スコーピオン [サ行の映画]
『スコーピオン』
“3000 MILES TO GRACELAND” (2001・アメリカ・2h00)
製作・監督・脚本 : デミアン・リヒテンスタイン
出演 : カート・ラッセル、ケヴィン・コスナー、コートニー・コックス、クリスチャン・スレイター、デヴィッド・アークエット
ラスベガスで催されたプレスリーのそっくりさん大会。
それに便乗しカジノの金庫を狙うはプレスリー強盗団。現金強奪には成功するものの待っていたのはプレスリー同士の内輪もめだった。
最後に勝ち残るプレスリーは誰だ!
カート・ラッセルがそっくりさんではないプレスリー本人を演じた『ザ・シンガー』を観た後ならきっと面白いはず。と妄想を抱いて観た。
その点、カート・ラッセルに関しては確かに面白かった。
そっくりさん大会というよりコスプレ大会の趣きなのでプレスリーに似ている人はほとんどいない中、やっぱり一番雰囲気を醸し出していたのがカート・ラッセルだった。
しかし、プレスリーに関係するのは冒頭のカジノ襲撃シーンで終わってしまうのでそんな面白さもそこで終わり。
でも映画内にチラッと出てくるキーワードなどから妄想すると、カート・ラッセルとケヴィン・コスナーがプレスリーの隠し子でその二人が札束めぐって激突する。そんな話しだったのかなぁとも思える。
ケヴィン・コスナーの初悪役。という事で公開当時少し話題になった。
かなり冷酷非道な悪役でその意気込みが伝わってくる。しかしながら人の好さも垣間見せたりするのでどこか中途半端。
この映画自体もどこか中途半端な感じ。ハードなクライムアクションでありながら家族のヒューマンドラマも盛り込もうとして。
中途半端と言えばアイス‐Tの扱い。中途半端過ぎて可哀想で笑える。
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