ブルージャスミン

『ブルージャスミン』
"BLUE JASMINE"　(2013・アメリカ・1h38)
監督・脚本　：　ウディ・アレン
出演　：　ケイト・ブランシェット、サリー・ホーキンス、アレック・ボールドウィン、アンドリュー・ダイス・クレイ、ボビー・カナヴェイル、ピーター・サースガード









セレブリティな暮らしから転落した女性が自立した人生を歩もうとするが。



ネタバレ有。



本作のテーマは依存と自立で今回のウディ・アレン監督からの人生の教訓はどちらも過ぎるのはよろしくない。という事なのではないかと思った。
他人に依存し過ぎるのも良くはないし、かといって自立だけにこだわり過ぎると他人を拒絶しやがては孤立する事になってしまい最悪の場合精神の崩壊を招いてしまいますよ。と、主人公の身をもって教えて下さったのだろうと思う。
主人公の義理の妹の様にケース・バイ・ケースで依存と自立を巧みに使い分けるのが人生の極意なのであると。



エンドロールでアンドリュー・ダイス・クレイの名前に気付いて、『フォード・フェアレーンの冒険』の人じゃなかったっけ?と思い調べたらそうだった。


レニー・ハーリン監督作『フォード・フェアレーンの冒険』は観たような気もするけど観てないかもしれない。
なのでアンドリュー・ダイス・クレイの印象もそんなにはっきりとしたものではなく。





憶えているのは『フォード・フェアレーンの冒険』当時は確かかなりの素行不良人物とゴシップニュースで伝えられていたような記憶。

本作では主人公の義理の妹の元旦那を演じているが、いい感じの胡散臭さが滲み出ていていい役者さんになったなあと思った。マーティン・スコセッシ監督のギャング映画なんかが似合いそうな。