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その男ヴァン・ダム [2009年1月に観た映画]

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『その男ヴァン・ダム』
“JCVD” (2008・ベルギー) 1h36
監督・脚本 : マブルク・エル・メクリ  製作総指揮・出演 : ジャン=クロード・ヴァン・ダム
出演 : フランソワ・ダミアン、ジネディーヌ・スアレム
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ネタバレあり。



本作の予告を最初に観た時のインパクトが最高だったので(そういう場合においては二度三度観る毎に急激にインパクトが薄れてしまうのは致し方ありません。)、これは本編はグダグダなコメディの危険性大かもと思っていました。
しかし実際観てみると最高とまではいかないまでも良く出来た映画でした。
冒頭の格闘&爆発込みの長回しのアクションシーンは素晴しかった。長回し好きには堪えられません。



Dog Day Afternoon (Spec) [VHS] [Import]
『狼たちの午後』に迷い込んでしまった落ち目のアクションスター。といった内容。
アル・パチーノ的な人物はいませんでしたが、見た目ジョン・カザールみたいな感じの人(ジネディーヌ・スレアム)がいたのはやはり『狼たちの午後』を意識しての事だと思います。





その落ち目のアクションスターをヴァン・ダムが自虐ネタのオンパレードで演じているのでその面だけが際立ってしまいますが、どうなんだろう?初めからヴァン・ダム有りきの脚本だったんだろうか?
元々は郵便局襲撃の現場、そこにアクションスターが居合わせてしまったら。
という脚本でそれにたまたまヴァン・ダムの出演が決まってヴァン・ダム寄りの脚本に変わっていってしまった。というような感じなのではないかと思えます。

そのせいか「ヴァン・ダム、ハリウッドを語る」といった感じのかなり長い独白シーンが有りますが、別に要らなかった気もしないでもないです。

ヴァン・ダムの自虐ネタ。事実の部分も多々あるようですが、むしろ周囲が抱いているヴァン・ダムのイメージを誇張しているよう。
ヴァン・ダム本人にしてみれば自虐ネタのように見せているだけなのではないだろうか。
自分の事も周りの事も冷静に見渡せるヴァン・ダムってかなり頭のイイ人なのかもしれない。

それにヴァン・ダム演技力もあります。それについては以前から思っていたのですが、他のアクションスターのスタローン、シュワルツェネッガー、セガール、ドルフ・ラングレン、後は英語におけるジャッキー・チェンに較べたらかなり演技力は高いです。ブルース・ウィリスやジェイソン・ステイサムの次ぐらい。というのは過大評価し過ぎでしょうか。
長い独白シーンもそつなくこなしています。あのシーンをスタローンやシュワルツェネッガーがやったらとてつもなくクサイ事になりそうな気がします。



ラストは現実的な渋めな終わり方をしますが、そこはアクションスターである事を最大限に利用した一発逆転の大暴れでスッキリとした終わり方を個人的には観たかった。
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テンプラ・ソバ・ニーロ

ぺん獣さん、niceをありがとうございました。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2010-10-07 20:21) 

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