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ザ・スイッチ、猫の恩返し [映画]

ザ・スイッチを観た。2020年、アメリカ、1時間41分。
小さな町を震撼させる凶悪連続殺人犯ブッチャーが怪しげな力を持つ短剣にその凶悪さを見込まれる。ブッチャーは短剣が求める人間の魂を高校生のミリーによって得ようとするが失敗。短剣の魔力は二人の魂を入れ替えてしまう。

ネタバレ有。

ホラーコメディー。コメディーとしては定番とも言える人格の入れ替わりだけどヴィンス・ヴォーンがあの強面でティーンのちょっとシャイな乙女の人格を演じるとなればそれは面白い。
ホラーとコメディーではどちらかというとホラーの方に比重が置かれているので乙女のヴィンス・ヴォーンの面白さで押し切ってくれないのが個人的にはちょっと残念ではある。

ブッチャーが短剣を使ってミリーを殺害するのを失敗した事によって二人の魂は入れ替わるのだけど、もし成功していたら何が起こったのだろう?それは高校の先生がメキシコ語(?)を翻訳した時に説明されていたのかもしれないが注意力が散漫なのでその時ボーっとしてた。
恐らくああいう系の魔力的なアイテムの場合は処女の生き血(魂)によって悪魔がブッチャーに乗り移って復活するという所ではないかと想像する。もしそうだとするとミリーは知らないうちに悪魔の復活も阻止していて世界の危機を救っていたという事になるのかもしれない。
本作では最後にきっちりと落とし前を着けるのでホラー映画のお約束とも言えるシリーズ化はしないのかと思ったけど、あの短剣が残っているのでシリーズ化する事は可能。ジョジョの奇妙な冒険の石仮面みたいな感じで。ジョジョはあまりよく知らないんだがブッチャーが石仮面みたいなの被ってたし。





猫の恩返しを観た。2002年、日本、1時間15分。
車の往来の有る道路で無謀な横断をする猫がトラックに轢かれそうになるのを救った高校生のハル。
救った猫の父、猫の国の猫王から大変気に入られたハルは猫王子の妃となるよう猫の国に強制的に迎え入れられてしまう。

2002年に劇場公開されたジブリアニメ。2002年以来に観たが自分でも驚きつつ情けないくらいに内容を全く憶えていなかった。観た事自体も忘れている映画も有るけど、本作は観た事は憶えていて、同時上映がスタジオジブリの楽屋オチ的な短編アニメのギブリーズである事も憶えていたが内容となると全くで(ギブリーズに関しても内容は憶えていない)ただ一点だけつじあやのさんの主題歌だけは記憶に残っていた。
という事でまっさらな気持ちで観る事が出来て、良質なアニメーション作品だった。作画に関してはジブリ作品の中でも特に良質なんではないかと思う。
猫のキャラクターデザインが特に良かった。このまま埋もれさせるのは勿体ない。埋もれてないのかもしれないけど。やらしい話、もっと商品化してもいいんじゃないかと思うし、猫の国の話でシークレットサービス猫やソルジャー猫、近衛兵猫、一般猫などをそれぞれ描いたシリーズアニメの可能性が現在でも大いに有ると思う。
猫の動きの作画も良かった。本作の他に洋邦問わずでどれくらいの猫アニメが有るのか分からないけどその中でも猫アニメの代表的作品と言えるのではないかと思った。
声のキャストの中では渡辺哲さんが独特な感じで良かった。個人的に猫のアニメキャラクターの声で印象深いのはいなかっぺ大将、ニャンコ先生の愛川欽也さん。ハンナバーベラ社ドラネコ大将の三遊亭圓歌師匠。じゃりん子チエ、小鉄の永井一郎さん。といった所でなぜかおじさんばかり。

青梅に開館した映画館シネマネコにて。ザ・スイッチを立川で観て、そういえば青梅の方にも映画館が出来たんだっけと思ってせっかくなので足を伸ばしてみた。立川から電車で30分くらい。最寄り駅は東青梅駅の方が近いかも。徒歩5、6、7、8分。
コロナの影響でオープンが1ヶ月遅れたという事らしくオープン二日目。まっさらで綺麗な映画館だった。木造建築の映画館という事で天井に梁が有るのがとても珍しい。
今のところの上映作品は館名にちなんで猫に関する作品がチョイスされていて、なので本作も上映された。
近くに有るNTTのアンテナ(?)が目立つのでこれを目指すといいのかもしれません。
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ちょっと歩くと多摩川。
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