スポットライト 世紀のスクープ [サ行の映画]
『スポットライト 世紀のスクープ』
"SPOTLIGHT" (2015・アメリカ・2h08)
監督・脚本 : トム・マッカーシー
出演 : マイケル・キートン、マーク・ラファロ、レイチェル・マクアダムス、ブライアン・ダーシー・ジェームズ、リーヴ・シュレイバー、ジョン・スラッテリー、スタンリー・トゥッチ、ビリー・クラダップ
カトリック教会の神父による未成年への性的虐待事件を追う事になったボストン・グローブ紙の新聞記者たち。粘り強い取材により真相が明らかになってゆくがそれを報道する事は教会の威厳を失墜させる事でもあった。
硬派な社会派作品で良かった。正義が日の目を見る、アメリカ、アメリカ映画の良心はまだ腐りきってはいなかった。
決して派手な作品ではなく。地道に取材を重ねて、壁にぶち当たりそれを乗り越えて、また壁にぶち当たる。それでも挫けずに正義を貫こうとする。
新聞、テレビがネットに駆逐されている現在においてはアナログ懐古趣味と言えなくもないのかもしれない。
だとしてもジャーナリズム精神が落ちぶれてはならないと。
未成年が被害者の事件で、その詳細を克明に描かれるのは観ていて辛過ぎるが、本作では記事を書く側にスポットを当てているので辛くは無かった。
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