ラスト・リベンジ [ラ行の映画]
『ラスト・リベンジ』
"DYING OF THE LIGHT" (2014・アメリカ・1h34)
監督・脚本 : ポール・シュレイダー
出演 : ニコラス・ケイジ、アントン・イェルチン、アレクサンダー・カリム、イレーヌ・ジャコブ
22年前に現場から事務職へと移動させられたCIAエージェント。現場への復帰を強く願うものの病によりCIAからも去らねばならなかったが、22年前に起きた出来事に関する人物を追い詰める事が男の愛国心となっていた。
22年間に及ぶ復讐劇。その間に双方が年齢を重ね体調に異変をきたしたりもする。お互いが時の流れの中で自然に朽ち果てる身でありながらそれでも復讐せずにはいられない。その虚しさが描かれている作品だったように思う。
ニコラス・ケイジ・メソッドが堪能できる作品。いつものあんな演技やこんな演技をするニコラス・ケイジが随所で見られて、それはそれで「よっ!待ってました!」的な感じで楽しくもある。
イレーヌ・ジャコブは名前だけは聞き覚えがあって、ヨーロッパの文芸作品のイメージでニコラス・ケイジ主演作品には縁は無さそうだと勝手に思っていた。
フィルモグラフィを見ると『追跡者』にも出ていた。
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