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モヒカン故郷に帰る [マ行の映画]



『モヒカン故郷に帰る』
(2015・日本・2h05)
監督・脚本 : 沖田修一
出演 : 松田龍平、柄本明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大、小柴亮太



東京で売れないデスメタルバンドを続けている男が恋人との結婚と妊娠を報告するため7年振りに故郷の広島、戸鼻島へ帰郷する。久し振りに揃った家族に大事件が起きるが日々はいつもと同じ様に流れてゆく。



ネタバレ有。



死を扱いつつ感動押し付け作品になっていないのが良かった。
沖田監督の『横道世之介』では主人公の世之介が死ぬが、何故死ななければならないのかその意味が分からず、ただ物語を盛り上げるドラマ性のためだけに主人公を死なせたように思ってしまった。
本作はその事への答えだと思った。結局人はみんないつかは死ぬと。それが早いか遅いか、何某かの悲劇の末か天寿を全うするか、望まれたり惜しまれたりするかの差は有るけど、そんな特別な事ではなくて、誰しもが今いる日常と隣り合わせで死は存在するのだから過剰に恐れたり忌み嫌う必要は無いのだと。世之介も普通に生きて普通に死んだ。ただそれだけの事。
『横道世之介』についても腑に落ちた気がする。ただ、今の日本映画の風潮の死を感動を生み出す便利な道具みたいに安直に持ち出すのはやっぱり嫌い。そんなんで感動したくはない。



広島が舞台なので永ちゃんと広島東洋カープ(菊池選手)を全面推し。主人公の名前は永吉、弟はミスター赤ヘル山本浩二さんから浩二。

本作が公開された年にカープがセ・リーグ制覇。めでたい。「神ってる」はなんか嫌。
ほとんどプロ野球見なくなって選手がさっぱり分からなくなって、たまに見ても監督、コーチの方が分かるといった感じだけども。
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