パシフィック・ウォー [ハ行の映画]
『パシフィック・ウォー』
"USS INDIANAPOLIS: MEN OF COURAGE" (2016・アメリカ・2h09)
監督 : マリオ・ヴァン・ピーブルズ
出演 : ニコラス・ケイジ、トム・サイズモア、マット・ランター、ユタカ・タケウチ、ジェームズ・レマー、トーマス・ジェーン
1945年、太平洋戦争末期。アメリカ海軍巡洋艦インディアナポリスは極秘任務に就く。極秘のため単独行動を余儀なくされるが任務は遂行される。しかし指令により単独行動は続き、そのため対潜水艦装備を持たない巡洋艦は日本海軍潜水艦の攻撃を受け沈没してしまう。生き残った乗組員は海上を漂流し更なる危機に襲われる。
ネタバレ有。
ニコラス・ケイジがインディアナポリスの艦長を演じる。群像ドラマなので一人だけ目立つという事は無かった。しかし艦長には助かった後も過酷な試練が待っていた。
戦争、原爆、極秘任務、海上戦、漂流、サメ、救出劇、軍事裁判。内容は色々と盛り沢山ではあるものの、映画としてどこがヤマ場なのかと言えばどこにも無いのかと思う。
インディアナポリス乗組員はわずかな期間で歴史を作り数奇な運命を辿る。その全てがヤマ場と言えるのかもしれない。
マリオ・ヴァン・ピーブルズ監督という事で黒人兵士のエピソード(作家志望の兵士役は息子のマンデラ・ピーブルズ)もそれなりに有って、それが一番やりたかったんではないかとも思える。
『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』と同じく戦争中でもアメリカ国内はそんなに深刻ではなさそうな感じだった。
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