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ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ [ハ行の映画]

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『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』
"GENIUS" (2015・イギリス・1h44)
製作・監督 : マイケル・グランデージ
出演 : コリン・ファース、ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、ローラ・リニー、ガイ・ピアース、ドミニク・ウェスト



大恐慌時代のニューヨーク。有名作家たちと数々の名作を作り出してきた名編集者パーキンズはまだ無名のトマス・ウルフの才能を認め共同作業によりデビュー作を作り上げる。



ネタバレ有。



コリン・ファースとジュード・ロウが良かった。特にジュード・ロウ。天才作家という人種を魅力たっぷりに演じていた。
そして天才であるが故に暴走しがちなトマス・ウルフをコリン・ファース演じる常識人パーキンズがしっかりと受け止める。
そんな二人が時にぶつかり合いながら共同作業で一つの作品を作り上げてゆく過程が面白かった。
トマス・ウルフが残した作品を読んだ事は無いし、これから読んでみようとは今の所思わないが本作での創作の過程を見て恐らくきっと名作なのだろうと思う。



トマス・ウルフの生涯についても知らなかった。最後ああいう事になるのは失礼ながら物語としては平凡に思えてしまう。
でも実際にそういう人生だったわけで。トマス・ウルフ自身はそういう人生を望んではいなかっただろうけど。そしてこの自分の半生が描かれた映画が有りがちな感動作として受け止められる事もトマス・ウルフは望んでいないんではないかと思う。



パーキンズはいつどんな時も帽子をかぶっていて。もしかして手塚治虫先生的な事なのかと思っていたけど、最後に帽子をとって、そういう事ではなかった。
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