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ロッキー&ブルウィンクル [ラ行の映画]


Adventures of Rocky & Bullwinkle [VHS] [Import]

『ロッキー&ブルウィンクル』
"THE ADVENTURES OF ROCKY & BULLWINKLE" (2000・アメリカ=ドイツ・1h32)
監督 : デス・マッカナフ  製作・出演 : ロバート・デ・ニーロ
声の出演 : ジューン・フォレイ、キース・スコット
出演 : パイパー・ペラーボ、レネ・ルッソ、ジェイソン・アレクサンダー、ランディ・クエイド、ジェームズ・レブホーン







アニメの世界から現実世界へと飛び出した悪党3人組は低俗テレビ番組によって人々をバカ化させようと企む。その悪だくみを阻止するためアニメの世界のムササビのロッキーとヘラジカのブルウィンクルが現実世界へと呼び出される。



デ・ニーロの出演作で前から気になっていたが日本では劇場公開もソフト化もされていなくて。amazonの動画配信の中にあるのを見つけたので観た。

映画鑑賞といえばテレビ放送が主でごくたまに映画館に行って、でレンタルビデオが登場し(違法ながらお気に入りはダビングしまくって)、それを経て映画館に通う時代が今まで続いて、その間にレーザーディスクを買い集めたり、DVDを買い集めたりしてきて遂に動画配信に手を出してしまった。
動画配信が最終形態なのだろうか。動画配信の先には何が有るのでしょう。
映画館で映画を観る意味とは。IMAXだとか4DXだとかの付加価値をつけなければその意味は無くなってしまうのでしょうか。その分料金が割高になって映画館で映画を観る人が減少してしまうなんて事が起きなければいいですね。



アメリカでは興行的にはコケて批評的にはさんざんだったらしい。IMDBでの評価は10点満点で4.1。
なので期待はせずにデ・ニーロの黒歴史を見ておこうぐらいの気持ち。
そのデ・ニーロはドタバタギャグアニメの中の悪者のボス役を手を抜かずに堂々と演じていた。レネ・ルッソの悪女も良かった。
本作は2000年の作品でその頃の出演作に『アナライズ・ユー』や『ミート・ザ・ペアレンツ』が有るのでコメディ路線の中の1本という位置づけかもしれない。
正直2000年以降はキャリアが低迷していると言えなくも無く。その躓きが本作だったりするのかも。

自身のプロダクション、トライベッカでの制作でプロデューサーも兼ねているという事で力はかなり入っていた様子。『タクシードライバー』ネタで笑いを取りにいったり。

ジャニーン・ガロファロ、ジョン・グッドマン、ビリー・クリスタル、ウーピー・ゴールドバーグがゲスト出演でそこら辺にも力が入っていたのではとうかがえる。
ジョン・グッドマンとパイパー・ペラーボは『コヨーテ・アグリー』で父娘役を演じていてそのつながりでゲスト出演したのだろうか。

ディカプリオみたいなキャラクターが登場するがディカプリオ本人に一応オファーはしたんじゃないだろうか。それをディカプリオが無下に断ったのかも。と妄想。まあディカプリオならデ・ニーロからのオファーでも断るだろうなあ。とまた妄想。



ドタバタギャグアニメの2次元の世界と現実の3次元の世界がCG技術で融合という事で『ロジャーラビット』や『SPACE JAM』と同じ系の作品。
5月公開の『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!』も同じ系なのか?スポンジ・ボブはよく知らないが予告を見たら面白そう。

ドタバタギャグアニメとして本作のギャグは大爆笑できるというほどのものではなく、どっちかというとすべり気味ではあるものの、ロッキーとブルウィンクルのキャラクターに段々と愛着がわいてきてほのぼのギャグアニメとして楽しめた。



クライマックスでのサイバー空間の表現が現在でも十分に通用するものの様に思えて驚きだった。2000年ではかなりの最先端を行っていたんじゃないかと思ったがそうでもないのか。
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