ドライヴ

『ドライヴ』
“DRIVE”　（2011・アメリカ・1h40）
監督　：　ニコラス・ウィンディング・レフン
出演　：　ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン、ケイデン・レオス、ブライアン・クランストン、オスカー・アイザック、アルバート・ブルックス、ロン・パールマン






犯罪者の逃がし屋を裏の稼業とするドライバー。懇意になった母子を守るため悪者どもと対立。



母子（と旦那）と悪者とドライバーの三角形が形成されドラマがスパークする。
って事なんだけど。
ドライバーと母子の関係は優しい雰囲気。一方ドライバーと悪者の関係は何事か起こりそうな不穏な空気を漂わす。
そこまではとても良かった。逆に良過ぎたのかもしれない。その後のドライバーと母子、ドライバーと悪者を結びつけるものが単なる偶然って所に物語としての弱さを感じてしまった。

そうなると寡黙で謎めいたドライバーの寡黙さが物足りなさに思え、謎めきがただ意味不明なだけに思えてしまった。
悪者その2（ロン・パールマン）を襲う際にスタントで使用するマスクをかぶるドライバー。あれ、マスクする意味あった？とかが気になってしまう。

巻き込まれ型主人公という事で観ればよかったのか。たまたま母子と知り合いで、たまたま悪者とも顔見知りだった。それもまた偶然からなる物語。

そしてアメコミヒーロー（復讐系の）感覚をちょっと感じた。蜘蛛柄ブルゾンへのこだわりに。だとすればマスクもヒーローコスチュームの一環という事なのか。

コメント 2

マスクの件は、オイラも不思議に感じました。映像的にはホラー映画風味で面白かったですけど（＾皿＾）。
by 堀越ヨッシー (2012-04-19 23:18) 

堀越ヨッシーさん、こんばんは。
きっと何か意味は有るんでしょうね。それがなんなのかは伝わってこなかったですが。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2012-04-20 19:15)