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『L.A.コールドケース』『C.R.A.Z.Y.』 [映画]

『L.A.コールドケース』を観た。2018年、アメリカ=イギリス、1時間52分。
1997年、ロセンゼルス。当時人気絶頂のラッパー、ノートリアス・B.I.G.ことクリストファー・ウォレスが何者かに銃撃され死亡する。L.A.市警の刑事ラッセル・プールは別の殺人事件を捜査していたがその二つの殺人事件にレコードレーベル、デス・ロウ・レコードの主催者が関係している事に辿り着く。

実話を基にした作品。ノートリアス・B.I.G.殺人事件は未解決という事。この映画でも誰が犯人で何故殺されたのかを追及する事ははせず。と言うか事件自体はそんなに複雑なものではないのだろうと思う。当時のヒップホップ界はギャングみたいと言うよりギャングそのものが幅を利かせていて(真っ当な人達も当然いたはず)、ニューヨークとロサンゼルスでのレコードレーベル同士の武力抗争も起こっていたらしい。その抗争の被害を受けた。というのが事件の真相なのではないかと思うがL.A.市警が何故その真相に辿り着けないのか、それとも敢えて真相に近付こうとしないのか。それにはある理由が有って、1992年に起きたロサンゼルス暴動の影響も大きいみたいだが、その大元となっているL.A.市警の闇とそれに立ち向かおうとし続けた一人の男がいた。という事が描かれた作品。
ショービジネスの本場でもあるロサンゼルス。その光輝く場所には光が作り出す闇も存在する。というのは昔から、それこそ光が現れた瞬間から現在に至るまで光が有る限り永遠に存在するものなのではないかと思う。
その事を1950年代の同じくロサンゼルスを舞台に描かれたのが『L.A.コンフィデンシャル』。本作の邦題は恐らく『L.A.コンフィデンシャル』を意識して付けられたのではないかと思う。

『炎のデス・ポリス』の風船おじさんトビー・ハスが出ていた。フィルモグラフィを見ると今まで色んな作品で見た事が有ったみたいだけど『炎のデス・ポリス』の風船おじさんの様な強烈な印象が残ると顔を覚えられる。
マイケル・パレも出ていたみたいだけどそちらは全く気付かなかった。



『C.R.A.Z.Y.』を観た。2005年、カナダ=モロッコ、2時間9分。
カナダ、ケベック州。7人家族の1960年代から1970年代の物語。

7人家族の内ほぼ四男坊の事の物語。しかし両親、兄弟も個性的でキャラクターが立っている。四男坊がメインなだけに仕方なく目立たないキャラクターもいるけど、でもそれぞれにそれぞれの物語が有るのだろうなと思える。

エピローグがものすごくあっさりとしている。それまでが丹念に描き込まれていただけにちょっと残念。



『刑事マルティン・ベック』で寝た。
カリテシネマコレクションで上映。結構楽しみにしていたけど。
今年の居眠り映画が二桁乗ったんじゃないかと思ったが、まだ5、6本だった。それでも十分に多い。
1978年のスウェーデン映画。自分が子供だった昭和の時代、ポルノの本場と言えばスウェーデンで、男子憧れの国だったと思う。別の国だったか?そんな事を起きている間は考えたりしていた。そんな余計な事を考えているから居眠りするのかもしれない。
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