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楽園追放 -Expelled from Paradise- [ラ行の映画]


楽園追放 Expelled from Paradise [DVD]

『楽園追放 -Expelled from Paradise-』
(2014・日本・1h44)
監督 : 水島精二
声の出演 : 釘宮理恵、三木眞一郎、神谷浩史










遥か未来、大多数の人間は地球を離れ実体を捨て電脳空間の中で存在していた。厳重なセキュリティの空間への外部からの侵入事件を解決するためエージェントたちが実体を持って地球へと送り込まれる。



2014年の最後に観た映画。面白かった。いい締めくくりになった。
小難しい内容なのだろうと気構えたが何とか理解は出来た。それはこちらの理解力によるものなどではなく、作っている方たちがちゃんと理解出来るように苦心されていたからだろうと思う。

これだけの面白い作品が日本のアニメで作られたらそれは現在の日本の若者の洋画離れも起こるだろうなあと納得するものがあった。

本作の面白さは作家性と大衆性のバランスの良さにあるのだろうと思う。小難しい内容をさらに難解に語るのではなく、エンターテイメント作品として観客を楽しませた上で小難しい内容を分かり易く伝えている。
どちらかと言うとハリウッド映画は商売重視で大衆性が強く、分かり易い内容を更に分かり易く伝えようとする。それで面白くなるケースも有るが、それが幼稚にも思えてしまうのかも。
日本のアニメも本作の様な作品ばかりではないとは思うし、若者がアニメばかりを観ているわけでもなく、洋画離れの原因の全てでは無いだろうけど。そんな事を考えさせるほど面白いアニメ作品だった。
しかし、日本でこんなに面白いアニメーションばかり作られたらさらに洋画離れが進み、逆に日本が洋画から見放されてしまうのは困る。



ちょっと気になったのは話の内容が込み入ってくると登場人物の会話だけで物語が進行する所。せっかくのアニメーションなのに動きが無くなってしまって何か勿体ない気がした。
話が込み入っているだけにそこに動きを加えたら分かりづらくなってしまうし、緩急の意味も有るのだろうけど。
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