高慢と偏見とゾンビ [カ行の映画]
『高慢と偏見とゾンビ』
"PRIDE + PREJUDICE + ZOMBIES" (2016・アメリカ・1h48)
監督・脚本 : バー・スティアーズ 製作 : ナタリー・ポートマン
出演 : リリー・ジェームズ、サム・ライリー、ジャック・ヒューストン、ベラ・ヒースコート、チャールズ・ダンス、レナ・ヘディ
イギリス古典文学『高慢と偏見』の世界にゾンビがいた。
原作は『高慢と偏見』の古典の文体の中にゾンビをぶち込んだ。という事らしい。という事が何かに書かれてあった様な気がする。
女性が自由に生きる事の難しい時代に自分らしく生きようとしたヒロイン。運命を感じた男とは勘違いから疎遠になってしまう。で、ゾンビ。
ゾンビとその時代の女性たちが対となっているのか。どちらも生きているのか死んでいるのか分からない状態。ヒロインはゾンビと戦う事で女性たちの置かれていた境遇と戦い、そして幸せを自分の手で掴み取る。
近年ゾンビ映画も様々に幅を広げているがその中でも珍しい格調高い文芸ゾンビ映画。単純にゾンビ映画を期待していたのでその点ではちょっと物足りなかった。
でもラストカットはとてもゾンビ映画らしくて良かった。映画は終わっちゃったけどあそこからがゾンビ映画としての本番だろうと思う。
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