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牡蠣工場 [カ行の映画]



『牡蠣工場』
(2015・日本=アメリカ・2h25)
製作・監督・撮影・編集 : 想田和弘



岡山県牛窓(うしまど)の港。個人経営の小さな牡蠣工場が軒を連ねるが後継者の不在、働き手不足により工場の数は年々減り続けていた。それでも外国人労働者を取り入れ牡蠣工場の日々は続いていく。



地方都市にも否応なくグローバリズム化の波は押し寄せていてその波に乗らないと生き残ってはいけない。
グローバリズム化だとかIT化だとか現在はその過渡期にあってその波に乗りきれていない身としてはどうしたものかとなんとも身につまされる。

外国人労働者を受け入れる日本人側に苦労は有るけど、当然外国人の方にも苦労は有るわけで。見知らぬ土地で言葉もよく理解できずに慣れない仕事をして生活する。そういう事を果たして自分が出来るのかと考えてみれば出来る自信は無い。どうしたものか。どうしたものなのでしょう。サムバディヘルプミー。



ドキュメンタリー映画としては、はたらくおじさんはたらくおばさん系でそのお仕事の様子は飽きずに観ていられる。

観察映画というだけあって、画面に映る人たちが撮影されている事をそれほど意識していない様でごく自然な姿が見れるのもなんか楽しい。特には若社長のざっくばらんな奥さん。

途中意外なハプニングが有って、そのハプニングに遭われた方には失礼だけれども映画的には大変印象に残る場面となった。
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