ラストミッション [ラ行の映画]
『ラストミッション』
"3 DAYS TO KILL" (2014・アメリカ・1h57)
監督 : マックG
出演 : ケヴィン・コスナー、アンバー・ハード、ヘイリー・スタインフェルド、コニー・ニールセン
CIAの凄腕エージェントである男は不治の病により家族と過ごす余生を優先させようとするがその男はまだCIAにとって必要だった。
リュック・ベッソン脚本作品。安定のベッソン・クオリティでいつも通りのベッソン・アクション映画といったところ。
不法滞在者一家のエピソードは家族愛を描くのに必要だったのだろう。それとフランスの社会事情を垣間見せるという社会派な面も覗かせたかったのかも。余談に思えるそっちのエピソードの方が実は面白かったりした。一家が無邪気でそれでいて自分たちの置かれている現実の問題はしっかりと把握しているというそこら辺がなんか奥深さみたいなものを感じさせて良かった。
ケヴィン・コスナーの代表作へのオマージュが見れる所が良かった。『ボディガード』のお姫様抱っこ、会計士(?)が事件のカギを握る(本作の方はそんな大したものではなかったが)のは『アンタッチャブル』。それでは代表作の1本である『ダンス・ウィズ・ウルブス』は?と思ったら初めの方でケヴィン・コスナーが自転車でパリの街を走るシーンが西部の大地を馬で走る『ダンス・ウィズ・ウルブス』へのオマージュだったのではないか。
それと不法滞在者家族の存在が異文化との交流という事で『ダンス・ウィズ・ウルブス』へのオマージュなのかも。
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