られ即実行に移す。

オーストリア映画。日本では観る事の少ないヨーロッパの国の作品。だからなのか衝撃の有り過ぎる作品だけが観る事が出来たりする。オランダのムカデ人間とか。オーストリアとかオランダとか普段はどういった映画が作られているんだろう。
逆に海外でどんな日本映画が観られているのだろう。青春映画とか意外と受けたりするのかも。

1983年製作。当時は今以上の衝撃だったんだろうなと想像出来る。1980年のシャイニングからの影響も有ったりしたんじゃないだろうか。

主人公を演じた人が地べたに横たわっている恰幅のいい老女を持ち上げてベンツのトランクに入れるのが地味に凄かった。多分50kg以上はある人体をお姫様抱っこの体勢で持ち上げられる。もはや怪力と言って差し支えないと思う。

砕け散った窓ガラスは安全性を考慮して飴か何かだったのだろう。そこもリアリティを追及してしまったら本当に危ない。
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。