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『ファイト・クラブ』『カオス・ウォーキング』『エターナルズ』『アイス・ロード』 [映画]

『ファイト・クラブ』を観た。1999年、アメリカ、2時間19分。
某大手自動車メーカーに勤める男は不眠症に悩まされていた。独自の解決法に辿り着くがそれも長くは続かず眠れぬ日々の中で危険を匂わせる男タイラー・ダーデンと出会う。

午前十時の映画祭11にて。

かなり久し振りに観る。劇場公開以来かもしれない。
とにかくブラッド・ピットがカッコいい印象だったが久し振りに見てもやっぱりひたすらカッコいい。
カッコいい象徴のブラッド・ピットに対してエドワード・ノートンは演技での情けなさも含めてカッコいい。

物語の結末はなんだか分かったような分からなかったような印象だったが今回観て、
ネタバレ有。
エドワード・ノートン扮する名無しの男(エンドクレジットでは役名はナレーター)から悪のヒーローとして分裂したタイラー・ダーデンがあの事で消滅したのではなくあの事によって男の中に取り込まれたという事なのではないかと思った。だから爆破テロは遂行されたのだろうし。
それによってあの後はどういう事になるのだろう?アメリカの物質主義消費主義は崩壊したのだろうか?悪のヒーローでもあり良心も持ち合わせている男は自分が望んで造り出した世界で救世主となるのか。

ミート・ローフの名前がオープニングのクレジットに有って、本業はミュージシャンという事は知っていて(曲は多分聴いた事は無い)容姿もなんとなくは知っていたのだけどどこに出ていたんだろう?と思っていたらあのボブがそうだった。



『カオス・ウォーキング』を観た。2021年、アメリカ、1時間49分。
地球から離れ新たな惑星に移り始めた第一波の入植者達は本部との連絡が途絶え孤立する。その星では入植者の男達だけに頭の中の思考が音声化視覚化され他者に伝わってしまう現象が起こるのだった。

その現象はノイズと名付けられる。しかし、思考がダダ漏れというのは物語にも映像にも役者さんの演技にも観ている観客にもとにかく面倒臭くて、正にノイズと思えるそんな面倒臭い現象をよく作品の見所として選んだなあと思う。男だけがそんな状態だったら世界は良いものになるだろうという事なのかも。
面倒臭いけどその現象はコメディとしての役割も十二分に担っていて、むしろシリアスよりもコメディとしてその現象を楽しめた。時に滑稽で時に可愛らしい。

バジェット的には超大作とはいかないがそれなりの大作レベルの予算は掛けられているのだろうと思えるクオリティでSF映画として見応えが有る。ただ内容としてはそんなにスケールの大きさは感じない。短編的なSF映画で小品とも言えるがそれが悪かったのではなくそれだからこそ面白かったと思える。

エンドクレジットを眺めていると犬のマンチー役は二匹だった様で一匹の名前が確かランボルギーニだったような。IMDbを見るとランボルギーニとウェスト。
関根勤さんが飼っていたゴールデンレトリーバーの名前が腐鮪鯖男(芸名、くさりまぐろさばお。本名はライル)だっのを思い出す。



『エターナルズ』を観た。2021年、アメリカ、2時間37分。
新たなマーベルヒロインヒーロー登場。

スーパーヒロインヒーローのキャラとしてはもうネタ切れなんではないだろうか。能力的に既にどこかで見たようなヒロインヒーロー(当人達から言わせればうちらが元祖という事にはなるのだろうけど)、もしくは魅力に乏しいヒロインヒーローで強いのかどうかもよく分からない。
その中の一人はテレビでその姿を見た子供にスーパーマンと呼ばれていて、そしてクラーク・ケントの名前も出ていた。という事はマーベルシネマティックユニバースの中にはスーパーマンが存在している。それは恐らく実際のスーパーマンではなくアメコミのスーパーマンではないかと思う。
会話の中でマイティ・ソーと仲間達の事は昔からの知り合いの様でソーの事を子供扱いする事で自分達の強さを誇示はしていた。でもソーの方が強そうだけど。
ネタ切れのヒロインヒーロー映画としてはもうそうなったら数で勝負という事でETN10を結成。あと37、8人(人?)位増えるんじゃないだろうか。
多人数チームとしては既にXメンがそんな感じか。XMNチームとETNチーム、そしてAVG(アベンジャーズ)チームと。
今は3文字じゃなくて坂の時代なのかはよくは知らないがエターナル坂10でもいいか。
Xメンも今の時代の流れの中ではタイトルを変えないといけないのかもしれない。Xピープルズとか、Xホモサピエンスとか。もっとカッコいい名称を考え出すのだろうけど。

地球人が半分になった時にその数を最重要視していたエターナル坂の運営の人(人?)はどの様に思っていたのだろう?サノスの事をキャンタマ袋あごのくそボケ野郎が(怒)。とか思わなかったのか。そんな感情すら無いから自分の目的のためにしか介入しないのか。
そこら辺も含めて後発組はマーベルユニバースのそれまでの出来事を踏まえないといけない。そこが面白さでも有るけど、その反面どうしても辻褄を合わせるための後付けの設定や理由が必要になってくる。そんな後付けと思えるのを見る度にちょっとずつ冷めてしまう。元々原作がそういう設定なのかもしれないが。
今回は過去改変した事については無視。まだユニバースの中には組み込まれていないがXメンの方でも変えてるしデッドプールでも変えてるから無視するしかないのかもしれない。それが許されるのなら都合が悪くなったら全部改変すればいいじゃんという事になるし。

星自体が一つの生命体である。というのは正確にはちょっと違うが、生命体の入れ物?卵みたいな?それにしても発想のスケールがデカいなと思った。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の2作目でカート・ラッセルが演じたキャラクターが確か元々は星だったはず。その時もスケールデカいなと思った。星自体が生命体という所で繋がってくるのだろうか。

固有名詞の名前が覚えられないがインドキャラのキンゴで金吾堂のおせんべいを想像していた。スプライトもいたのでおやつは揃っている。スプライトとせんべいが合うのかは個人的にはちょっと微妙。
インドキャラを演じていた役者さんはご自分が主演している映画では俺はインド人じゃなくてアメリカ人だ。と主張していたかと思うが、本作ではインドキャラを前面に押し出している。

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『アイス・ロード』を観た。2021年、アメリカ、1時間49分。
カナダ、4月。鉱山で起きた爆発事故で生き埋めになった数十人の作業員を救い出すために特殊な装置が必要となりその運搬には凍結している湖や河川、通称アイス・ロードを通るのが最短距離だった。重量25tの装置にトレーラーの車体重量を合わせて約30t。気温も上がり始めた時期にアイス・ロードを走行するにはギリギリの重さだった。

ただ危険を冒して目的地に物を運ぶだけでそれなりの長さの映画が成り立つのだろうか。と、やや疑問に思ったし不安でも有ったがそこはちゃんと考えられていてそれだけではない物語なので安心したし良かった。

ネタバレ有。
主人公達とは別の命令を受けてその任務を命懸けで遂行しようとしている人達がいるが、あの人達はどうしてあそこまで命を懸けられたのだろう?マフィアでもないしそんなに忠義を尽くす程の相手とも思えないし、任務が成功してもそんなに大金が貰えるとも思えない。アクション映画としては気にするほどの事でも無いのだけど。

保険会社のオプ(調査員)的な人物が登場する。それを考えるとMASTERキートン的な作品でも有ったかなあと思う。



『ドーン・オブ・ザ・ビースト/魔獣の森』で寝た。
しっかり寝落ちしたのではなく始まって10分15分位でウトウトし始めて、いかんいかんと目を覚ますものの1分2分でまたウトウトしていかんいかん。
ウトウトいかんいかん・・・ウトウトいかんいかん・・・ウトウトいかんいかん・・・
結局これを最後までずっと繰り返していた。どうせならしっかり寝落ちした方がスッキリして良かった。残ったのは情けなさと虚無感だけ。
わたくし、この様な失態をあと何回繰り返すのでしょう。
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